うっ、頭が……
パチンコに行くと体調が悪くなる、という経験をしたことはないでしょうか?
たとえば、つぎのようなものがあげられます。
- めまいや動悸、吐き気をもよおす
- 耳や頭が痛くなる
- 気分が悪くなる、気持ち悪くなる
そんななかでも当時(現在は引退)私が気になったのは「パチンコに行くと風邪をひく」ことでした。
ふだんは風邪なんてひかないのに、なぜかパチンコ店に行くとそうなる、なんてことがあるわけですよね。
風邪になると仕事に影響するのが嫌なんですよね
そこで本記事では、元従業員でもある私が、パチンコに行くと風邪を引く説を「5つの理由」から考えてみます。
さきほどあげた体調不良の原因もそれぞれ見ていくので、どうぞ“そうなる”まえにごらんください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコに行くと体調が悪くなる原因
まずは、冒頭であげた体調不良から見ていきます。
- めまい、動悸、吐き気
- 耳や頭が痛くなる
- 気分が悪くなる、気持ち悪くなる
どれもそれなりの理由はあると思いますし、じっさいに私も経験があります。
共通する部分もあると感じますが、それぞれ分けて見ていきましょう。
めまい
それでは「めまい」から。
これは、つぎのことが原因になる場合が多い気がします。
- 回転するリールなどを見つづけている
- 遊戯中に不安を感じる
- 椅子の高さがあっていない、音が大きすぎる
とくにこの「めまい」は、人によってかなり変わってくるように感じるので、すこしこまかく解説します。
回転するものを見つづけている
ぐるぐる回っているものを見ていると、めまいが起こることってありますよね?
たまにカレーを作ってても私は感じます
パチンコはつねに図柄が回転していますし、スロットもリールが毎ゲームそう。
これは、めまいが生じる代表的な要素、といえるかもしれません。
じっさいにめまい持ちの友人が、パチンコの図柄(回転)を見つづけていて、そうなったことは以前ありました。
遊戯中の不安
また、つぎのような各種の「不安」を感じることで、めまいが起こることもあります。
- 負けたらお金がなくなってしまう
- 台の間隔が狭くて「閉そく感」を感じる
- 当たりすぎて台から離れられない
こういった不安が引き金となって、めまいがでることがあるわけです。
これは不安障害(パニック障害・発作)が考えられます。その症状のひとつに「めまい」があります。
当たりまくっているときに(それでも不安で)気分が悪くなって、勝っているのに遊技を中断……。
そんなお客さんも、従業員時代に見たことがありました。
うっ、めまいがする……
その人も「めまい」の症状をうったえていたので、やはりこういったケースもあります。
椅子の高さと爆音
それから、椅子の高さがあっていないとか。
そんなことあるのか?
パチンコ店での話ではないですが、これ(椅子の高さでめまい)も私は経験しました。
あとは、忘れてはいけないのが、あの爆音ですよね。
めまいは耳(平衡感覚)が関係する場合も多いです。
大音響を聞きつづけることで耳がおかしくなってしまい、それで……ということもあるようですよ。
動悸、吐き気
つぎは「動悸、吐き気」について。
パチンコをすると「ドーパミン」という、快楽にかかわる脳内物質が分泌されることがわかっています。
これが出るとどうなるかというと、私たちは「興奮」した状態になります。
興奮するとなると……?
こんどは、胸がドキドキしてきますよね?
このレベルが高まったのが「動悸」です。
それから、興奮・緊張で「動悸」レベルがさらに上がっていくと、
- 「冷や汗」をかく
- 「吐き気」をもよおす
こういった異常もでてくるようになります。
ちなみに、これも私は経験しました
そのときは、どこからもお金が借りられなくなって「家賃」を賭けていたときでした。
まさに「パチンカス」といえる時代の話です。
耳や頭が痛い、気分が悪い、気持ち悪い
のこりは一気にいきましょう。
耳や頭が痛くなるのは、つぎのものが原因と考えられます。
- 音が大きすぎる
- 隣の台の音がとくにうるさい(ストレス)
- 液晶画面を見つづけている
パチンコ店は私たちに冷静な判断をさせないようにするためか、すべての音量が大きめに設定されています。
あれを耳栓なしで聞いていれば、そりゃあ耳も頭も痛くなるってものです。
隣の台が出まくっていて、耳に刺さるような高音が聞こえてくれば、ストレスもたまることでしょう。
ストレスでも耳や頭は痛くなりますからね
それから、これはPC・スマホなどでも起こりますが、液晶画面を見つづけていると頭が痛くなることがあります。
パチンコ・パチスロもそれとおなじ話。
気持ち悪くなる、気分が悪くなるのは、ここまで見てきたとおり、
- めまい、動悸、吐き気
- 耳が痛い、頭が痛い
- 極度の興奮、緊張、ストレス
こういったものが複合すれば、人によっては簡単になります。
パチンコの光が原因で倒れる人もいます(光過敏性発作)。
そんなわけですからパチンコ店は、まあ不健康な場所だといえるでしょう。
これらの対策としては、「①適度な休憩、②耳栓、③病院に行く」などがあります。めまいは薬を飲むだけで改善することもあるので、どうしてものときはそれもありかもしれません。
パチンコに行くと風邪をひく説(5つの理由)
それでは、ここからは本題でもある「風邪をひく説」について見ていきましょう。
いや、風邪くらいよくないですか?
と、思われるかもしれませんが、場合によっては風邪で人は死にます。
たいした数字ではないのはたしかでしょう。
でも、パチンコ店にいる私たちは、皮肉にもその死亡率(0.0015%/65536分の1)をがんばって引こうとしたりもしています。
それ以上に、風邪を引くと頭がまわらなくなって、その後に影響がでてくるわけですよね。
それが最大のリスクだな
ということで以下、私が考える「パチンコに行くと風邪をひく説」の理由です。
一気にどうぞ!
1. 体調不良の人がたくさん来る
パチンコ店には、体調が悪くても来る人が多いです。
- 休み中の「寝て食べて」の生活に飽きてきた
- 家にいてもやることがない
- 完全に回復したわけじゃないけどパチンコはしたい
風邪などで仕事を数日間休める(ふだんは休めない日に休める)なんて、めったにない貴重な機会です。
そう、朝からパチンコに行ける「チャンス」ですよね。
となると、体調不良をおしてでも行きたいと、パチンコが好きな人は思うようになってくるのです。
じっさいに私もそうでしたからね
手足が骨折していてでも、来る人はふつうに来ます。
インフルエンザなどで「家にいろ」といわれていても、行く人はパチンコに行くのです。
でも、咳やくしゃみをしてる人は見ないし……
そう思うかもしれませんが、それはパチンコ店の爆音によってかき消されているだけ。
私たちが思っている以上に、パチンコ店には体調不良の人は多いのです。
で、こういった人が、ほかの人に風邪をうつすわけですね。
2. 手を洗わない人も多い
これは男性に多い気がしますが、パチンコ店に滞在中は、あまり手を洗わない人も多いです。
とくにスロットの場合、メダルで手がすぐによごれるので、「最後だけでいいか」と思うのかもしれません。
そんなわけで、トイレにいっても、手を洗わずに遊技を続行する人はそうします。
咳やくしゃみを手でおさえてもですよね
風邪を引いている人が「手を洗わない人」だった場合、やはりここでも、べつの人にうつる可能性は上がるといえるでしょう。
全国2000人に対しておこなわれた調査では、家庭でのトイレ後に手を洗わない人の割合は「15.4%」だったという結果もあります。(参考:消費者の手洗い等に関する実態調査について〔pdf〕)
3. 台の清掃は基本水拭きのみ
台の清掃(いわゆる台掃)は、基本「水拭きのみ」です。
パチンコ・スロット台には、つぎのものがまじり、
- 玉やメダルのよごれ
- お客さんの手汗・あぶら
筐体のハンドルやレバー、ボタンなどに付着します。
そのため、基本的にお客さんが席を立ったあとは、従業員が台を掃除することになっています。
ただ、この掃除というのは、基本は水でしめらせた雑巾で拭くだけで、渇いてきたらまた水でぬらして使うだけ。
従来はこれでしたね
もちろん最近は、アルコール消毒のお店も増えてきていると思います。
でも清掃は従来の方法で、風邪を引いている人がいるとなると、以下のループが発生する可能性があります。
- 風邪をひいた人が遊技していた台を従業員が掃除する
- 風邪のウイルスが付着した雑巾でべつの台を掃除する
- 関係のない台にまで風邪のウイルスが付着する
風邪のウイルスがどれだけ生き残るのかハッキリしません。
ただ、インフルエンザの場合は「2~8時間は生存する」という報告もあるので、個人的にはこの「台掃」も気になるところです。
4. 玉とメダルは循環する
玉・メダルの循環も「風邪をひく説」に関係がある気がします。
パチンコの場合、打ち出された玉というのは、
- 店全体
- 島単位
このどちらかで(回収レーンによって)集められ、洗浄後にふたたび台にもどる仕組みとなっています。
しかし、スロットの場合はそうではありません。
メダルは筐体内で集められ、それがそのまま出玉として放出される仕組みとなっています。
メダルが洗浄されるのは、「①筐体内からあふれた(回収された)ぶんを洗浄機に入れるとき、②交換で出玉が計測器(洗浄機に直結)に流されたとき」などです。
つまり、風邪を引いている人がスロットを打っている場合、
- 風邪を引いている人が使ったメダルにウイルスが付着
- 筐体内にウイルスがついたメダルがたまる
- 払い出されたそのメダルにべつの人がふれる
こういったことで、風邪がうつる可能性も考えられます。
風邪をひいている人が台移動をしまくる「乱れ打ち」をした場合、いくつかのスロット台は「保菌箱」となってしまうかもしれません。
5. 換気問題と湿度の低さ
パチンコ店の換気状況も気になるところでしょう。
パチンコ店は音漏れをふせぐためにも基本はしめ切っていて、エアコンがフル稼働しています。
店内は快適に遊技できる「やや涼しい」くらいの温度が保たれ、空気は乾燥しています。
それがなにを意味するか……
風邪などのウイルスが蔓延する条件としては都合がいいということです。
インフルエンザをはじめとしたウイルスが好む環境は「寒冷乾燥」。
エアコンをフル稼働させると、空気が乾燥するため湿度が下がり、風邪ウイルスは元気になる可能性があるのです。
あくまで私個人の考えです
もともとタバコの煙対策から、パチンコ店の換気性能は高いことが知られていました。
近年は空気清浄機を導入する店舗もあるなど、この換気問題には力を入れているお店も多いと聞きます。
ただ、小規模の店舗はそうではなかったりもするので、個人的にはこれも「風邪をひく説」に関係がある気がします。
今回のまとめ
- パチンコに行くと体調が悪くなることがある
- 風邪をひく説もある
- 体調不良の究極系はギャンブル依存症?
パチンコは楽しい遊びでもあるので、体調が悪くても行ってしまいますし、当時は私もそうでした。
耳栓とバファリンを常備してました
では、冒頭でもふれましたが、そんな私はなぜ「引退」したのか?
これは、パチンコをやりすぎて依存症になってしまい、やめられなくなってしまったからです。
パチンコ・パチスロが持つ中毒性は高く、やりつづけていると、抜け出せなくなってしまうことも多々あります。
ギャンブル依存者は、だれもがきっと、おなじ段階を踏んできたことと私は思います。
そんなわけで、体調が悪くなるの究極系は「ギャンブル依存症」だと思うので、これにもご注意ください。
すでに「やめたい」と思ったことが何度もあるのなら、それは危険信号かもしれませんよ。
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