パチンコにはもう二度と行かない……
そう強く心に誓っても、早ければ、その日の夜からまた行きたくなってきます。
気がつけば、数日後にはもう、パチンコ・スロットを打ってしまっているんだよな
そんな状態でも、まだ手はあります。パチンコをやめる方法を、元依存症の私は知っています。
- 依存症者もやめたパチンコを辞める11の方法
- ひとりではパチンコをやめられないときのより強力な方法とは?
- 「パチンコをやめたい」を実現させる考え方も補足
私はかつて、10年以上もパチンコ・スロットをやめられなかった、重度のギャンブル依存症者でした。
いくらパチンコをやめる決心をしてもダメ。
「行きたいな」と思ったつぎの瞬間にはもう家を飛び出していた、なんてことはくさるほどありました。
多重債務におちいろうが、仕事をクビになろうが、大切な人との仲を引き裂かれようが、気づけばいつもパチンコ店にいました。
しかしそんな私でも、パチンコをやめることができたのです!
この記事では、私が実践してきたパチンコの辞め方のなかでも、
- とくに効果があったと感じた方法
これを、ひとりでもできるものに厳選してお話しします。
「パチンコはもうやめよう、やめる」かならずやそのお気持ちの力になれるはずです。
ひとりではむずかしいときの対策や、「パチンコをやめたい」の手助けになる考え方も紹介するので、どうぞ順番にごらんください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコ・スロットのやめ方11選(一人でもできる)
この記事で紹介するのは、「ひとりでもできて、すぐにはじめられる」パチンコのやめ方です。
パチンコをやめる方法には、自分ひとりでできる方法以外にも、
- 家族
- 専門機関・自助グループ
など、人の助けを借りる方法もあります。
ただ、自分だけの力でパチンコをやめることができれば、それに越したことはないですよね。
そんな理由からの「一人でもできる」です
またこの「11の方法」は、実践しやすい順番にならべてあります。
話を読んでいて、今できると思ったことは今すぐにしてしまうようにしてください。
あとでもお話ししますが、パチンコをやめるには、これまでの(やめられなかった)生活習慣を変えるのは必須となります。
やめたいと思っているだけでやめられるほど、パチンコをやめるのは簡単ではありません。
だから、「これは今できそう」と思ったものは、すこし手を止めてでもやってみるようにしてくれよな
では、見方のポイントもわかったところで、さっそく「自分だけでできるパチンコのやめ方」を見ていきましょう!
ちなみに、人の助けを借りてパチンコをやめる方法には、つぎのようなものがあります。
- パチンコ店を出禁になる(そういうプログラムがある)
- 電話相談(パチンコ店に貼ってあるピンク色のポスター)を利用する
- オンラインの対面相談で話を聞いてもらう
- 自助グループの会合(当事者が集まって話をしたり聞いたりする)に参加する
- 都道府県の相談窓口を利用する
- 病院での集団治療プログラムも考える
あとで補足しますが、他者の助けを借りれば不可能も可能になります。
自分ひとりでパチンコをやめるのがむずかしいときは、これらも積極的に活用していくようにしてください。
1. パチンコ・パチスロ店について知る
そもそもの話、パチンコ・スロットとはいったいなんなのか?
これを知ることで、パチンコへの依存が弱まることがあるので、まずはその存在から見ていきましょう。
いきなりですが、厳密にいうとパチンコ・パチスロはギャンブルではありません。
日本では、
- 競馬・競艇
- 宝くじ
といった「公営賭博」以外は違法になります。
ですから、公営でないパチンコ店は、ギャンブルという扱いにはなっていないのです。
実際はギャンブルなのに、だな
では、なぜパチンコ店では「いくら勝った、負けた」ということが認められているのか?
それは「三点方式」とよばれる、一種の抜け道のような方式が採られているからにほかなりません。
三点方式
三点方式とはパチンコ店の営業形態のことをいい、具体的には以下の仕組みとなっています。
- パチンコ店に来たお客さんは現金で出玉を借り、増やした出玉は特殊景品(ゴールドなど)に交換される
- パチンコ店の近所で営業している景品交換所(買取所)が、お客さんが持ってきた特殊景品を買い取る
- 景品交換所で交換された特殊景品は、景品問屋(卸業者)によって買い取られ、パチンコ店におろされる
勝ったときにもらえる景品は、「①パチンコ店、②景品交換所、③景品問屋」の3業者を経由する。
このためパチンコ店は、直接換金をおこなっているわけではない。
よって、パチンコ・パチスロは賭博(ギャンブル)ではない、ということになるわけです。
なにを言っているんだ……?
そう思われるかもしれません。
しかし日本のパチンコ店は、このような営業をおこなっていて、それが国に認められているのです。
もしかすると今後、この三点方式が禁止・廃止になることもあるかもしれませんが、
そうなったとしても、代替案が出てくるだけでしょう
パチンコ・パチスロ台が、さまざまな規制をかいくぐっているようにです。
ちなみにパチンコ店でのアルバイト時代に、つぎのことがよくありました。
- 特殊景品が足りなくなったので、景品交換所に行ってもらってくる
もはや景品問屋も関係ないですよね。じつはウラではこのように、三点方式の建前すら守られていないこともあります。
パチンコ店を取り巻く環境の変化
またパチンコ店を取り巻く環境は、このところ急激に変化してきています。
かつては30兆円規模といわれていた市場規模は、半減するほどまでに縮小し、
- スマート機器などへの設備投資でどこもカツカツ
- 止まらない閉店(推移:MAX約1万8000軒 → 6000軒台※)
- 遊技人口も激減(推移:MAX3000万人 → 約800万人)
など、パチンコ店はシャレにならないほど苦しい境地に立たされています。
でも、それ以上に苦しい人がいるわけですよね?
そう、お店の経営を支えるために負担が(急激に)増えている、「パチンコをやめたくてもやめられない私たち遊技者」です!
どうでしょう?
なんだ、いままで大切なお金をつぎ込んできたのはこんなところだったのか。そりゃ勝てないわけだよ
と、パチンコ店について調べていくと、一歩引いた目線で見ることができるようにもなります。
パチンコ店について知れば知るほどバカらしくなってきて、いつのまにかやめられた
というのはよく聞く話です。
も、当ブログでくわしく解説してあるので、あとで見てみてください。
ただし、ほかでパチンコ関係のことを調べるさいは、新台情報などのよけいな情報には注意してくださいね。
2. 欲しいものリストを作成する
では、ここからは実践的な方法です
通販サイトなどで、以下のものを片っ端からリストアップしていき、
- いま欲しいもの
- 欲しかったもの
パチンコに行きたくなったら好きなものを購入する、という方法は有効です。
購入するものの金額は、パチンコ店で使う金額と同等か、それ以下になるようにするのがポイントです。
で、この方法ではなにが起きるんだ?
ズバリ、パチンコに行きたい欲求や衝動を抑えられるようになります。
正当な価格の商品を、正当な金額を払って交換する
そうすることで、本来正しくあるべきお金の使い方(=パチンコは異常)を確認できるようになります。
さらに、この方法のメリットはそれだけではありません。
正しいお金の使い方を確認できると同時に、購買欲を満たすことでも、パチンコへの欲求を抑えられるのです!
パチンコで1回に使う金額は、はっきりいって、遊技の範囲を軽く超えています
あれは「正当な価格というには難がある」ので、きちんとしたものにお金を使うようにしましょう。
正当な価格の支払いで「待った」がかかる
ところで、こんな経験はないでしょうか?
- その日はパチンコの前にどうしても買い物をする必要があった
- 手早く食べられる、ワンコイン程度のお昼でも食べてから出撃するか
- さて、腹ごしらえもすませたところで、いよいよパチンコ店へ……!
と、なったときにふと思うのです。
なんだか欲しいものも買えたし、お昼もおいしかったし、パチンコには行かなくてもよくなってきたな……
これは「抑え」が発生していますよね?
このように、正当なお金の使い方で欲求が満たされると、パチンコへの衝動に「待った」がかかります。
そしてこれをつづけるうちに、その「待った」はしだいに大きくなっていき、ギャンブル行為への抑止力となっていくのです。
まだためしたことがないなら、実践してみてくれ
ふだんから使用している通販サイト、たとえば、
などで、欲しいものリストを作成してみてください。
部屋着とか、いいヒゲ剃りだとか、思いついたものは遠慮なしにどんどん追加していってみましょう。
モノを買ういちばん効果的なタイミングは、パチンコに行きたいと考えているとき(休日の朝など)です。が、いま買うのもありです。とにかく最初の一歩を踏みだすのが大事なので、「欲しいものはお金をだして買う」クセをつけていきましょう。
ただし、この方法を実践するときは、つぎのことには注意です
- 「こんどは買い物に依存して逆に出費が増えてしまった」
なんてことにはならないように、ですね。
買い物は、自身の収入や支出に合った、適切なお金の使い方を心がけるのが大切です。
3. 家計簿をつける
きょうから家計簿をつけるようにしましょう。
これをすることによっても、パチンコで狂った金銭感覚を元にもどせるからです。
ギャンブルへの依存がある当事者は、じつはかなり倹約家が多いといいます。
それにはこんな理由があります。
- ふだんの出費は切り詰め、余ったお金をギャンブルにあてるから
- 生活を圧迫するほど負けているので、節約生活に慣れているから
- ギャンブル以外にお金を使う用途がない(それ以外に興味がない)から
では、なぜ私たちは、パチンコとなると「浪費家」になってしまうのか?
じつはこれ、脳が関係しています
パチンコに依存すると脳が変化してしまい、ギャンブル以外には脳が反応しにくくなる……。
ところが、なんとギャンブルに関することだけには、脳が異常に反応するようになってしまっているのです。
これは研究で明らかになっているぞ
左がギャンブル依存症者で右が健常者です。ギャンブル依存症の人は、ギャンブル以外のことへの刺激に脳が反応しづらくなっています。
だからこそ、私たちの出費の大半は、パチンコなどのギャンブルとなってしまうのですね。
おまけに高レートにも慣れてしまって、そこ(パチンコ)だけ金銭感覚がおかしくなっているのです。
そこで、毎月の出費をすべて家計簿につけることで、 金銭感覚を通常の状態にもどしていきます。
- 自分が毎月いくらで生活していて
- 毎月いくらパチンコに使っていたのか
これらを数字であらわすことで、どれだけパチンコの出費が異常かを知るのです。
ポイントはジュース1本まで(出費のすべて)を家計簿につけることです
じっさいにやってみると、
- いかに食費や交際費が安いか
- いかに生活のほぼすべてをパチンコに注ぎ込んできたか
これらを知ることができます。
あわせて、パチンコに行ってしまった場合は、その収支結果も記録していくと効果的ですよ。
目を背けたくなるような負けでも、きちんと記録しておきましょう。あとで見返したときに反省できる材料になります。
また家計簿はアプリが便利で、私は「Zaim」というものを使っていました。無料で使えるのでおすすめです。
4. 硬貨だけで(キャッシュレスで)生活する
必要最低限の出費(家賃・光熱費等)をすませたら、残りのお金はすべて500円玉などに替えてしまい、あとは硬貨だけで生活する方法です。
ふだんの生活で大きな買い物や出費はほとんどない、なんてことはないですか?
これは、私たちに共通することではないでしょうか
なぜなら、さきのとおりで、余剰となった生活費のほぼすべてがパチンコに消えているから。
それだったら、べつにお札がなくてもなんとかなりそうですよね?
この方法を駆使すれば、500円玉では出玉を借りられなくなるので、(両替でもしないかぎりは)パチンコに行けなくなります。
しかしお金がないわけではないので、生活はじゅうぶんに保障されると。
買い物での金額が3000円前後にもなると、支払いが恥ずかしく感じるデメリットもたしかにあります。
けれども、
どうしてこんな屈辱的な思いをしなければならないんだ……
と考えると、その怒りの感情が、禁パチンコを継続させる力に変わることもあるのです。
これは逆に、メリットととらえていきましょう!
怒りや苦しみといった負の感情は、原動力としてひじょうに強力です。
もちろん、パチンコをやめることができた未来や希望といった、正の感情を原動力にできればなおよしですよ。
追記:近年は硬貨への両替に手数料がとられるようになってきて、この方法も使いにくくなってきました。
そこでおすすめなのが「デビットカード」と併用する方法です。
デビットカードというのはだな、
簡単にいうと、利用分が「口座から即引き落としされる」クレジットカードです。
「UFJ・みずほ・ゆうちょ」など、大手銀行ならどこも年会費無料で発行してもらえます。
500円玉はだいたい10枚までは無料で両替できるので、
- 現金は500円玉のみ×ほかの支払いはデビットカード
こうすることで、硬貨生活でのデメリット(両替手数料、支払いが多いと恥ずかしい)をおぎなって、お札を持たない生活ができますよ。
ふだん使いの銀行で取扱いがあれば、HPに申し込みフォームはあるはずなので、こちらも確認してみてください。
パチンコでの借金がある方へ
パチンコが原因で、消費者金融などから借金をしていませんか?
この硬貨生活は、返済があると自分を追い込むことになってしまうなど、借金があるとうまくいかないことがあります。
というより、パチンコをやめること自体がむずかしくなってしまいます
ですから、借金がある場合は、これもいまから解決させる意識を持つようにしましょう。
ちなみに借金があると、どうして硬貨生活もパチンコをやめるのも難しくなるんだ?
これは、パチンコをしていたときよりも逆に生活が苦しくなる、ということが起きてしまうからです。
なぜパチンコをやめた生活の方が苦しいのか?
パチンコでの借金があるなら、これまでつぎのことをしてきたのではないかと思います。
- 勝ったお金で遊ぶ
- 勝ったお金で返済を進める
そこでパチンコに行かなくなれば、「勝ったお金で遊ぶ」ができなくなりますよね?
「パチンコに行く」唯一の楽しみもなくなって、息抜きができなくなるので、逆に生活が苦しくなるのです。
お金も使えず、キャッシュレス生活はただしんどいだけになってしまうでしょう。
そうして、キツい返済生活でストレスが爆発してしまえばどうなるか?
- ガマンの限界 → パチンコ通いは復活 → 返していた借金もまた増える
このように、またお金を借りてしまって、パチンコをやめるのも失敗してしまうのです。
当時の私は、合計3社から120万円の借金がありました。
そんな感じで失敗をくり返してきた結果、ちりも積もればで、100万円以上もの利息を払ってきました
ですから借金があっても、あまりムリはせず、きちんと息抜きはするようにしましょう。
返済をうまく進めるためにも、毎月ある程度は好きなことにお金を使うってことだな
借金がなくなれば、これまでガマンしてきた使いたいことにお金を使えるようになります。
お金を大切にできるようになるので、それだけでパチンコに行く気が失せるようにもなれますよ。
仕事は増やさないでOK。返済だけラクにする方法
(いまの収入では返済がツラいときはこんな方法があります。借金の一部を払わなくてよくしてもらうのです)
ただ、借金の原因がパチンコだと、仕事の稼ぎを大きく超えてお金を借りてしまいます。
その結果、つぎのようなことになってしまって、
- いまの収入では返済をうまく進められない
- 仕事を増やすのは休みもなくなるので難しい
- 借金の額が多すぎて完済のめどが立たない
正直「息抜きできる余裕なんてないし、完済できるビジョンも見えない」ということもあるのではないでしょうか?
借金を完済できるのはいったい何年後になるんだ……
そのように、さきが見えないことでもパチンコに行きたくなって、うまくいかないことも多かったのではないかと思います。
でも、そんなときでも安心してほしい
じつは、収入はそのままでも、返済だけをラクにすることはできるからです。
ようは借金を減らす方法があるのです。
- 払いすぎた利息を返してもらう
- 利息カットで元本だけにしてもらう【一番多く利用されている手段】
借金はすべて自力で返さなくてもすむ手段があります。
まず、払いすぎた利息のことを「過払い金」といいますが、これがあれば借金自体を減らせます。
ただし、過払い金の発生は2010年以前から借金をしている場合で、現在はあまり期待できません
そこで使えるのが、毎年多くの人が利用している「利息のカット」です。
利息をカットできれば、以下のようにして、返済状況を大きく変えることができますよ。
高額な利息をカット
借入 | 金利 | 返済 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|---|
135万円 | 18%→0 | 2.5万円 | 110回→54回 | 138万308円→0円 |
借金が135万円あっても、利息をカットできれば、毎月の返済は2.5万円でOKにできます。
その返済額だと、本来なら完済までに9年はかかってしまうのですが、これも半分以下に短縮。
払うはずだった140万円近い利息もゼロ、と、返済が元本だけになるとそれくらい月々の支払いはラクになるのです。
もちろん、返済額を上げればもっと早く完済させることもできます!
毎月払ってきたうん万円の利息が今後はすべてナシになる。
となれば、余ったお金で好きに息抜きもできますし、完済までのビジョンも見えてきますよね?
これが、仕事は増やさずに返済だけをラクにする方法です。
なるほど。それで、どこでそんなことができるんだ?
返済をラクにしたいときは、無料の借金減額診断
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そこで減らせるとわかって希望すれば、自宅にいながら、利息のカットをやってもらうこともできますよ。
借金を完済できれば、ほんとうになんだってできるようになります。
つぎのように、生活どころか人生までもが変わっていくので、
- お金がないせいでできない、と諦めてきたことができるようになる
- 貯金もできるし、働いて稼いだお金をパチンコで溶かしたくなくなる
- 自分以外の人(家族や恋人)のためにもお金を使いたいと思えるようになる
最短での完済を目指したいときは、借金を減らす方法も考えてみましょう。
パチンコをやめれば、ほかのことにお金を使いたくなるので、毎月の負担は減らせるに越したことはないですよ。
その利息カットをやってもらうのも無料なんですか?
というと、業務を依頼するときにかぎり、金融業者1社につき5万円ほどの費用がかかりますが、これも大丈夫。
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「教えてもらったからには契約しないといけないんじゃ?」
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私も聞いたことはありますが、ふつうに教えてもらえました。聞くだけも全然OKです
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診断は1分でできます。メールアドレスと電話番号だけ必要になりますが、これはヒアリングを通して詳しい結果を出すためです。もちろん、診断・相談以外で個人情報が使われることはないので安心してください。
5. パチンコ店への経路を使わない
パチンコ店への経路を、きょうから使わないようにしましょう。
パチンコをするなら、マイホ(マイホール)、ようは行きつけのお店は最低でも1軒はありますよね?
そのお店に行く方法は、
- 徒歩、自転車、どうせ勝つからとタクシー
など、いろいろですが、行きつけのお店に行くさいは、おそらく「ほぼ毎回・おなじ経路」をたどっているのではないでしょうか?
それになにか問題があるのか?
これは大問題です。
おなじ道を使うことにより、パチンコに行く用事がないとき(仕事に行くなど)でも、「フラッシュバック」が起きてしまうことがあるからです!
フラッシュバック
フラッシュバックとは、つぎようなことをいいます。
- 薬物などを使用した感覚が突如として再現されること
- 過去の強烈なトラウマ体験が、なんらかのきっかけによって鮮明によみがえること
そして、この「フラッシュバック」は、ギャンブル依存においても起こりえます。
買い物や仕事に行くさい、ふだんパチンコ店へ向かう経路を使ったときのことを思い出してみてください。
以下のようなものが、 無意識のうちによみがえってきたことはないでしょうか?
- 朝から意気揚々とパチンコ店に向かっているときの高揚感
- パチンコ店での演出・引き・出玉などによって引き起こされる興奮
そして気づけば、頭のなかでは、パチンコのことばかり考えはじめてしまっているのです。
こないだの展開はアツかったよ
でもあそこで、アレを引けていれば……
なんだかパチンコに行きたくなってきたな……。
この現象は、パチンコ店に行く経路(景色)がきっかけとなってフラッシュバックが起きた、といえるのではないでしょうか。
さらにこのとき、私たちの脳内でも問題は起きています。
- 「パチンコに行きたい」によって、脳内ではドーパミンという“快楽”物質が分泌され、パチンコへの衝動は加速する
- じっさいに遊技をしてしまえば、それに加えて、β-エンドルフィン(いわゆる脳内麻薬)までもが分泌される
さきのとおりで、ギャンブル依存症になると脳が変化するといわれています。
私たちに「ギャンブル行為をして快感を得るんだ」と、脳から指令が出るようになってしまっているのですね。
これが「やめたくてもやめられなくなる」理由の根本だな
私たちは脳に爆弾を埋め込まれている
フラッシュバックについてまとめます。
私たちがふだん使うパチンコ店へのルートは、パチンコ体験を呼び覚まし、フラッシュバックを引き起こす。
ようは、パチンコ店へと向かう経路自体が、
- 意志とは関係なく
- パチンコ店へと歩を進めさせる起爆剤として
私たちの脳に記憶されてしまっている、ということなのです。
パチンコ店への経路を日常的に使うのは、「ギャンブル衝動」という爆弾が埋まっている地雷原を、はだしで歩くようなもの。
多少不便ですが、回り道になってでも、
- パチンコ店への経路
- パチンコ店がある通り
これらの使用は避けたほうがいいでしょう。
パチンコをしたい衝動が起きるのを回避するためにです。
6. パチンコ関連の情報を徹底的に遮断する
パチンコに関連するものを見たり聞いたりすることは、すべてがパチンコ体験の「フラッシュバック」となる危険性があります。
よって、パチンコに行きたくなる衝動を起こさせないためにも、パチンコに関連する情報は徹底的に遮断しましょう。
パチンコ関連の情報を遮断する方法には、おもに以下のようなものがあります。
- 新台情報やYouTubeでの試打・実践動画を見ない【重要】
- パチンコ・パチスロのアプリやゲームをやらない
- パチンコ店の公式サイトやデータサイトは見ない【重要】
- 友人などとパチンコ関係の話をしない(近づかない)
- アニメやゲーム(とくにタイアップ系)と距離を置く
ようするに、パチンコ・パチスロを連想させる情報には、いっさいふれないようにするということです。
とはいえ、パチンコを連想させるものを完全にシャットアウトするのは、ひじょうにむずかしい。
たとえば、テレビでアニメを見ていて、キャラクターがオーラをまとっている映像を見ただけでも、行きたくなることはあります。
参考画像
パチンコ・パチスロは、タイアップしたものが多く、それらのいち場面が「パチンコの演出を連想させる」ことがあるからです。
パチンコ関連の情報を完全に遮断しようとすると、信号機でさえも見られなくなってしまう場合もあるでしょう。
「青 → 黄色 → 赤」ですね
家から出られないどころか、テレビもつけられなくなってしまい、文字どおりなにもできなくなってしまいます。
そこで、まずはできる範囲からパチンコの情報を遮断してみてください。
効果的なのは、パチンコと直結するような、試打・実践動画、データサイト、アプリなどの遮断。
できる範囲の情報を「徹底的に」遮断することで、パチンコに行きたくなる衝動を起こしにくくできますよ。
- 実践動画を見て打った気になる(それで満足感を得られて行かないですむ)
という方法も聞きますが、これは「間違った方法」だと私は考えています。自分で打ちたくなるだけなので注意しましょう。
またYouTubeでパチンコ動画がおすすめにでてくる場合は、以下の方法で非表示にできます。
- 設定/履歴から視聴履歴をすべて削除する(検索履歴の削除もできる)
- それでも出てくるものは動画の「︙」ボタンから「興味なし or チャンネルをおすすめに表示しない」を選択する
基本的に履歴を参照して関連動画がでてくるので、まずは①をためしてみてください。
7. パチンコ店の会員カードはすべて破棄する
パチンコ店の会員カードがあるなら、それを“いますぐに”破棄しましょう。
パチンコ店では、会員カードがあると、さまざまな特典を受けられます。
それに、台移動ができないお店なんかは、これがあれば移動できるようになるので、
- 行きつけのパチンコ店
- 何度か行ったことがあるパチンコ店
など、すでに会員カードは何枚かあるのではないかと思います。
しかしこれらも、持っているだけでパチンコに行きたくなる要因になるので、一刻も早く破棄する必要があります。
数枚、十数枚の貯玉があっても破棄してしまいましょう。
数十円、数百円がもったいないから景品と交換だけ……
と思っていると、それが数万円、数十万円の損失を生み出すことになります。
また、来店ポイントなどがたまっている場合も同様です。
「あと何ポイントで景品と交換できるから」と思うのなら、お金を出して、欲しい景品とおなじものを購入したほうがいいですよ。
これも「欲しいものリスト」に入れておいたほうがいいな
パチンコ店の会員カードは真っぷたつに割って、すべてゴミ箱に捨ててしまいましょう!
近年は大景品廃止により、余り玉が最大で2000円未満になるようになってきました。会員カードなしではまともに遊べる状況ではありません。だからこそパチンコをやめるなら会員カードを捨てるのは大事です。残しておけばいずれまた絶対に行くので、いまここで会員カードは破棄しましょう。
8. キャッシュカードを破壊する
キャッシュカードをみずから破棄し、(お金をおろすのを)通帳だけにすることで、パチンコ店に行くのをふせぐ方法です。
大手の銀行では、通帳のみでのATM引き出しはできないところが多いです。
そのため、お金をおろそうと思えば、窓口の営業時間中に、通帳と印鑑を持って行かなければなりません。
つまり、途中でお金が足りなくなっても、
時間帯によっては追加でお金をおろすことができなくなる
こうなるので、まずは所持金以上に負けることはなくなります。
おまけに、
いつお金が足りなくなるかわからないなら……
と、使える金額に制限がかかることで、パチンコ店に行くことへの抑止力も生まれます。
パチンコで勝負中、お金が足りなくなりそうなのに引き出せない(途中で中断せざるをえない)のは、かなりつらいですよね。
お金が足りなくなったらどうしよう
といった思考が、パチンコ店に行く前に頭をよぎれば、「やっぱり行くのはやめておこうかな」と考えをあらためるきっかけにもなります。
まだ実践したことがなければ、いちどは試してみる価値はあるでしょう。
ただし、消費者金融のキャッシュカードなどを持っていてはなんの意味もありません。
効果を最大限に発揮させるには、そういったカードもすべて破棄するか、借金がある場合は完済後に解約する必要が出てきます。
ここでもデビットカードは活躍します。つぎの理由があるからです。
- パチンコ店ではカードで出玉を借りることはできない
- キャッシュ機能なしのデビットカードなら、ATMからの引き出しもできない
キャッシュカードなしでも生活していけます。カード類はデビットだけにしたら最強ですね。
9. 自作の禁パチ・禁スロカウンターを作る
日めくり式の禁パチンコカウンターを自分で作り、それを毎日1枚ずつめくっていく方法です。
禁パチカウンターの作り方はとても簡単。
100均などでメモ帳を購入してきたら、メモの部分を3等分に切って、それぞれのページに「0~9」までの数字を記入するだけです。
完成すると、このような感じとなります。
アプリなどの自動カウンターを使うのではなく、毎日パチンコに行かなかった自分の努力を褒めながらめくるのがいいでしょう。
私の経験上、このカウンターは、とくに30日を超えてから強い効果を発揮するようになります。
ほんとうに行っていいのか……?
ダメだ、いままでためたカウンターが無駄になってしまう……
こんな感じです。
ある程度カウンターの日数がたまってくると、パチンコに行きたくなったとき、禁を破ろうとしている自分をいましめる声が聞こえるようになるのです。
いきなり30日間もパチンコ店に行かない、というのは、かなりむずかしいです。
ですから、まずは最初の1週間、つづけて2週間を目標に、これもきょうからカウントをはじめてみてください。
それがクリアできれば、もうワンセットちょっとで30日もクリアですよ!
- 卓上カレンダーに書き込む
- 大きめの紙に「〇月〇日からパチンコをやめる!」と書いて壁に貼っておく
これらの方法も有効です。
「パチンコに行く気が失せる画像」として、超ハマり画像などを見かけますが、
このカウンターこそが最大の「その画像」になるはずです。
追記
「行く気が失せる」画像は、パチンコに行きたくなくなる画像6点セットと題して、べつの記事で用意しました。
1週間も2週間もムリだと感じるときは
さきほど「まずは1週間~2週間を目標に」という話をしましたが、依存症状の強さによっては、
正直いって3日ですら行かないのは厳しいです……
と、感じることもあると思います。
そんなときは、ひとまず30日間とかはいいので、目の前の1日だけに集中してみてください。
そしてその日がクリアできたなら、またつぎの日の今日を行かない、と、ひたすらそれだけを考えるようにしてみてください。
私をふくめ、パチンコをやめられた人がその後も行かない生活を送れているのは、
パチンコに行きたい衝動は、ある程度の時間が経過すると、かなり弱くなって意志でコントロールできるようになるから
これにほかなりません
つまり、パチンコに行かない1日をひたすら積み重ねていくことが、「2週間→30日→半年→1年……」と、その後の生活をつくってくれるのです。
「もうガマンの限界だ……行くしかない……」
途中でそのように、心が折れそうになってしまうことはあります。
それでもその1日を耐えられれば、確実に、行かない未来はひらけていくので大丈夫です。
まずは目の前のその日に集中すること。
カレンダーをめくりながら、そこに書かれた「〇〇日目」に全力をかたむけるようにしてみてください。
行かない日を積み重ねる方法は?
パチンコに行かない日を積み重ねる(空いた時間をどうするか)には、
- パチンコ以外の趣味で時間をつぶす
- 単発バイトを入れて仕事の強制力で行けなくする
などの方法がありますが、趣味は時間をかけて楽しめるようになっていくものです。
私もそうでしたが、最初はほかのことをしていても、行きたい気持ちはなかなかまぎらわせないと思います
そこで、手軽にできてオススメなのが「昼寝」をすること。
とくに休日は、日中は寝ているだけで行かない1日をかせげます。
寝てしまえば、「暇・退屈・行きたい」もなにもないってことだな
くわしいことはパチンコに行きたくなったら取るべき奥義に書いてあるので、こちらも見てみてください。
10. ざんげの日記をつける
- パチンコによって人を傷つけてきた
- パチンコのために人との約束を破ってしまった
- パチンコのせいで法を犯してしまいそうになったことがある
パチンコ・パチスロによって苦しめられてきたのなら、人には絶対にいえないようなことの、1つや2つはあると思います。
それらを毎日でなくてもいいので、覚えていることから日記に書いていきましょう。
人間の脳は、忘れるようにできています
つらかったことや嫌だったこと、苦しかった記憶などは、ある程度は忘れることで「苦しみが蓄積していくのをふせげる」から。
それは、ギャンブルでの体験も一緒です。
- パチンコ店で1日に10万円も負けた
- パチンコに行っていたせいで、大切な人(家族や恋人)と喧嘩になった
- パチンコをやめられないのが苦しくて、死ぬことばかり考えていた
こういったつらい過去は、だれしもがあったものの、忘れることで、なんとかこれまでやってこれた。
しかし、だからこそ、いまそれを思い出そうとしても、じつは直近の(つらい)ことぐらいしか覚えていなかったりもするんですよね。
苦しみを浄化する「忘却」の機能が、ギャンブル依存問題では逆効果となってしまうことがある……。
そこで、「ざんげの日記」の登場です。
パチンコへの衝動を未然に防ぐ「ざんげの日記」
それでは、この「ざんげの日記」をつけることで、いったいなにが起こるのか?
具体的な手順から解説します。
- まず、記憶を過去にさかのぼって、自分がしでかしたこと、苦しかったことをあえて掘り起こし、記録として日記につけていく
- そして、パチンコに行きそうになってしまったときではなく、ふだんからときどき見返したり、日記を書いたりするようにする
パチンコは、行きそうになってしまってからでは、すでに遅いことが多いです。
パチンコへの衝動は、あまりにも強すぎるからですよね
よって私たちは、日ごろから、その衝動を起こさないようにしなければなりません。
そんなとき、このざんげの日記は、
- 見返したり、
- 書いたりすることで、
忘れていたパチンコでのつらい過去を思い出させ、ギャンブルへの衝動が大きくなるのを未然にふせいでくれます。
私たちの精神状態をたもつ「忘却」の機能をあえて捨てることで、ギャンブルへのあらがいを見いだすのです!
日記を書いていて、
なんてことをしていたんだ自分は……
と、つらくなってしまうこともあるかと思います。
ですから、あまりしんどくならない程度に、ときどきでいいので日記をつけてみましょう。
これもある程度の「時間・量」が増えていくと、強い効果を発揮するようになりますよ。
11. 家族や友人、恋人と心のなかで約束をする
パチンコをやめた未来を、心のなかでいいので、家族・恋人などの大切な人と約束しましょう。
ギャンブルに依存してしまうと、世の中の中心がパチンコになってしまいます。
- 大切な人と会う約束
- パチンコをやめる約束
そんなものは、パチンコへの衝動の前では無力と化してしまいます。
なぜかというと、パチンコがこの世の中で、いちばん大切なものになってしまうから。
パチンコをするためなら、約束なんてすぐに破ってしまいます。
嘘でもなんでもついて行ってしまい、それをとがめられようものなら、この世のものではないほどの怒りを相手にぶつけてしまいます。
そして大切な人からは、きっと、こういわれてしまうでしょう。
また嘘をついた。また約束を破った。もう信用できないよ。
しかし、大切な人を裏切ることは、本心からの行動ではありません。
ほんとうに大切なものは、パチンコなんかではないことは、心の奥底ではわかっているはず。
ただ、パチンコへの衝動を抑えきれないだけ、それだけのことなのです。
意志が弱いとか、そういう問題じゃないんですよ
これまで見てきた方法で、パチンコへの衝動を抑えることができたのなら、自分の心のなかだけでもいい。
- 旅行に連れていってあげよう
- おいしいものをいっしょに食べに行こう
- なにかプレゼントをしてあげよう、よろこんでくれるかな
大切な人と、パチンコをやめた未来を約束してあげてください。
そして、パチンコをやめることができたとき、その約束を果たしてあげてください。
パチンコで得られる幸福感はまやかしです。
大切な人との約束を果たせたとき、きっとかけがえのない、ほんとうの幸せを感じることができると思います。
「恋人がいまはいない」ということなら、未来でできる予定の相手、そんな人に約束してあげてください!
パチンコをやめる方法を実践した結果
ひとりでもできるパチンコをやめる方法は以上です。
あわせて、これらの方法を実践した結果もお話ししておきます。
私は「元」パチンコ依存症者です
たしかに、これらの方法を駆使することで、パチンコをやめることはできました。
ただ、ひとつだけいっておかなければならないのは、
「ひとりでもできる方法」だけでは“完全に”やめられたわけではなかった、
ということです。
……どういうことなんだ?
どの方法にも効果があることは、じっさいに実践してきた私が保証します。
間違いなく結果は出ると思いますし、これらの方法だけでパチンコをやめられることもあると思います。
ここまでやらなくても、パチンコ・スロットをやめられる場合もきっとあるでしょう。
しかし私の場合、一定期間はうまくいっても、気がゆるんだすきに強いきっかけがあると、ふたたびパチンコ店へと戻ってしまうことが多かったのです。
10年以上もやめられなかったように、依存症が重症と化していたのにも関係があったと思います。私の場合は、問題が自分ひとりでは手に負えないほど大きくなってしまっていたのも原因でした。
とはいえ、話はこれでおわりではありません。
冒頭でもふれたように、パチンコをやめる方法には、今回のもの以外にも「家族や専門機関、自助グループなどの助けを借りる方法」があります。
そう、私は完全な状態を目指して、以下のような「人の助けを借りる」方法を実践。
- パチンコを本気でやめたい人向けの最終手段
- 自分ひとりでは問題を完全に解決できないと自覚し、他者の協力を得る決断をしました。相談機関に電話をし、家族の協力のもと、パチンコ店に出禁を申し出る対策を取りました
- パチンコ店を合法的に出入り禁止になる方法(自己申告プログラム)
- パチンコ店を出禁になるのには正式なプログラムがあると知り、用紙を持ってパチンコ店に申し込んできました。パチンコ店の店長と話し、アドバイスをもらうこともできました
そして、土台をつくったうえで今回の方法を駆使したことで、ついにパチンコをやめきることができました。
本記事の「ひとりでもできる方法」だけでは、パチンコをやめられないこともあると思います
そんなときは、人に助けてもらう方法もぜひためしてみてください。
自分ひとりではできないことでも、人の力を借りれば、できないこともできるようになりますよ。
パチンコをやめたいときに役立つ考え方を補足
パチンコをやめるには、おおきく以下の2つの方法があり、
- 自分ひとりでできる方法
- 人の助けを借りる方法
ひとりでダメなら人に助けてもらえば、かならずや問題は解決していけます。
そして、ここまで読んでくれたのなら、ぜひこの話を実践へとつなげてもらいたいと思っています。
そこで最後に、パチンコを辞めたいときに役立つマインド的な話をいくつか補足しておきます
パチンコをやめたいときに役立つ補足は、以下の5つです。
- ギャンブル問題を自覚しよう
- いちばん大切なのは行動すること
- あきらめなければ必ずパチンコはやめられる
- つらいのはあくまで最初だけ
- スリップしてしまったら再挑戦すればいい
これらの考え方も知ってもらえれば、パチンコをやめるビジョンはさらに鮮明になるはずです。
苦しくなったときでも、きっと道はひらけると思います。
これからパチンコのない生活を送る、そのスタートダッシュにしてください。
ギャンブル問題を自覚しよう
まず、パチンコがやめられないのが、自分にとって大きな問題になっていることを自覚しましょう。
途中、パチンコをつづけていると脳が変化するという話をしました
パチンコには強い依存性があり、つづけていると、ギャンブル以外には興味を持てなくなっていくのでしたよね。
それと同時に、脳は、強い快感を持つギャンブルの刺激を求めるようになります。
結果、私たちは自分の意志で「パチンコに行く・行かない」のコントロールができなくなっていくのですが……
その状態にもうなってしまっているわけだよな
そう、「パチンコを辞めたい」と思っていてもやめられない、と、すくなからず依存症状はでていると思うのです。
ですから、まずはそのことをみとめ、自分がパチンコに依存していることを自覚しましょう。
問題は認識することで解決するための行動が取れるようになります。
逆にいうと、問題を認識できていなければ解決もなにもなくなってしまいます。
私も大きな行動に出られたのは、やっぱり自分のギャンブル問題を受け入れられてからでした
依存を自覚するのは大事なことなので、いまいちどパチンコ問題と向き合って、考えるようにしてみてください。
いちばん大切なのは行動すること
パチンコをやめるにあたっていちばん大切なのは「これから行動すること」です。
行動しなければパチンコはやめられません
自然にどうにかなるものではないことは、ここで再確認しておきましょう。
パチンコで大きく負けたとき、毎回のように「もうやめよう」と思ってきたのではないでしょうか?
でも、パチンコをやめるには、そのように思うだけでは足りません。
思ったことを実現させるためには、じっさいにやめる行動に移していくのが必要となるのです。
パチンコをやめる自己暗示をかける方法(やめようと強く思う)もあるんだが、
この方法が効果が発揮してくれるのは、やはり最終的には強い想いが「行動を誘発する」からこそです。
パチンコをやめるためには、思うだけでなく行動に移すこと。
これはギャンブル問題以外でもそうですが、思うだけで叶う未来はないので、とにかく動いていくことが大切ですよ。
なにをするかは、この記事でお話しした「11の方法」から実践してみてください。それでもむずかしければ人の助けも借りましょう。
あきらめなければ必ずパチンコはやめられる
あきらめなければ必ずパチンコはやめられます。
それは私が保証するので、安心して前に進んでいってください。
私も経験してきましたが、パチンコをやめるのに失敗してしまうことはあります。
それを何度もくりかえしていると、「なんて自分はダメなんだ……」と、ひどい自己嫌悪におそわれますし、
「もしかして、一生パチンコはやめられないんじゃ……?」
と、将来を悲観してしまうこともあります。
それでも、あきらめなければ「必ずパチンコはやめられる」ので大丈夫です!
私が最終的にパチンコをやめられたのは、問題を解決しようとするのをやめなかったからです。
いってしまえば「パチンコをやめるのをあきらめなかっただけ」。じつはそれだけの話でもあるのです。
まさに失敗は成功のもとで、いちど失敗するたびに気づきはあります。
いまこうして、パチンコをやめるために手を動かしているのも、失敗して「じゃあ調べてみよう」と気づきがあったからではないでしょうか?
パチンコをやめるために必要なのは「あきらめない心」だ
心が折れなければ、折れたとしてもまた心を強く持てれば、かならずパチンコはやめられます。
つらいのはあくまで最初だけ
パチンコをやめようとすると、禁断症状(パチンコに行きたい)が発生するので、最初はツラさを感じます。
しかしこのツラさは、あくまで最初だけのものだということをおぼえておいてください。
私もそうでしたが、とくに最初の期間は、毎日のように行きたい・打ちたいと感じるようになります
なにをしても面白くなく、パチンコに行かない時間が、ひどくムダなものにも感じられてきます。
そういったこともあってガマンできなくなってくるのですが、これは最初のうちだけです。
2週間、3週間、1か月……と、段階をふんでどんどん気持ちはラクになっていくので、とにかく最初は時間稼ぎに徹しましょう。
その期間の対策は、途中の「1週間も2週間もムリだと感じるときは」でお話ししたとおりです。
禁断症状への対策は、パチンコに行きたいのをガマンする方法でもまとめてあるぞ
なにもしないで禁断症状を耐えるのはかなりきびしいので、こちらも参考にしてください。
それから、最初の期間を乗り越えたあとでも、
- 毎日がつまらない
- パチンコをしてたときのほうが楽しかったのでは……?
と、パチンコに行きたい衝動に急におそわれることはあります。
しかしこのときも、ほかの趣味があるなどすればうまく気をそらせるので、パチンコ以外にやることはつくるようにしましょう。
しばらく時間がたったあとの対策も、最初のときとおなじです。
「なにかをして時間をつぶす。行かない毎日を積み上げる」
こうすることで、しだいに衝動はおさまっていくので、そのまま行かないですむようにできます。
パチンコに行きたい衝動の抑え方
スリップしてしまったら再挑戦すればいい
パチンコをやめようとして、失敗してまたパチンコに行ってしまうことはあります。
これをスリップ(再パチンコ)といいますが、このスリップが起きても落ち込まないでください。
再挑戦すればいいだけで、そして、再挑戦するときは前よりもっと(パチンコをやめるのが)ラクになっているからです。
パチンコをやめる最大の難所は「最初の1回目」だ
そこをクリアし、一定期間パチンコに行かない成功体験ができたのなら、パチンコをやめる感覚をつかめます。
- まえの成功が1か月なら、つぎは2か月は絶対にいける
- まえの成功が半年なら、つぎは1年はかならずいける
- まえの成功が2年なら……
そのように、どんどん期間は伸ばしていけるので、スリップしてしまったときは
もっと大きな成功をするための、ほんの小さな失敗をしただけ
そう考えるようにしましょう。
もっとも、スリップしてしまったときは、その原因を考えるのも大事です
私の場合は、途中からはほぼすべて「お金がほしい」でした。
仕事だけでは間に合わないお金が必要になったとき、工面する方法はギャンブルしかない……と、それでスリップしてしまっていました。
しかし現在は、お金に関してはつぎのように考え、
- “絶対に”パチンコで勝ってお金は稼げない、お金が必要なら働いて稼ぐしかない
お金は仕事や副業で地道に稼ぐようにしています。
私とおなじように、パチンコ・スロットをする目的のひとつが「お金がほしい」なら、副業にもトライしてみてください。
パチンコはやればやるだけ確実に負けますが、副業なら、やればやるだけ稼げるものばかりですよ。
パチンコ・スロットは勝てるものではないとあきらめること。
そのように未練を断ち切ることでも、パチンコのスリップはふせぎやすくなります。
今回のまとめ
- パチンコはひとりでもやめる方法はある
- ひとりではダメでも、人の助けを借りる方法がある
- 大切なのは行動すること、そして絶対にあきらめないこと
パチンコをやめる方法には、ひとりでできるものだけでなく、さらに強力な人の助けを借りる方法もあります。
これらを実践してもらえれば、きっとパチンコはやめられます。
おそらく、これまでなんどもパチンコをやめるのに失敗してきたのではないかと思います。
それでもこの記事を読んでいて、知らない方法や、まだやったことがない方法はあったのではないでしょうか?
もしそうなら、まだトライしていない方法をためしてみてほしい
なぜなら、そのような実践のくりかえしが、どこかでかならず成功に結びつくからです。
こんな私でもやめることができました
一生パチンコがやめられないなんてことは、けっしてありません。
そのことは、元重度のギャンブル依存症である私がお約束します。
あきらめなければ、パチンコに苦しめられることのない、本来の人生は取りもどせるのです!
そしてそれをなすのが、きょうからの行動です。
「思っているだけ」では、絶対にパチンコはやめられないので、ぜひできることからはじめてみてくださいね。
対策方法のふりかえり
- パチンコ店について知る → パチンコが勝てない理由もチェック
- 欲しいものリストを作成する → 欲しいものはお金を払って買うクセをつける
- 家計簿をつける → ジュース1本まで正確に。家計簿アプリも便利
- キャッシュレスで生活する → デビットカードが使える(借金があるなら無料の借金減額診断
も使ってみよう) - パチンコ店への経路を使わない → フラッシュバックをふせぐ
- パチンコ関連の情報を遮断する → とくにYouTubeでの実践動画は見ないようにする
- パチンコ店の会員カードは破棄する → 財布のなかにあるなら“いま”捨てよう
- キャッシュカードを破棄する → ATMを意図的に使えなくする(ここでもデビットカードは使える)
- 自作の禁パチカウンターを作る → 1週間も2週間も難しいときは目の前の1日に集中&積み上げていく
- ざんげの日記をつける → ふだんから衝動が大きくなるのをふせぐ
- 大切な人と心のなかで約束する → パチンコをやめたあとで約束を果たそう
私が自分だけでは問題を解決できないと考え、人の力を借りてパチンコをやめた方法は「パチンコを辞めたい!を叶えた重度の依存者もやめた最終手段」でまとめてあります。
- ギャンブル問題を自覚する:問題は認識することではじめて解決への手段がとれるようになる
- 大切なのは行動すること:思っているだけで叶う未来はない。行動あるのみ!
- あきらめなければ必ずやめられる:パチンコをやめるのに必要なのは「あきらめない心」
- つらいのは最初だけ:時間の経過とともにパチンコに行きたい気持ちは確実におさまっていく
- スリップしたら再挑戦:だれにでも失敗はあるから落ち込まないで大丈夫。再挑戦のときは前よりもっと成長している
人の助けを借りる方法まとめ
パチンコがやめられないときの対策手段
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コメント一覧 (8件)
はじめまして。
パチンコを辞めたくて仕方なく、このサイトへ辿り着きました。
懺悔•禁パチのブログを毎日書くことにしたのですが、この記事の内容を紹介しても良いでしょうか?
不躾な相談となり申し訳ないですが、ご検討いただきたく存じます。
もふかさん、はじめまして。
記事を見ていただきありがとうございます。
日記のかわりにブログを書くのはいいことですね。きっとご自身の力になると思いますよ。
当ブログの内容はこの記事にかぎらず、引用元を明示(リンクを表記)していただければ、ご自由に引用いただけます。
「この記事でこういった内容が書かれていて……」というふうな使い方でしたら、一部の内容をそのまま引用していただくのも全然大丈夫ですよ!
ただ、これは当ブログ以外でもそうですが、全文または大部分を転載……というのは著作権的にアレになってしまうのでご注意いただければと思います!
ご紹介していただけるのは私もうれしいので、よろしければ使ってください。
またなにかわからないことがありましたら、お気軽に相談してくださいね。
はじめまして!
パチンコはやっていても損をする、辞めるのかベスト、と分かっていても今日だけ…次に大勝したら…年内だけ…現状ある好きな機種が無くなったら…と自分に打つ理由をつけて打ってしまっています
また自分は特別なヒキがあるから他の人とは違う等の根拠の無い自信(過去成功体験)でもパチンコに行ってしまってます
とにかく辞めたいので、こちらでご紹介頂いた内容を実践します!
まずはこれを書いたら貯玉が1000発あるカードを切り捨てます
パチンコのせいでホント色々犠牲にしてきました
大切な人と約束していたけど当たりが終わらなくて待たしたり、前日にかなり負けたため翌日にリベンジに行くために仕事を放って朝からパチンコ
いままでの負けを計算しておけばもっと自覚出来ていたんだと思い悔やまれますがここに来てやめる気力に拍車がかかりました!ありがとうございます
なべちゃんさん、はじめまして、コメントをありがとうございます。
私も好きな機種がなくなるまで……はよくやりました。
とくにお金に困っているときなんかは、成功体験(一時的に勝っていい思いができた)を追いかけたりもよくしました。
でもおもしろい機種ってどんどん出てきてやめられなくなりますし、お金に困っているときにやると結局はさらに困るだけなんですよね。
この記事で紹介した方法以外にも、
・パチンコ店を出禁になる
・相談機関や自助グループを利用する
・休日は昼寝をして時間をつぶす
・新しい趣味をさがす
などなど、効果的な方法はまだあります。
別記事でもまとめてあるので、ぜひ合わせ技でためしてみてもらえればと思います。
パチンコ店に行かなくなって、私は時間をものすごく有効活用できるようになりました。
おなじく過去にはいろいろとやらかしてきたのですが、現在はその失った時間や機会を取り戻そうと前向きになれています。
大事なのは「これから」です。いっしょにがんばりましょう。こちらこそありがとうございました!
無理でした。
この方法だけで難しい場合は、記事最後にもあるように、人の助けを借りる方法も考えてみてください。
・GAに参加する
・RSNに電話相談する(2023年現在は、オンラインでの対面相談もできます)
・病院の治療プログラムを受ける(約40%の成功率が確認されています)
・ワンデーポートという入所施設もある
など、パチンコをやめるための手段はたくさんあって、やりつづけていれば、どこかで成功すると思います。
いちばん重要なのは、あきらめずに方法を模索し、トライしていくことだと感じます。
この記事で紹介している方法だけでは無理なこともあると思うので、そういった「+α」の方法も使っていってみてください。
勉強になりました辛いのは最初だけで時間がたてば冷めていくかと趣味を見つけてエンジョイして行きたいです
コメントをありがとうございます。
パチンコはやめるための方法を知り、実践していけば、時間が解決してくれる部分も大きいと感じます。
最初に感じるツラさをやわらげる方法や、パチンコ以外の趣味も関連記事でまとめてあります。
きっとギャンブル以外の趣味は見つかりますし、楽しめるようになると思うので、ぜひ参考にしてください!