パチンコはやめないとやばい、ダメだ、さすがにもうやめよう
~数日後~
結局またパチンコに来てしまったぁ……
本記事では、この「パチンコはやめないとやばい→結局なにも変わらない」への対策を紹介します。
- やめないとやばい→なにも変わらないのはなぜなのか?
- パチンコはやめないとやばい、を今後に生かす3つのアドバイス
結論からいうと、「パチンコはやめないとやばい」だけでいつもおわってしまうのは、
「まだ大丈夫」だと思っている部分があるからだろう
ヤバいといえばヤバいけど、いますぐに死んでしまうほどやばいわけでもない……。
だから、「やめないとやばい」と思うだけでおわってしまって、結局なにも変わらないのです。
そこでこの記事では、パチンコはやめないと……を今後に生かす方法を紹介します
ほんとうにやばいことになるのは時間の問題でもあります。
手遅れになるのを食い止める、そのための話をしてあるので、ぜひチェックしていってください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコはやめないとやばい、だけで終わるのはなぜか
本題に入るまえに、パチンコはやめないとやばい、と思うだけでおわってしまう理由からお話しします。
これは冒頭のとおりで、どこかでまだ大丈夫だと思っているからでしょう
パチンコはやめないと……と、考えるのは、大半は大きく負けたときだと思います。
そのほかでは、つぎのようなことがあって、やばいと感じているのではないでしょうか?
やばいと感じるとき
- 恋人・妻・家族との約束を破ってパチンコ → 破局や離婚の危機、約束を破った自己嫌悪
- 仕事をサボってしかも負け → 仕事をサボるのはさすがにマズいと後悔
- やめようと思ってもやめられない → パチンコだけの将来になるかもと悲観
- 負けて借金の返済ができない → 延滞でカードが使えなくなったら生活が破綻する、やばい!
いずれにしても、勝って「やめないとやばい」はないだろう
パチンコで負けて、「お金・信用・将来」などに問題が起きている、または起きそうだから、やばいと感じているのだと思います。
ところが、なんですよ
私たちは、そこまで追い詰められていても、なぜか安心してしまいます。
さきほどの例でいえば、心の深いところで、つぎのように考えてしまったりするからです。
恋人や妻は、なんだかんだで自分のことが好きなんだから、別れることもないだろう。親・兄弟なんかの血のつながった家族は、自分のことを見捨てるはずがない。
うまくサボったし、バレていないだろう。万が一バレたとしても、仕事をクビになることまではないはずだ。
いつかはやめられるときが来るだろう。さすがに50代、60代、70代までパチンコを打っている、なんてことはない。
すこしくらい返済がとどこおっても、カードが止まることはないだろう。最悪だれかに借りるか、ほかで契約してお金を引っ張ってくれば、返済はなんとかなる。
まだなんとかなる、かなりやばいけど、まだ大丈夫……。
そうして、「いつかやめる、そのうちやめよう」となってしまって、結局またパチンコに行ってしまうのです。
もちろん、パチンコに依存症状があって、不可抗力的に行ってしまうのもあると思います
それでも、心のどこかで「まだセーフ」は、絶対にあるはずです。
だから、パチンコはやめないとやばいと思うだけで、いつもおわってしまうのではないでしょうか?
人は必要にせまられないと行動しない
パチンコはやめないと、と思っても、やばいと思うだけなのは、心のどこかにまだ余裕があるからです。
でも、それもそのはずなんですよ
そもそもの話、私たち人間は、必要にせまられなければ行動しないからです。
課題のレポートでも、仕事の納期でも、私たちはそれをする必要があるから取り組みます。
- 事前にすこしずつ進められる
- ギリギリにならないとやらない
など、人によってタイプは異なるはずですが、提出期限などのデッドラインがあるからやるわけです。
仕事をしているのだって、つまるところは、生きていくためのお金が必要だから。
お金があれば働かないかもしれないですし、それでも働く場合は、生きがい・やりがいなどの理由を“必要とする”からでしょう。
小学校の夏休みの宿題は、全部順調に進めていたか?
途中までは遊びっぱなしで、最後に一気に片づけたのではないでしょうか?
そういった話で、私たちは、真に必要性を感じられていないから、パチンコでの問題を先送りにしてしまうのです。
パチンコでの「真にやばい」時はいつなのか?
では、パチンコでいう、真に必要がさしせまったときとは、いつなのでしょうか?
いいかえると、
もう大丈夫ではなく、これ以上は絶対に先送りにできない、ギリギリのデッドライン
は、どのタイミングなのでしょうか?
これは、いわゆる「底つき」を体験したときでしょう
底つきというのは、
- 自分の問題を認め、人の助けを受け入れざるをえないほどに、ギリギリの状況におちいること
をいいます。
これまで見てきた例でいえば、つぎのようにいえるでしょう。
底つきの例
- 恋人・妻・家族 → 恋人とは破局、妻とは離婚、家族とは絶縁
- 仕事をサボる → 仕事をクビになるなどして職を失う
- 意志ではやめられない → 気づけばやめられないまま50代、60代……になっていた
- 借金の返済ができない → 返済不能、貸付停止、ヤミ金にまで手を出してしまうことも
これは……手遅れになってしまったともいえるな
そう、ギャンブル問題の場合、限界ギリギリまでくると、「すでに手遅れ」になってしまっていることもめずらしくはないのです。
パチンコはのめり込みが進行すると、脳が変化し、興味関心がギャンブルに集中することがわかっています。
これは逆にいうと、ギャンブル以外のことはどうでもよくなる、ということです
パートナーへの愛や、仕事の目標、自分の夢。
こういったものの価値までがうすれ、すべてを失いそうになっても、それよりもギャンブルになってしまうのです。
つまり、パチンコに依存した私たちにとっての本来のボーダーラインとは、
「まだ取り返しがつくけれど、そこを越えたら手遅れになる地点(=やめないとやばいと思っている地点)」
じつはここ、というか「イマ」なのですね。
したがって、まだやり直せる(やばいと感じているうちの)いま、ギャンブル問題は、解決していかなければならないのです。
ちょっとややこしい話だったから、補足しておこう
ようするにこういうことです。
- 一般的な目線のデッドライン:まだギリギリ引き返せる(=私たちが考えるパチンコはやめないとやばい)
- ギャンブルに依存症状がある人のデッドライン:底つき(=一般的な目線では手遅れ)
ギャンブルへの依存症状によって、私たちは、通常のデッドラインが見えなくなる。これによって、手遅れになるまで、問題を自覚できなくなってしまうのです。
パチンコはもうやめようとする人への3つのアドバイス
いったんここまでの話をまとめるぞ
- パチンコはやばい状況でも余裕を感じてしまう
- 人は必要にならないとやらない+脳の変化で最終ラインが見えなくなる
- 底をついてからでは遅いため、そうなるまえにパチンコはやめる必要がある
したがって、パチンコはやめないとやばいと感じている、いまのうちに動かなければならない、ということです。
では、具体的には、どう動いていけばいいのか?
ここからは本題の、「パチンコはやめよう」を実現させる、3つのアドバイス(以下)をしていきます。
- 今後失うものをしっかりと認識しよう
- パチンコ・スロットへの未練は断ち切ろう
- 具体的な行動を今日から、明日からしていこう
それぞれ補足していくので、どうぞ参考にしてください。
1. 今後失うものをしっかりと認識しよう
まず、このままパチンコをつづけていれば失うものを、しっかりと認識することです。
ここまでの例でいえば、つぎのようなものがありましたが、
- パートナー・家族
- 仕事
- 年齢・若さ
- お金(借金での利息)
それ以外にも、「時間、あらゆる機会、稼いだお金」とか、いろんなものがあるぞ
こういった、失ってしまえば二度ともどってこないものを、ここでハッキリさせておきましょう。
すこし時間をかけてもいいので、考えてみてください。
自分がいま大切にしているものがある。それなら、その大切にしているものが、パチンコで消えていくものです。
ちなみに、「あらゆる機会」を補足しておくと、
- 勉学の機会
- 就職・転職の機会
- 出会い・結婚の機会
- 夢・目標を追う機会
などがあります。パチンコをすればするだけ、こういった機会はなくなっていきます。
もちろんパチンコで失ったものは、あとから取り返していくことはできます
それでも、たとえば家族と離ればなれになってしまえば、おそらく元通りとはいきません。
時間も巻きもどせないので、その(年齢の)ときにしかできなかったことも、二度とはできないのです。
私がパチンコで最初に失ったものは、青春時代でしたが、当時のことを思い出すといまでもひどく後悔します。
そういった後悔ばかりの人生にしないために、まずは、お金以外にも失うものがあることを認識するようにしてください。
2. パチンコ・スロットへの未練は断ち切ろう
つぎに、パチンコ・スロットへの未練は断ち切ることです。
正直いって、パチンコを打ちたい気持ちはまだあると思うんだよな
どれだけやばいかの事実を目にしても、それでもまだ打ちたい。
それは結局のところ、
- あの好きな台をもうすこし打ちたい
- 最後にゾロ目のイベントだけ行きたい
といった、パチンコへの未練があるからでしょう。
なので、こういった未練は、いまから断ち切っていきましょう
パチンコへの未練を断ち切る方法、それは、「あきらめる」ことです。
- うまくやろう → パチンコでうまくやるのなんて不可能だとあきらめる
- まだ打ちたい → それを言ってもキリがない。どこかであきらめる必要がある
私がパチンコをやめた当時、じつはものすごく好きな台がありました。
まだ打ち込めていなくて、その台が稼働している状態でパチンコをやめるのは、まさに「人生のおわり」でした。
でもその台も、遊ぶのは「自分にはもう無理だ」と考えて、あきらめたんですよね
で、そのうちやりたい台もホールからなくなって、いまでは、それでよかったと思っています。
- パチンコを打ちたい、スロットを打ちたい
これは、より深く考えると、「あの台が打ちたい」なのではないかと思います。
その台も、いずれはホールから消えるので、あきらめれば「あの台が打ちたい」も最後はなくなりますよ。
ということで、パチンコへの未練は、あきらめて断ち切りましょう。
なんでも欲にしたがって生きてはいけないわけで、パチンコもそのひとつだと考えるんだ
補足:未練は絶対にどこかで断つ必要があります。新しい台はどんどん出てきて、「あの台が打ちたい」は、今後も繰り返されるからです。
3. 具体的な行動を今日から、明日からしていこう
パチンコをやめるための下準備がととのったら、すぐに行動に移していきましょう。
- 今日できるものはいまから
- 今日できないものは明日から
など、とにかく今日これから動いていくのが重要です。
具体的な手段は、全部当ブログでまとめてありますが、たとえば以下のようなものがあります
借金問題を解決する方法
とくに借金は、あるだけで高額な利息が発生するので、すぐに動いていきましょう。
たとえば「借入100万円×月返済2万円」でも、トータルでの利息は80万円を超えます。
返済がむずかしいときは、借金を減らして返済をラクにする手段もあります。その方法も両記事で補足してあるので、チェックしてみてください。
パチンコをやめる方法
パチンコは自分ひとりでもやめられる方法はありますが、それだけではむずかしい場合、人の助けを借りたほうがいいです。私も人に助けてもらうことで、パチンコをやめることができました。
初期に特化した方法
パチンコは最初の1~2週間、そして3週間、4週間と、はじめの1か月が大事だと感じます。禁断症状は絶対にでるはずなので、上の記事を参考に、ツラい期間を乗り越えてください。
ほかにもいろいろありますが、まずはここで紹介した記事から見てみてください。
そして記事の内容を参考に、じっさいに行動へと移していってみてください。
パチンコはやめないとやばい……と思っていても何も変わらないのは、結局は「行動していない」からなんだ
そう、多くの人は、思っているだけで、とくにコレといったことをしていないからこそ、パチンコをやめられないのです。
でも、それだったら、具体的な行動をとれれば、話は変わってきますよね?
ということで、今日から、明日からの行動です
思っているだけで人生が変わるほど、この世はラクにできてはいないということです。
パチンコのない人生を手に入れるために、ぜひとも、できることからはじめていってみてくださいね。
今回のまとめ
- パチンコはやめないとやばい、と思っているだけでは何も変わらない
- 本当にやばいところまでくると手遅れになってしまうことも多い
- 失うものを認識し、未練を断ち切って、いまから行動していこう
私たちが思う「パチンコはやめないとやばい」は、一般目線で見ればかなりやばいです。
どこかで余裕があって、まだ大丈夫だと思ってしまいがちですが、限界をむかえてからでは遅いです。
ですから、そうなるまえに手を打って、これ以上は失わない生活を手に入れてください。
もちろん、パチンコで失ったものは、その後の動きしだいで取り返していけます
失うだけの人生にオサラバをつげて、今後は得るだけの人生に変えていくことはできるでしょう。
それでも、どうしても、元通りとはいかないものもなかにはあるわけです。
タイムマシーンがあれば話は別だが、そんな便利なものはこの世にはないんだ
いつから、どのタイミングからでも挽回はできますが、すべてを回収することはできないのです。
人生にやり直しはきくので、完全な手遅れはないと私は思っています。
それでも「手遅れ」と口酸っぱく言ってきたのは、私のように、多くのものを失ってほしくはないからでした。
だからこそ、思うだけでおわらせないようにしてください
今後の人生のために、いまの「やめないとやばい」を、ぜひ行動につなげていってみてくださいね。
パチンコがやめられないときは
パチンコの後悔は今後に生かそう
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)
コメント一覧 (2件)
こんにちは。いつもブログ拝見していて、勉強になります。
いつも『性別も年齢も生活環境違うのに、パチンコに対して同じ心の動きをしている』と思っていました。この記事を拝読して、自分のスリップ要因がハッキリしました。1年半おきに2回スリップしてしまい、この夏休みも5回行って全敗トータルマイナス205,000でしたが、ある機種の後継機が出てる?と気付くと打ちたくて打ちたくて行ってしまったんです。それは、一昨年秋から去年春頃に出た機種で、その時も散々な目に遭って止めていたのに、酷さを忘れて行ってしまいました。今回はほぼ当たりもひかずに、レバブル赤と赤保留が来ようが一番熱いリーチだろうが金予告もハズレました。挙げ句の果てには、夕方開放台のスロット抽選台に当選し打ったら、夕方から3000G回して、台の上の板に書かれていた設定1と同じ数値になり、完全にハメられてるなと気付きました。なのに『あの店はダメなだけで、新しい店に行こう』なんて考えてしまう自分がいて、どうにかこうにかこの土日は耐えましたが、またパチ屋通い再発して地獄みるのはあきらかで、止めたいのに打ちたくて打ちたくて、依存症状まっしぐらです。借金等はしていないけれど、もしパチスロ通いを続けたらそうなるのは目に見えているわけで、パチスロへの未練を断たないといけないのは頭ではわかっているのに、打ちたいのも同じ頭で考えてしまうんです。どうにかパチスロ依存止めたいです。支離滅裂な身勝手なコメント失礼いたしました。
るるーしゅくるいさん、こんにちは。コメントをありがとうございます。
また当ブログをいつもごらんいただき、ありがとうございます!
スリップで20万負けは厳しいですね……。
「以前好きだった台の後継機が打ちたい」というのは、私もよくわかります。
じつは当時の好きな台の思い出とかは、私もいまもありますし、打てるんだったら打ちたいなと思うこともあるからです。
結局のところギャンブルに関しては、私たちは「こっぴどくやられた記憶よりも、楽しかった記憶のほうが強く残っている」のかもしれません。
でも、だからこそ、行かないためには「パチンコ・スロットで遊ぶのは自分にはもう無理なんだ」と、あきらめる必要があると思います。
パチンコ・スロット以外に楽しいと思える趣味はあるでしょうか?
そういったものを見つけていくことでも、未練は断ちやすくなると感じます。
単純な話で、パチンコよりも面白いと感じるものがあれば、そっち(ギャンブル以外)をやっていればいいな、となるからです。
またパチンコに行きたい気持ちは、時間が解決してくれる部分もあると感じます。
とくにスリップ後は、リバウンドもあって「行きたい」がかなり強くなっていると思うのですが、そこはなんとかつぎの土日、またつぎの土日と、耐えましょう。
どうしてもむずかしい場合は「自己申告プログラム」というものを駆使して、パチンコ店に入店制限をかけてもらうのも有効ですよ。
スリップの原因に気づかれたのは、大きな前進だと思います。
1年半の長期でパチンコ・スロットをやめられていたのも、すごいことだと思います。
ですから、今回のスリップを教訓に(パチンコで遊ぶのは自分には無理だとあきらめる)、またイチからパチンコに行かない生活をスタートさせてみてください。
パチンコに行かない生活を手に入れるのは、こういった失敗と成功の繰り返しだと思います。
私もたまにパチンコのことを考えることはありますが、
「いちどでも行ってしまえばまた地獄を見る、いまの生活を捨ててでもパチンコに行くのか?」
そう考えて、天秤にかけると、やっぱりパチンコはいいやとなりますよ。以前好きだった台の後継機が出たときもです。