そこのお兄さん、ちょっとお金をめぐんでくれませんかね?
これ、マジメにパチンコ店でいわれたことがあるのですが、このように、パチンコをしていると貧乏になります。
では、パチンコをすると貧乏人になるのはなぜなのか?
この記事では、長年にわたって貧乏生活を強いられてきた私が、その理由を解き明かします。
- パチンコをしていると貧乏になる説(5ステップ)
- パチンコが貧乏人の遊びといわれる理由&貧乏生活からの脱却方法
答えからいうと、パチンコが貧乏人の遊びなどといわれるのは、「お金を稼ぐ手段」がそれしかなくなるからです。
それで、そうなるまでの共通する過程があると思うのですが、
パチンコをしていると「思考が停止」して、そのへんを考えられなくなるので、いっしょに確認していきましょう。
そのプロセス的なものを知ることでも、貧乏生活から脱出できる道は見えてくるはずです。
またお金持ちでもパチンコが好きな人はいますが、その手の人たちはパチンコをする目的がちがいます。
現状を打破する対策とあわせて解説するので、どうぞこちらもごらんください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコをすると貧乏になるのはなぜ?(5ステップ)
私はギャンブル依存症により、ガチで底辺をはいずってきました。
だからこそわかるのですが、パチンコをしていると貧乏になるのには、共通するステップがあります。
というわけで、まずはそのステップを順を追って見ていきます
全部で5ステップあるので、どうぞ、過去を思い出すなどしながらごらんください。
1. 学業・職業の機会が失われるから
まず、パチンコをしていると「学業・職業」の機会が失われます。
パチンコをおぼえるのは、学生時代とか、未成年からこっそりやっていて……とか、とにかく若いころだったと思います。
時間を持てあましていた時期だな
それで、未成年や学生のころにハマると、まず勉強をしなくなりますよね。
- 未成年:進学するための勉強
- 学生:卒業や就職するための勉強
勉強なんて面倒くさくて、やってらんねぇッスよ
とかいって、勉強をサボってパチンコをしたり、パチンコをするために学校を中退したりもします。
そしてその後は、(パチンコを思う存分できる的な意味で)安定のフリーター生活へ。
「新卒カード」が優遇される社会で、これはなかなか致命的な話で、まずはここでつまずいてしまいます。
就職している・した場合でも、おなじことがいえると思います
パチンコにのめり込んでいけば、勉強などのスキルアップよりも、優先はパチンコではないでしょうか?
そうなると、昇進・転職などのチャンスをのがすことになるわけで、やはり学業・職業の機会は失われていきます。
2. 働く場所がなくなるから
勉強や仕事よりもパチンコが優先。
これをしばらくつづけていると、つぎは「働く場所がなくなる」問題がでてきます。
- これといった学歴もなく、職歴はフリーターのみで、一般企業に就職できる気がしない
とくにイチバンやばいのがこれで、そうなると、以降は「悪条件での就職 or フリーター生活」の2択になります。
どっちにしろ、お金に余裕がある生活を送ることはできません。
ちなみに私の場合、ひたすらブラックで働いてきました
就職しても休みなし&パワハラ+過労死レベルの残業とか、未払いのオンパレードの飲食店とか、そんな感じです。
パチンコばかりしていると、このようにして、好条件で働ける場所がなくなっていくのです。
3. 借金をしてでもパチンコをするようになるから
好条件で働ける場所がないとなると、生活は困窮します。
それでも、パチンコはしたい。
ならどうするか?
私たちはここで「借金」に手を出すわけです。
もちろん、もっとまえから借金があってもなんらおかしくはありませんが、高確率で、借金をしてでもパチンコをするようになるでしょう。
- 給料日にひとまず返済する
- お金が足りなくなったら再借入でパチンコ
このループに入ってしまえば、借金の返済はまるで進まないようになります。
高額な利息をたれながすだけ。それでも、収入がないので、利息の出血は受け入れざるをえません。
借金があることでも、貧乏生活は加速していくのです。
ちなみに私は、学生時代からほぼずっと借金をしていました。
4. お金を稼ぐ手段がパチンコしかなくなるから
満足できる収入がなく、借金もある。
この状況を打開するための策があるとすれば、もうアレしかありません。
……パチンコですね
ここまでくると、お金を稼ぐ手段がパチンコしかなくなるため、そこでもパチンコ通いが激化してしまいます。
- 勝てば借金が返せる
- 勝てばおいしいものを食い飲みできる
- 勝てれば、勝つことさえできれば……
生活がかかっているので、勝負にはさらに熱が入るようになります。
生活を賭けた勝負、突き詰めれば「命を賭けたバクチ」でもあるので、興奮のレベルもケタちがいでしょう。
でも、勝てない。
負けるだけなんだよな……
パチンコは勝てないようにできているので、行けば負けます。
にもかかわらず、パチンコ店に行くのは、
うまくいけば、5万円、8万円、10万円という大金が1日で手に入る
と、満足できるお金を稼ぐ場所が、“そこ”しかなくなってしまっている……からでもあるのではないでしょうか?
仕事じゃどうにもならない……
なら、もう、やるしかネェ……
と、私たちの真の「職場」は、パチンコ店になってしまうのです。
5. 依存症でやめられなくなるから
そして、途中からもそうだったはずですが、依存症状がでることでもパチンコをやめられなくなります。
その結果どうなるかというと、
パチンコが最優先になる → 行けば行くだけ負ける → 借金が増える(または利息だけ取られる) → 貧乏になる
と、やればやるだけ、貧乏人になっていくのです。
- パチンコに行きたいのをガマンできない
- 使ってはいけないお金を使ってでもパチンコがしたい
- 負けを取り返したい、ひりつきたい、「生」を感じられる場所はパチンコ屋だけだ
依存症状がでてくると、やめようと思うことがあっても、絶対にまた行ってしまうようになります。
お金がなければ、なんとかしてでもパチンコに行けないかと考えます。
軍資金の調達に走り、モノを失ったり、さらに借金を増やしたりしてしまうでしょう。
あとは、これのくりかえしです
こうして、病的なギャンブラーは、貧乏生活のループから抜け出せなくなってしまうのです。
パチンコが貧乏人の遊びといわれる理由
ここまでの話から、パチンコが貧乏人の遊びといわれる理由をまとめると、こういうことです。
- 学業・職業の機会が失われ、満足な収入を得られないようになり、
- 借金をしてでもパチンコで、お金を稼ぐ方法が“パチンコしかなくなった人”がやたらとハマるから
もともとの収入が低くてパチンコに……とか、順番が前後したりもあるとは思いますが、
満足できるお金を稼ぐ手段がパチンコしかない
というのは、多くの貧しいギャンブラーに共通することではないかと思います。
貧乏だからこそ、ふつうの人よりもアツくなれて、目のまえの台にしがみつけるようになってしまう。
貧乏だからこそ、お金がほしくて……ふつうの人よりもパチンコ店に入りびたるようになってしまうのです!
もちろん、お金持ちでもパチンコが好きな人はいます
芸能人とか、スポーツ選手とか。
あとは、お金持ちではないふつうの人でも、お小遣いの範囲で遊べる人はいます。
ただ、そういった人たちは、目的がまるでちがうわけですよね?
- 手軽にスリル・興奮を味わいたい
- 仕事のことを忘れて遊技に没頭したい
とか、お金を稼ごうとしているわけではなく、あくまで遊びでやっているのです。
なかには、脳汁的な話で、ハマってしまっている人もいるでしょう。
それでも、いわゆる貧乏人の遊び(=真剣勝負)とは遊びのベクトルがちがって、お金は戯(たわむ)れているだけではないでしょうか?
お金はあくまでもスパイスというか、おまけみたいなものだろうな
- パチンコは貧乏だからこそ(お金がほしくて)遊ぶようになる
- パチンコで遊ぶからこそ(お金がなくなって)さらに貧乏になる
パチンコが貧乏人の遊びといわれるのは、こういうことだと思います。
実態は「遊び」でも「戯れ」でもなく、ただの生活をかけた死亡遊戯なのですが……。
パチンコでの貧乏生活から抜け出すには?
パチンコ自体が貧乏生活を引き寄せていることは、ここまでの話で、もうハッキリしたと思います。
そこで、最後に大事な話だ
貧乏生活から抜け出すにはどうすればいいのか?
これまで見てきた原因をふまえ、その対策方法を3つ紹介していきます。
実践できれば、きっと生活は豊かになっていくはずです
ここから富裕層になれる可能性だってあるので、ぜひ参考にしてください!
1. 借金問題を解決する
まず、借金がある場合は、借金問題を早急に解決することです。
これまでのとおりで、借金はあるだけで貧乏になっていきます。
たとえば100万円の借金なら、毎月約1万5000円が「無条件に」利息でなくなります。
ひと月だけならいいですが、借金は返しおわるまで利息を取られつづけます
現状維持が1年間つづけば、それだけで18万円、5年つづけば90万円が意味もなく消えていくのです。
じっさい、そのようにして、私は100万円を超える利息を支払ってきました。
そのお金があれば……まあいろんなことはできただろうな
- 利息で生活が圧迫される
- 借金を返すためにパチンコでお金を稼ごうとする
- 返済生活の苦しさから逃れるためにパチンコに行く→負ける
ですから、この貧乏生活を加速させる借金問題は、さっさと解決していきましょう。
でも冷静に考えて、金額的に、ちょっとムリが……
もっとも、このように、金額的にどうにもならないこともあると思います。
その場合は、つぎのようにして、借金を減らして返済をラクにすることもできますよ。
- 払いすぎた利息がある → それの返還で借金を減らせる
- 返還なし → 高額な利息カットで返済を基本は元本だけにしてもらえる
とくに長期で借金をしている場合、利息を払いすぎている場合もあるので、まずは確認してみましょう。
自力で返済を進めるコツや、借金を減らす方法は、以下の関連記事でまとめてあるので、そちらから確認してください。
2. パチンコをやめる
つぎに、諸悪の根源ともいえる「パチンコをやめる」ことです。
お金を稼ぐ手段がパチンコしかないから行く、というのは、私もそうだったのでよくわかります。
でも、稼げてないわけですよね?
そう、行けば行くだけ負けていき、生活はよけいに圧迫されていくのです。
だからこそ、貧乏生活の最大の原因になっているパチンコは、もう生活から排除しなければなりません。
当時の私は、冗談とかではなく「朝から朝まで」働いていました。
借金の返済とか、生活苦とか、とにかく掛け持ちで働かなければやっていけなかったからです。
ところがどうだ?
パチンコをやめたら、なんと、ひとつ仕事をやめても、わりとふつうに生活できてしまったのです。
まあでも、これは考えてみれば当然のことでした
年間100万円ペースで負けていた、と、パチンコの負けは、ひとつの仕事の年収分くらいあったから。
となると、パチンコに行かなければ、片方は働かなくてもいいという話になりますよね?
パチンコに行かなければ、そういうレベルで、時間や生活にゆとりが生まれるものなのです。
依存症状があれば、そう簡単にはいきませんが、これも大丈夫です。
パチンコをやめる方法はたくさんあるので、こちらも関連記事を参考にしながら、トライしてみてください。
3. 学業・職業の機会を取りもどす
そして最後に、失われてしまった「学業・職業の機会」を取りもどしていくことです。
これまでパチンコばかりしてきたとなると、つぎのように感じてしまうと思います。
もういまさら、なにをやっても遅いですよ……
ただ、ひとつ言っておくと、人生に「いまさら」なんて言葉はないんですよ。
そうだ!
使い古された言葉ですが、人生にいまさらなんてものはなく、
なにかをやろうと決意したタイミングこそが
自分の人生にとってベストで、そして「最速の」タイミングだからです。
たしかに、私にもそのような「いまさら」はありました
- もっと早く借金問題を解決できていれば
- もっと早くパチンコをやめておけば
- もっとちがう人生が、パチンコをしていなければあったはずだ
パチンコでの後悔も、パチンコをやめたあとでありました。
でも、そんなどうにもならない過去のことを考えていても、なにもはじまらないわけですよね?
私たちがすべきなのは、過去を悔やむことではなくて、未来をどうするか考えること。
反省を生かし、これからの人生につなげることなのです。
なので、ここから本気で働くしかないです
- いまの仕事との向き合い方を考えなおす
- 資格取得などの勉強にはげみ、転職・スキルアップを目指す
- 副業に取り組み収入アップを目指す
などなど、できることはいくらでもあるはずです。
とにかく、なにごとも「いまだ」と思ったら「いま」です。
年齢的な話もやはりでてきますが、若いころにはできなかった「いまだからこそできる」もあるはずです。
そういったものに目を向け、学業・職業の機会を取りもどしていければ、きっと貧乏生活からの脱却はできると思いますよ。
パチンコ以外で稼ぐ方法まとめ
今回のまとめ
- パチンコはしていると貧乏になっていく
- お金を稼ぐ手段がパチンコしかなくなるのがマズい
- 対策方法を駆使して貧乏生活から抜け出そう
「貧すれば鈍する」ということわざがあります。
貧乏になると、生活苦から、ものごとの判断がにぶったりする……という意味の言葉ですね。
これは、パチンコでもまったく同じことがいえます
貧乏生活で「思考が停止」すると、パチンコに行き、どんどん貧乏になってしまう。
ですから、もうこのへんで、「貧すれば鈍する」生活もおわりにしましょう。
じっさいにやめてみれば、貧乏生活の元凶はパチンコだったことがハッキリするはずです。
しばらくは(散財ができなくなるので)生活もカツカツになったりしますが、それもあくまで一定期間です。
それに、お金を使わない生活に慣れると、お金がなくてもゆたかな生活を送れるようにもなるものですよ。
そう、じつは、貧乏でも豊かな生活はできるんだよな
すべては気の持ちようで、お金がなくても、生き生きとした人生は送れるのです!
頭も回りはじめて、いろんなことにトライしてみたくなり、思考停止も解消です。
そうしたら、あとは「失われた機会を取りもどしていく」だけです
富裕層にまでなれなかったとしても、以前とはくらべものにならない生活を手にすることはできるはず。
紹介した対策方法も参考に、ぜひ、お金のない生活からの脱却を目指してください!
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