3枚目いきます……
パチンコ・ギャンブル用語に「追い銭(追い金)」というものがあります。
ようは追加投資のことなのですが、パチンコをやっていると、この追い銭が止まらなくなるわけですよね。
そこでこの記事では、この「止まらない追い銭」問題の解決策を考えていきます。
- パチンコの追い銭(追い金)が止まらなくなるのはなぜ?
- 止まらない追い銭になんとかストップをかけることはできるか
結論からいうと、追い銭にストップをかける(自制する)のは、きわめてむずかしいと思います。
そもそもの話で、人間は「追い銭をしたくなる生きもの」だからです。
これはマジな話で、そうなんだよな
とはいえ、この記事ではその問題について考えるといっているので、解決策を提案していきます。
ムリだったらあきらめて引退もありだと思うのですが、それもふくめて、いっしょに考えていきましょう。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコの追い銭(追い金)とは
まずはパチンコの追い銭(追い金)からくわしく解説します。
これは冒頭のとおりで、現金の追加投資をすることを意味する言葉です。
本来の追い銭・追い金とは、つぎのような意味をもったものですが、
- いちど支払ったうえに追加で(余分に)払うお金のこと
パチンコ・パチスロでいうところの追い銭は、
- 当たりを引くため、負けを取り返すため、出玉が飲まれたので、
こういったときに追いかける、つまり「追加投資」をすることをいいます。
5千円くらいだったらまだですけど、1万円くらいになると、追い銭も熱をおびてくるんですよね
そう、追い銭は、一定のラインを超えると止まらなくなってくるものです。
では、その原因は、いったいなんなのでしょうか?
追い銭が止まらなくなる理由
パチンコでの追い銭が止まらなくなる理由はなにか?
それは、人には、負けたお金を取り返したくなる性質があるからです。
冒頭でいったやつだな
くわしく説明すると、私たちには失うことを回避しようとする心理があります。
これを「プロスペクト理論」といって、まとめるとつぎのようなものです。
人は利益を得る喜びよりも、損失をこうむる恐怖の感情のほうが強い。
「利益」を目の前にすると、失うリスクを避けて「確保」を優先し、「損失」を目の前にすると、リスクを背負ってでも「回避」を優先する。
台に座ってサンドにお金を入れた時点で「損失」ですよね?
1000円、2000円ならまだいいかもしれませんが、パチンコは3万円、4万円という話で、ハッキリいって安い金額ではありません。
そのお金があれば、けっこういろんなことができるな
完全な余剰資金(なくなってもいいお金)でやっている人はほとんどいないはずで、だれもが、すくなからず生活を賭けています。
それもあって、なんとしてもその投資分(損)だけは取り返したくなるので、追い銭が止まらなくなるのです。
追い銭をすればするほど、負けもふくらんでいって、よけいに負けたままを回避したくなるのもあります。
しかも負けは、「その日のうち」に取り返したくなるので、もうほうとうに止まりません
そんなわけで、私たちは「追い銭をしたくなる生きもの」なのです。
根本的な部分でそういう心理があるので、ふつうの人は追い銭をしたくなってしまいます。
だから負けて、パチンコ店はもうかるのですね。
まだ当たっていない場合など、楽しみたいからと追い銭をすることもありますが、これもやはり最終的にはお金の問題になります。追い銭の根本的な理由は「負けたお金を取り返す」です。
パチンコの「追いかける」にストップをかける方法
ここまでの話で、追い銭は必然であることがわかりました。
となると、
それにストップをかけるのなんて、ムリなんじゃないですか?
という話になるわけですが、なかにはそのへんのコントロールができる人もマレにいます。
そこで、ここからは、なんとかしてパチンコの追い銭にストップをかける方法を紹介していきます。
追いかけるのが止まらないときの参考にしてみてください。
1. 決めた金額しか持っていかない
パチンコ店に「今日はここまで」と決めたお金しか持っていかない方法です。
キャッシュカードなどは全部自宅においていき、現金だけを持ってパチンコ店に行きます。
これは、だれもが経験してきたことですが、
パチンコ・パチスロで、「今日はいくらまで」と決めても、それを守れることなんてほぼありません。
どちらかというと、
今日の投資は「いくらまでですむ」といいな……
で、予算を設定してパチンコに行く人は、ほとんどいないのではないかと思います。
予算=限界まで使える(借りられる)お金だな
そこで、決めた金額しか持っていかないことで、上限まで負けたらそれ以上はできなくするというわけです。
- あと何回転で遊タイム
- あと何回転で天井
こういうのもあきらめます。
最速でハイエナ(ほかの人に台を取られる)をくらうとしても、予算の上限だからとあきらめるのです。
まあでも、むずかしいですよ、これは
追い銭の心理は「損失を回避したいから」ですよね。
私たち人間は、損をしたくない生きものなので、とくに「あと何回転で」とかになると、話も変わってくることでしょう。
状況によっては、そのまま負けて帰宅できるかもしれませんが、なかなかむずかしいと思います。
おそらく多くの人は、お金を取りに結局は帰るか、最初から余分に持っていくようになる気がします。
ちなみに私の場合、たまたまカードを家に置き忘れたことがあったのですが、やっぱりそのときは台を休憩中にして取りに帰りました。
2. 借金をなくす
借金をしながらパチンコをしている場合は、その借金をなくしましょう。
借金をしていると、なんだか自分のお金じゃない気がして、バンバン使ってしまいますよね
それでも、やっぱり使えば取り返したくなるわけですが、借金があると追い銭は激化します。
借金をしている時点で損失というかマイナス……。
そのために、負けを取り返したいとかではなくて、勝負は「負けを取り返さないといけない」になるからです。
こうなると、どれだけ可能性がうすかったとしても、一発当たればどうにかこうにかと追い銭は止まりません。
ですから、借金があるのなら、すぐにその問題は解決していきましょう。
借金問題を解決する方法として、まずは自力で進めることになると思いますが、
毎月給料日にしっかり返済して、また借りないようにするとかだな
そういうのがすでにむずかしい場合は、借金を減らす方法も考えてみてください。
- 払いすぎた利息がある(あれば返してもらえて借金自体を減らせる)
- 利息カットを利用する(借金額によっては、100万円単位にもなる利息をカットできる)
こういったことで返済をラクにしていけるのでおすすめですよ。
具体的なことは、以下の関連記事でまとめてあります
パチンコでの借金問題は、放っておいても絶対に解決しません。
チリも積もればで利息もばかにならないので、すぐに取り組んでいくのがおすすめです。
3. 当たりがおわったら即ヤメする
最初の当たりがおわったら、その時点での勝ち負けがどうだったとしても「即ヤメする」方法です。
パチンコ・パチスロは勝てないようにできていて、ほとんどの人はやればやるだけ負けていく台を打っています。
控除率・機械割というものがあって、やれば負ける仕組みになっているからです。
と、いうことは?
最初の当たりでどうにかならなかったら、その日の勝負はもうついているともいえないでしょうか?
勝てる可能性がもっとも高そうなのは、できるだけ試行回数がすくない「最初の当たり」だからです。
なので、最初でダメなら、その日はあきらめるというわけです
いちおう1回は当たっているので、まあ当たりは楽しめてはいます。
そしてなによりも、たしかにねばって大きな当たりがくることもありますが、
だいたい勝つときは投資が数千円のときで、投資が数万円になったらほぼ負け(うまくいっても引き分け)
と、やっぱりやればやるだけ、パチンコは勝てなくなるものだからです。
期待値がプラスの台(釘がいい、高設定)となると話も変わってきますが、なかにはつぎのような人もいます。
予算超えたら高設定くさい台でも自分はやめますね。出る保証もないですし、その後(出たかどうか)は気にしないというか、気にならないっス。その人のヒキですよ
(※パチンコ店でバイトしていたときに、こういう人はほんとうにいました)
というわけで、当たりがおわったら即ヤメです。
これができれば、負けて止まらない追い銭もなんとかできることでしょう。
4. またいつでも打てると考える
パチンコは「またいつでも打てる」と考えて、ダメならその日は切り上げる方法です。
なんどもいうように、私たちには負けを取り返す心理があって、とくにその日の負けはその日じゅうに取り返したくなります。
だからこそ、設定がわるい台でもお金を突っ込んでしまうのですが、
そこで、つぎのように考えることができれば、
- パチンコにはまたいつでも行ける、勝負は日をあらためよう
すくなくとも、その日の「負ける→追い銭」のループを食い止めることはできます。
午前中からパチンコに行って、負けが3万、5万、8万と増えていき……こんなはずじゃなかった
こんなのばかりですが、日をあらためられれば、負けがムダに増えていくのをふせぐことはできるでしょう。
これができたからといって、ほかの日で勝てる保証なんてものはありません。でも、
最低でも「負けを取り返そうとして乱れ打ち」はセーブできるな
またいつでも打てる……。
じっさいはほんとうにそのとおりで、どうせまた数日後には行くので、それを当日に意識して帰るという話です。
できそうなら、実践してみる価値はあると思いますよ。
5. パチンコ自体をやめる
最後に、どうしてもムリそうなら、パチンコ自体をやめるのも考えてみてはどうでしょうか。
パチンコ・パチスロは、日常的に楽しめる娯楽としてはたしかにおもしろいです。
イヤな気分になることのほうがはるかに多いですが、
たまに勝てたときは、いい気分になれます。
お金も増える(というか負けの一部が返ってきただけなのですが……)ので、買いたいものも買えたりします。
ただ、パチンコをやめられた私だからこそ、これはハッキリいえるのですが、
イヤな気分になることなんてなく、ただ楽しいだけの趣味
こういうのって、じつはパチンコ以外でたくさんあるんですよね。
パチンコ以外に興味を持てなくなってしまっているだけで、探せばほかの趣味は見つかるのです。
そんなにお金もかからず、やれば楽しいだけ。
年をとっても楽しめる趣味もありますし、いちど見つけられれば、ほかの遊びも見つけていけるようになります。
パチンコをしているとあまり考えなくなるが、まあ、いつまで続けるのかって話でもあるな
老後になるまでパチンコを打ちつづけますか?
いつかやめようは、私の経験上、そう考えているうちはやめられません。
ですから、いろいろ(追い銭対策を)ためしてもダメそうなら、このへんで引退というのもありだと思います。
パチンコに依存症状がでてくると、やめるのがきわめてむずかしくなります。
追い銭もそうですが、パチンコ自体も、早めに切り上げるのが大事なような気がしますよ。
今回のまとめ
- パチンコでの追い銭とは追加投資のこと
- 人には追い銭をしたくなる心理(負けを取り返す)がある
- 対策を打ってもダメそうなら引退もあり
パチンコの追い銭は、いってしまえば、そうなるのが必然な部分があります。
私たちにはそうしたくなる性質があるからです
パチンコにかぎらずで、これは、ギャンブルなら全部そうです。
胴元がもうかり、お客さんは負ける。
でなかったら、パチンコ店も、競馬場も、カジノもやってはいけません。
追い銭問題を解決できる人、つまりパチンコとうまく付き合える人は、ごく一部だと思います。
ですから、どうしても追い銭を止められないのなら、それはそういうものだと受け入れるのもありでしょう。
動くのが早ければ、追い銭をどうにかするより、パチンコをやめるほうがラクな場合もあるはずです。
もうやめようかな……
と、これまで何度も考えたことがあるなら、この機にもういちど考えてみるのもいいと思いますよ。
負けを取り返すのを追いつづけるのか
それとも、人生の目標的な話での勝ちを追うのにシフトするか
ということをです。
関連記事も参考に、ゆっくり考えてみてくれよな
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