パチンコをしていると負けますが、とくにその日の負けは、その日じゅうに取り返したくなりますよね。
なんとしてもこの負けだけは……
今週や先月ぶんでもそう。とにかく私たちは、「ギャンブルの負けはギャンブルで取り返す」になってしまいます。
でも、その思考をしてしまった時点で、じつはもうアウトだと元ギャンブラーの私は思うわけです。
- ギャンブルの負けを取り返したくなる心理とは?
- パチンコで「負けを取り返す」をコントロールする8つの方法
結論からいうと、パチンコの負けは……あきらめたほうがいいです
ギャンブルの負けを勝って取り返すのは、9割くらいの人にはできないことなので、負けは受け入れたほうがいいと思います。
ただ、そんな「諦めましょう」で納得できる話ではないわけだよな
それに、負けたまま帰るなんてのもふつうはできないことなので、
- ではどうすれば負けを受け入れられるか?
- なんとかして勝って取り戻す方法はないか?
この記事では、こういったことをお話ししていきます。
うまいこと実践できれば、負けを取り返したくなって乱れ打ち……もふせげると思います。
また今後は「負けを取り返さなくてもいい人生」も見えてくると思うので、どうぞ最後までごらんください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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ギャンブルで「負けは取り返す」になるのはなぜ?
負けたままで帰るわけにはいかない!
まずはそもそもの話で、どうして私たちは「ギャンブルでの負けを取り返したくなるのか?」から見ていきましょう。
これには、つぎの理由があるからです。
- 人は得た(勝った)喜びよりも、失った(負けた)ツラさのほうを強く感じるから
- 人は失った状態になると、リスクを背負ってでもそれを回避したいと考えるようになるから
これは、心理学で有名な「プロスペクト理論」というものです。
失ったものは取り戻したくなる。
こういった、人間が持つ根本的な心理がかかわっているので、だれもが負けを取り返したくなるのです。
さらにいうと、ギャンブルは「遊び」です。
本来は「趣味」の遊びですよね
勝負……とはいえ、遊びで大切なお金を失っているわけです。
でもギャンブルは、ふつうの趣味(使えばお金がなくなる)とはちがって、お金が増える「可能性」がある。
そうなると、どうしてもこのように考えてしまいます。
楽しかったからそれでいい……とはならん!
最低でも、使ったお金はキッチリ回収したくなるのが人のさがです。
ゲーセンとかならそうはなりませんが、やはりお金が返ってくる可能性がある以上は、そうならざるをえません。
さらにいうと、パチンコやスロットの場合、楽しませてすらくれないパターンも多いです。
遊びに来たのに、楽しめないままでは帰れませんよね?
だから私たちは、よけいに負けを取り返したくなって、勝負を続行して(追加で負けて)しまうのです。
パチンコで負けを取り返したい時の8つの対処法
負けを取り返そうとする思考が負けを誘発する
そんなことはわかっていても負けは取り返したくなるもので、これをどうにかするのは本当にむずかしいです。
とはいえ、対策方法がないわけではありません
ということでここからは、パチンコで負けを取り返したくなったときの対処法を8つ紹介していきます。
- 借金でパチンコをしない
- 家に帰ってパチンコをやめる
- 理論上勝てる台しか打たない
- 負けは働いて取り返す
- 余剰資金を増やす
- レートを低貸しに落とす
- 勝ちに徹する
- またいつでも打てると考える
ここで見ていく方法は、以下のどちらかのパターンにわけられます。
- 負けは受け入れる
- 負けは勝って取り戻す
基本的には「負けは受け入れ」て、取り返したくなる気持ちにストップをかけていきます。
勝って取り戻す方法もモチロンあるので、どうぞ順番にごらんください。
1. 借金を返す(借金でパチンコをしない)
タイプ | 負けは受け入れる |
まずは大前提として、借金でパチンコをしないことです。
私もそうでしたが、パチンコの軍資金を借金で調達すると、よけいに負けを取り返したくなります。
なぜかというと、
- 借金をする=仕事の稼ぎではお金が足りていない
- その状態で負ける=借金を減らそうと思ったらパチンコで勝つしかなくなる
と、負けを取り返したいとかではなく、負けを取り返さないといけなくなるから。
負けたときに「働いて稼げばいいか」が、できなくなってくるんだな
借金がなくなれば、すくなくとも、それがあったときよりも負けは受け入れやすくなります。
ですから、借金をしながらパチンコをしているなら、この問題はいまから解決していきましょう。
借金×パチンコが常習的になっている場合でも手はあります
の記事では、返しては借りて……をふせいで、返済をうまくいかせる方法をまとめてあります。
こちらを参考に、借金があるなら完済を目指してみてください。
負けを取り返したくなったとき、お金を借りてしまうのは世界共通です。
海外カジノでも、クレジットカードを現金化できたり、近所に質屋があったりと、みんなお金を借りてでも負けを取り戻そうとします。
借金がある(=借りられる環境にある)以上、取り返したくなる心理にあらがうのはムリな話になってくるので、対策は必須ですよ。
返済しながら軍資金も確保する方法
(借金は返しつつパチンコもつづけたい方へ。この方法なら、返済と軍資金の確保を両立させられるはずです)
とはいえ、完済するまで借入にはいっさい手をつけない、
- つまり返済と軍資金は完全にわける
のは至難のワザだと思いますし、完済するまでパチンコに行かないのも望んでいないと思います。
お金は返しながら、できればパチンコにも行きたいわけだよな
では、そんな方法はあるのか? というとあるので、つぎの対策に入るまえにパパッと紹介しておきましょう。
返済と軍資金を完全にわけるには、借金の支払いの一部を免除してもらう方法があります
- 借金の利息をナシにしてもらう → 毎月の返済は最小限にできる → のこったお金から軍資金を確保する
じつは借金は、支払いの一部を免除してもらうことができます。
その一部とは「利息」で、利息をカットできると、つぎのように毎月の支払いをラクにできます。
利息カット後
借入 | 金利 | 月返済額 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|---|
120万円 | 18%→0 | 2.2万円 | 112回→55回 | 126万3969円→0円 |
借入額にもよりますが、借金は利息を取られるので、できるだけ多く返済していかないとキツいです。
しかし利息をナシにできれば、借金が120万円あっても月々の返済は2万円ちょっとでOKに。
返済は格段にラクになり、それによって、のこったお金はすべて自由に使えるようになるという話です。
この場合だと、返したぶんはすべて元本にあてられるので、返済回数は約半分に短縮。120万円を超える利息を支払う必要もナシにできました(※120万円の軍資金をつくれたと考えることもできます)。
今後も遊びとしてパチンコと付き合っていきたいなら、この方法を使うのもありです
返済は返済でキッチリわけられるので、「借金でパチンコをしない」はクリアしていけるでしょう。
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そこで減らせるとわかって希望すれば、自宅にいたまま利息をカットしてもらうこともできますよ。
利息カットは貸金業者との交渉で認めてもらうものだから、ギャンブルが理由とはいいにくいと思う
でも、借金の理由をいう必要はないですし、借りたぶんを返せば、あとはお金をどう使うかは個人の自由でもあります。
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私も聞いたことはありますが、ふつうに教えてもらえました。聞くだけも全然大丈夫です
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2. 家に帰ってパチンコをやめる
タイプ | 負けは受け入れる |
パチンコで負けを取り返したくなったとき、そこをなんとかこらえて「家に帰る」ワザがあります。
で、これが1回でもできると、そのままパチンコをやめられる可能性がでてきます。
となると?
今後は取り返すもなにもなくなりますよね?
そもそもパチンコに行かなければ「負けない」ので、負けを取り返す必要もなくなるからです。
あとでお話ししますが、ギャンブルでうまく立ち回れる人はかなりの少数派です
だったら、もうパチンコ自体をやめてしまうのが、じつはいちばんラクな方法でもあるのではないでしょうか?
10年以上にわたってパチンコ・パチスロに依存してきた私の場合、
- 負けている
- 閉店間近でも粘っている
- まだ出玉はいくらか残っている
こういった、ようは「やめようと思えばやめられる」状態で家に帰れたのは、じつは数えるくらいしかありませんでした。
キャッシュカードを家に置いてきても取りに帰りましたし、すくない出玉なら交換するのも面倒だと、飲ませるまでは帰れませんでした。
ただ、「途中で家に帰る」ができたとき、考え方にはあきらかな変化を感じられていました。
わりとまじめにパチンコをやめようと思えた、という変化です!
精神エネルギー「大」を目指せ
- 負けを取り返せれば、結果は最悪ではなかったと変に納得してしまう
- 負けが増えれば、負けを取り返しに行こうと結局またパチンコに行く
しかし途中で帰る英断をくだせると、「もうパチンコはいいやの解放感」を味わえたりもします。
そして、そのように精神エネルギーが大きいときは、パチンコをやめられるチャンスにもなるんですよね。
逆にいうと、そんなときくらいしかやめようと思えないものでもあります
途中で帰る行動は、その後の「考え方の変化」を生み出すことにつながります。
パチンコに行かなければ、負けを取り返したいと思うこともなくなる
よって、負けを取り返したくなったら粘るのではなく、あきらめてさっさと家に帰るというわけです。
ふだんは「パチンコに行きたい」にしたがっているのなら、負けがひどいときの「早く帰りたい」にもしたがっていいのでは!?
「帰る」というたったひとつの行動をするだけ。
それだけで、今後は負けない人生を歩める可能性がでてきます。
ですから、個人的には、家に帰って「もうやめるかな……」がベストなように感じますよ。
3. 理論上勝てる台しか打たない
タイプ | 勝って取り戻す |
いや、パチンコをやめるとかいう話じゃないんですよ
辞めたほうがいい、とかいうと、そう感じたりもすると思うので、つぎの対策を紹介しましょう。
今後は「理論上勝てる台しか打たない」という方法です。
負けることがなくなれば、やはり負けを取り返す必要もなくなるからです。
そんな台はあるのか?
スロットなんかだとよくありますよね。
設定1でも「完全攻略で機械割が100%を超える」台です。
目押し技術が必要になりますが、そういった、打てば理論上はプラスになる台はあります。
それで、たとえば「フル攻略で103%」の台を月8回ぶん回したとすると、期待値は以下のとおりとなります。
- 3枚×8000回転×103%-3枚×8000回転=720枚(1日の期待値)
- 720枚×月8回=5760枚=11万5200円(1か月の期待値)
もちろん、目押しミスや換金率でも変わってきます。
が、理論上勝てる台だけやっていれば、上記のように期待値はプラスになります。
パチンコの場合はボーダー以上の台(※探し方はあとで補足します)だけを打てば、これもおなじく期待値はプラスです。
ちなみに101%と102%で8000回転なら、期待値は以下のとおりです。
- 101%:240枚×月8回=1920枚=3万8400円
- 102%:480枚×月8回=3840枚=7万6800円
日当で考えると、102%でも9600円なので、割のいいバイトくらいの稼ぎになります。
負けたまま帰れればの話だけど……
ただし、この方法を成功させるにも、アレが関係してきます。
負けたまま帰れるか、だな
期待値はあくまで期待値で、かならずしもその日がプラスでおわるとはかぎりません。
つまり、負けたら負けたでそれを受け入れられなければ、結局はこの方法を駆使しても負けていきます。
調子がわるいときでも深追いしてしまったり、台移動をして、ほかで負けを取り返そうとしてしまったりするからです。
私も結局はこれでダメでした
その日の負けをその日に取り返そうとしない【超重要】
これができなければ、期待値プラスの台を追いつづけていても負けは取り返せません。
そしてこれは、おそらく1割くらいの人にしかできないことです。
このあとでも「あきらめて帰る方法」は紹介していきますが、正直むずかしいと思いますよ。
期待値が100%超えでも負ける理由
4. 負けは働いて取り返す(考えを変える)
タイプ | 負けは受け入れる |
まっとうなもので、「負けは働いて取り返す」方法があります。
最初のほうでお話ししたとおり、パチンコなどのギャンブルは「遊び」です。
そこに使ったお金を「遊び」で取り返そうと考えることが、そもそもまちがっているといえないでしょうか?
ようはふつうの娯楽とおなじで、パチンコもお金を払って遊ぶものだと考える、という話です。
なので、負け(=遊びで使ったお金)は働いて取り返すというわけです
私はパチンコ・パチスロで1000万円以上は負けてきましたが、この負けは働いて取り返そうといまは考えています。
年収が足りないのなら、副業でかせいでもいい。
うまいこと軌道にのれば、そこで負けを取り返すことだってできるでしょう。
遊びで使ったものは、遊びで使ったものとして割り切る
お金を稼ぐほうにハマって、パチンコに行かなくなれば、今後はプラスだけにしていくこともできます。
負けることがいっさいなくなる……と、これからは勝つだけの人生にすることもできますよね?
もちろん、娯楽としてパチンコを続けるのもありだ
しかしそうするなら、負けは「遊びで使ったお金」と割り切ったほうがいいと思います。
お金を稼ぐ方法は、パチンコよりも稼げる副業でもまとめてあるので、こちらもチェックしてみてください。
5. 余剰資金を増やす
タイプ | 負けは受け入れる |
負けは働いて取り返す、と似た話で、「余剰資金を増やす」方法があります。
あらかじめ負けても痛くない軍資金を用意しておくことで、取り戻したい気持ちにセーブをかけるのです。
毎年おこなわれる民間給与実態統計調査によると、働いている人の平均年収は「458万円」でした(令和4年)
手取りにすると月収32万円くらいですが、これだけあっても、パチンコで好き放題遊ぶには正直足りません。
では、月収が100万円と、その3倍以上に増えたらどうなるでしょう?
いままでの負けのダメージが、3分の1に減るとも考えられないでしょうか。
4パチ20スロで1万円負けたら取り返したくなるが、1パチ5スロで3000円負けなら、「まあいいか」とまだあきらめられるよな
余剰資金が増えれば、レートはおなじでも、体感で「1万円負け→3000円負け」はできると思います。
ようは、収入をいまの何倍かに増やせれば、パチンコでの負けも「まあこれくらいならいいか」にできるだろう、という話です。
くわしいことは、パチンコを適度に楽しむ(上手く付き合う)方法にも書いてあります。
さすがに月収100万円はむずかしくても、収入を増やせる可能性はだれにでもあると思います
こちらも副業にトライするなどして、収入アップを目指してみてはどうでしょうか?
負けを「遊びで使ったお金」と割り切れないなら、余剰資金を増やすしかない気がします。
6. レートを(低貸しに)落とす
タイプ | 負けは受け入れる |
とはいえ、だれもがそう簡単に余剰資金を増やせるほど、現代社会は甘くはないわけだ
そこで、レートを落とすことで、余剰資金を増やしたのとおなじ状態をつくる方法もあります。
今後打つのは1パチ5スロにすることで、負けのダメージを4分の1に減らすわけです。
さきほどのとおり、パチンコの通常レートは遊びで使う金額としては高すぎます
しかし1パチ5スロなら、通常の4倍は遊べるわけですから、
- 4万円ぶん遊んだ → 1万円しか使っていない!
- 8万円ぶん遊んだ → 2万円しか使っていない!
と、お金が消える速度を考えれば、むしろこれくらいが本来の適正価格なような気もします。
お小遣いの範囲内でもじゅうぶん勝負はできるな
勝ったときの喜びも4分の1になるので、できればレートは落としたくはないでしょう。
でも、使う金額がすくなければ、それだけ負けたままでも帰りやすくなるのは事実です。
負けて帰れず、取り返そうとしてどんどん負けを増やしてしまう……
それなら、レートを落とすことも考えてみてはどうでしょうか?
使う金額を減らすことで、「パチンコは遊び」だと、認識を変えていけるかもしれません。
7. 勝ちに徹する
タイプ | 勝って取り戻す |
これは遊びではなくなってきますが、パチンコで勝ちに徹する方法があります。
徹底的に勝率を上げていくことで、負ける(取り返したくなる)機会を減らしていくのです。
パチンコで勝つ方法は、つぎのようなものがあります
- 貯玉再プレイを利用して貸玉手数料のムダをはぶく
- イベント日だけ行く(遊びでふらっと行かない、抽選が外れたら帰る)
- 店のデータ取りをする(釘調整・設定変更のクセをつかむ)
- 止め打ちなどの技術介入をおこなう(バレない・怒られない範囲で)
とくに重要なのは、店のデータ取りをして出る台のクセをつかむこと。
そしてそのデータをもとにして、イベント日だけ行くようにすることです。
こうすることで、釘が読めなくても、パチンコでボーダー以上の台に座れる可能性は上げられます。
マイホだけではなく近隣の店舗もカバーすることで、いい台を取れる率も上げられます。
私も勝てていた時期は、データ取りをしてイベントだけ行っていました。負けはじめたのはおもに社会人になって時間がなくなってからです。
勝って負けを取り戻したいなら、おいしいところだけ(還元日だけ)取るようにしたほうがいいでしょう。
抽選でダメだったら帰るのも大事だな
打ちはじめてしまえば、使ったぶんはどうしても回収したくなります。
だからこそ、よさそうな台が取れなかったときは、なにもしないで帰る
負け、というか、お金をまだ使っていないので、取り返すもなにもないわけです。
そういう日は、お昼ごはんでも食べて帰るのがいいのではないでしょうか?
朝から来たからには打ちたい……となるのがふつうですが、勝ちに徹するなら、不利な勝負は避けなければならないでしょう。
パチンコで勝つ方法は、以下の関連記事でもまとめてあるので、こちらも参考にしてみてください。
8. またいつでも打てると考える
タイプ | 負けは受け入れる |
最後に、負けを取り返したくなってきたときは、「またいつでも打てる」と考える方法です。
3番目の理論上勝てる台しか打たないのところで、つぎのかなり大事な話をしました。
その日の負けをその日に取り返そうとしない
それ以降もいろんな対策を見てきましたが、それでもやっぱり、その日の負けはその日じゅうに取り返したくなるものです。
どうしても私たちは、負けを取り返すチャンスは「いましかない」と考えてしまいます
いまをのがせば、負けたままおわって、二度と取り戻せないような気分になってしまいます。
でも、負けは働いて稼げばいいですし、勝って取り返すなら、なおさらその日ではない(日をあらためたほうがいい)わけですよね?
ですから、負けてきたら「パチンコはまたいつでも打てる」と考えて帰るのです。
じっさい、休日はこれからもあるわけで、翌日以降にパチンコに行く機会はいくらでもあります。
台が撤去されるなどしないかぎり、またいつでも打てるだろう
つまり負けをその日じゅうになんとか……、というのが、そもそもの間違いだったともいえるのではないでしょうか?
もし、ここまでの対策を駆使しても、負けを取り返す気持ちをコントロールできないなら、パチンコをやめるのもひとつの手だと思います。
このあとでも見ていきますが、頭ではわかっていても、実践するとなると話はべつになります。
ギャンブルは依存症状がでてくると、コントロールが完全に不能になってしまうものでもあるからです。
負けなければ、取り返す必要はなくなります。そしてパチンコに行かなければ、二度と負けることもなくなります
これは屁理屈ではなくて事実なので、コントロールがムリそうなら、パチンコと距離を置くことも考えてみてください。
くり返しになりますが、個人的には、そのほうがラクなような気がしますよ。
パチンコで9割は負けを取り返せないとする理由
負けを取り返す気持ちを制御する方法は以上です。
またおさらいをすると、パチンコで負けを取り返したくなるのは、つぎのことが関係しています。
- 人間の根本的な心理
- 娯楽なんだから楽しみたい、使ったお金は回収したい
では、途中で何度かでてきた「9割は負けを取り返せない」とするのはどうしてなのか?
最後に、これを見ていくことにしましょう
最初で見てきた「プロスペクト理論」は、投資関係でよく登場するものです。
それで、ギャンブル性が高い(と私は思う)FXなんかは、9割が負けるといわれています。
これは、どうしてなんだ?
投資で負ける最大の理由、それは「損切り」ができないことにあると思います。
損切りとは「負けの状態で取引を確定→資産を減らす」ことで、これのむずかしさが、以下のループを誘発するからです。
- 取引をマイナスで確定させれば、その勝負は負けでおわり
- 損切りをしないで耐えていれば、(値動きがあって)負けを取り返せるかもしれない
- でも結局ダメで、負けを増やして終了
こうやって、FXでは多くの人が負けていくわけです(パチンコからFXへの移行で私も経験しました)
そしてこれは、パチンコでもおなじことが起こりますよね。
そう、負けたままでは帰れず(損切りできず)、取り返そう(取り返せるかもしれない)とがんばった結果、負けを増やして閉店するあれです。
だれもが経験してきたやつだな
じつはパチンコもFXとおなじく、9割が負けるといわれています。
ギャンブルには胴元(運営側)がもうかる仕組みがあり、パチンコも負けるようにできているから。
ただ、これも結局は、「負けを受け入れられないからこそ」ではないかと思うのです。
パチンコは深追いするからこそ負ける
パチンコ店がもうかる仕組みをすこし補足しておきましょう。
ギャンブルには胴元の取り分(抜き)が設定されていて、やればやるだけ負けるようにできています。
パチンコの抜きは「10~15%」とされています
でも、5万円持っていったら5000~7500円(10~15%)の負けですむでしょうか?
いや、そうはならないですよね。
なぜかというと、負けを取り返すためにも深追いしてしまい、私たちは不利な勝負をしてしまうからです。
- 2万~3万負け:まだ余裕で取り返せる、とお金を突っ込む
- 4万、5万、6万負け:まだ取り戻せる、デカいのを一発引ければ逆転はある、と突っ込む
- 10万負け:もうムリそうだけど、すこしでも取り返したい、と突っ込む
時間はないけど一発当てられれば……
残り時間がすくなくても、低設定が濃厚でもおかまいなし。
そこに負けを取り返せる「可能性」が見えれば、いくらでもお金を突っ込めてしまいます。
……で、負けがすこしだったとしても、最後は大きく負けてしまうんですよね。
- FXは損切りができない、パチンコは負けたまま帰れない
- もともと勝てないものが「取り返す」によってさらに勝てなくなる
つまりギャンブルは、
「負けを取り返す」なんてことを考えだした時点でもう勝てない
こういうものなのです。
負けを受け入れられなかった時点で、「負けを増やす未来」しかそのさきにはないから!
……!!
9割が負けるというのは、ふつうの人はそうなってしまうからこその話。
ギャンブルに依存症状がでてくるとなれば、この「勝てない」はほぼ確実になってしまうでしょう。
負けたまま帰るなんて、絶対にできなくなってくるからですよね。
だからこそ、勝ちに徹する以外では、負けは受け入れたほうがいいという話になるわけです。
パチンコで負けを取り返す行為の先にあるもの
ここまでの話をまとめると、
- だれもが負けは取り返したくなる
- しかしその思考をした時点でもう勝てない
なので、諦めるところは諦めて、考え方を変えるなどしたほうがいいという話でしたが、もうひとつだけ補足しておきます
パチンコで「負けを取り返そうとしたさきには何があるのか?」。
- 負けている状態でむかえた閉店間近の21~22時
- 店内BGMは最後のひと勝負を煽り、お客さんは何発か当てようと完全告知台に結集
この状況は、スロットコーナーでよくあるやつですよね。
その姿はまさに「必死」……
はたから見れば、異常としか思えない光景ともいえます。
でもこの時間は「その日の負けを取り返す最後のチャンス」なので、そうならざるをえません。
ところがどうでしょう!
ここで運よく負けを取り返せたとしても、状況は、悪化していく一方だと私は思うのです。
パチンコは「粘ると負ける」がくりかえされる
疲れててもう帰りたいし、なんだか必死になっているのがばからしくなってきたよ
出玉がなくなってくれればさっさと帰れるのに……。あ、当たってしまった……
パチンコ店で粘っていると、だいたいこんな感じになります。
そしてこの場合、私たちにはつぎの2つの未来が用意されています。
- 奇跡的に負けを取り返せる
- 結局ダメで負けを増やして閉店終了
ただ、どっちにしろまたパチンコ店には行きますよね?
以下のとおり、どう転んでもパチンコには行きたくなるからです。
- 負けを取り返せた場合
勝ったような、すべてがまるく収まったような気になってまた行きたくなる
- 負けを増やした場合
その日は二度と行くかと思うも、数日後には傷が癒えてまた行きたくなる
と、いうことは……?
そう、パチンコは粘れば粘るだけ(その日は取り返せても)負けていくのです。
勝っても、負けても、引き分けでもダメ。
結局はまた行くので、「負けを取り返す」思考をしてしまうかぎり、やればやるだけ負けていくことでしょう。
そうなると、しんどい思いをしながら粘っているあの時間は、むだ以外のなにものでもないですよね?
だからこそ、「負けを取り戻す」はおわりにして、ある程度の負けはしかたがないと考えたほうがいいのです。
今回のまとめ
- 負けを取り返したくなるのはだれもがそう
- しかしその思考に入った時点でギャンブルは勝てなくなる
- 負けは受け入れるか、勝ちに徹するか、もしくは距離を置くか
パチンコで負けを取り返すために粘るのは、その後の負けを誘発するだけになってしまいます。
ですから、今後もパチンコで遊びたいのなら、負けは受け入れていく必要があるでしょう。
本記事で見てきた対策を参考に、うまいことできるかためしてみてください。
ただ、そうはいっても、負けは取り返したくなるものです
その思考を断ってうまく立ち回るのはほんとうにむずかしい。
ですから、正直いちばんいいのは、もうパチンコをやめてしまうことです。
でも、1割の人間になれれば……
たしかに、だれもがそう考えたくなりますが、パチンコには強い依存性があります。
やればやるだけ依存症状もでてきて、ギャンブルに依存してしまえば、もう1割もなにもありません。
あきらめて家に帰るか、パチンコに行かない努力をするか。
ふだんとちがう行動を起こせれば、ふだんとちがう結果がでます。
そうやって元依存症の私も、パチンコではなく「人生での勝ち」を目指す生活を手に入れられました。
そんなわけで、パチンコは行かないことが勝ちでもあるな
おすすめなのは、負けを取り返すのはやめてパチンコとは距離を置くこと。
もしくは、「その日に取り返せる金額なんてたかが知れてる」と考え、負けは遊びと割り切ることです。
- 借金を返す:使えるお金を増やしたいときは無料の借金減額診断
も使ってみよう - 家に帰ってパチンコをやめる:負けを取り返す必要もなくなるのでいちばんラク
- 理論上勝てる台しか打たない:ただし「その日の負けをその日に取り返そうとしない」
- 負けは働いて取り返す:パチンコよりも稼げる副業も参考に
- 余剰資金を増やす:収入が増えれば負けたときの体感ダメージも減る
- レートを落とす:1パチ5スロこそ適正価格では?
- 勝ちに徹する:パチンコ・スロットの勝ち方も参考に
- またいつでも打てると考える:撤去などがないかぎり、べつにパチンコは逃げない
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)
コメント一覧 (2件)
頑張りむす
お互い頑張りましょう!
私は地道に働いてこれまでの負けを取り返そうとしています。