自分の意志ではパチンコがやめられないから出禁にしてほしい……
パチンコがやめられない家族(当事者)を出禁にしてもらえないかしら……
このような悩みを、一発で解決できる可能性があるものがあります。
すぐに利用できる「自己申告・家族申告プログラム」というものです。
- 自己申告・家族申告プログラムとは何か?
- 同プログラムでできること、使い方、申込書の内容など
自己申告・家族申告プログラムとは、遊技者や家族が利用できる、パチンコ・パチスロ依存問題(のめり込み)の防止対策です。
- パチンコ店への入店制限(入場制限)を申請、つまり出禁になれる
- 本人だけでなく家族の申し込みでも利用(出禁にする)は可能
と、ようはパチンコ店を自身または家族の申し込みで「出入り禁止」にしてもらえるのです!
このプログラムを活用すれば、パチンコ屋に行きたくても行けなくなるな
重度のギャンブル依存症だった私にとって、これは、パチンコをやめる決定打にもなりました。
そこでこの記事では、すでに2回は利用している私が、この自己申告・家族申告プログラムを徹底解説します。
かなり強力な効果をもったものなので、ぜひチェックしておいてください!
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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申し込みの流れは「自己申告プログラムを申し込んできた」に書いてあります。
また、お金を借りてしまう場合には、軍資金を断つことで行かない強制力をもたせる手段もあります。こちらは人に助けてもらう方法まとめから確認してください。
旧自己申告プログラムからの主な変更点
では見ていきましょう
自己申告・家族申告プログラムは、旧プログラムから内容が引き継がれて強化された「+α版」となっています。
2015年に開始となった旧プログラムの内容は、以下のとおりとなっていて、
- 設定した上限金額(たとえば2万円まで)に達したら教えてもらえる
- 遊技自粛勧奨(もうやめたほうがいいですよ)をしてもらえる
対象者はホール貯玉会員カード所有者で、自己申告できるものは1日の上限金額のみ。
上限金額を超えた場合の当日の遊技は、本人の意志を尊重するというものでした。
ようするに、
お金を使いすぎている時は声かけはするけど、そのあとも遊技を続けるかは自己責任で判断してくれ。店側は入場や遊技の制限はしないぞ
というものだったのです。
しかし、これが新たに「自己申告・家族申告プログラム」になったことで(2017年開始)、以下のように変更が加えられました。
- 自己申告ができる項目に「上限時間」と「上限回数」が追加された
- 本人の申告により、「入店制限」がかけられるようになった
- 家族の申告により、本人同意ありなしで「入店制限」をかけられるようになった
- ホール会員以外でも利用できるようになった(上限金額・回数以外)
自己申告できる項目が増えたのもありますが、とくに重要なのが、「入店制限」をかけられるようになったこと。
自分または家族が申告すれば、それだけで正式に、パチンコ店を出入り禁止にしてもらえるようになったのです。
自分で自分をセルフ出禁にするのも、家族が当事者を出禁にするのも可能です。
しかもこの出禁に関しては、ホール会員以外でもOKです
やろうと思えば、いちども行ったことがないパチンコ店でも利用できる、ということですね!
(※うまくいけば近隣の店舗を全部出禁になることだってできます)
ちなみに出禁以外の自己申告は、じつはそれほど重要ではありません。
しかしせっかくなので、出禁とあわせて、すべてのプログラムもつぎで見ておくことにしましょう。
自己申告・家族申告プログラムで利用できる5つの制限項目
自己申告プログラムでは、従来からの「上限金額」のほか、「上限回数・上限時間」も申告できます。
また、新たに導入された「入店制限」は、自己申告・家族申告のどちらでも利用できるようになっています。
この5つのプログラムは、
- 対象者
- 確認方法
- 告知方法
これらがプログラムによって異なります。
それぞれ確認しておきましょう。
申告種類 | 運用分類 | 対象者 | 確認方法 | 告知方法 |
---|---|---|---|---|
自己申告 | 上限金額 上限回数 | 貯玉カード会員のみ | 閉店後にシステム検索 | 翌来店日に声かけ |
自己申告 | 上限時間 | 全ての遊技者(非会員含む) | 店内見回り、監視カメラ、貯玉会員カード | 携帯に電話、店内での声かけ、店内アナウンス |
自己申告 | 入店制限 | 全ての遊技者(非会員含む) | 店内見回り、監視カメラ、貯玉会員カード | 発見時に退店を促す |
家族申告 | 入店制限 | 全ての遊技者(非会員含む) | 店内見回り、監視カメラ、貯玉会員カード | 発見時に退店を促す、家族へ通知する |
ざっとこんな感じです。
利用できるプログラムの内容も補足していきます。
上限金額・上限回数
「上限金額・上限回数」は、貯玉カード会員のみが対象です。
閉店後に会員管理システムなどで遊技金額・来店回数を確認し、上限を超えていた場合は、翌日以降の来店で申請者に声かけがされる。
申告すると、このような対応をしてもらえます。
そして声をかけられたさい、遊技者は、以下の3つから好きなものを選択できます。
- そのまま遊技せずに退店する
- プログラムは継続するがその日にかぎり遊技をする
- 設定上限の変更または解除を申請する
遊技をするしないは、あくまで「任意」となっているわけですね。
上限時間
「上限時間」は、非会員もふくむすべての遊技者が対象です。
申込書に、その日に遊技をする上限時間(たとえば3時間など)を記入して申請します。
申請した申し込み時間に達した場合、パチンコ店側は、以下の方法などで遊技者に告知をします。
- 本人の携帯電話に電話をして伝える
- 店内を見まわり本人に直接知らせる
- 景品カウンターへお越しください等の店内アナウンスで呼びかける
設定時間前に退店する場合は、その旨を店舗スタッフに伝えて申し込みをキャンセルしなければなりません。
ただし、つぎのことに規制があるわけではないので、
- 当日中に再来店
- 上限時間を超えたあとの遊技続行
これも「任意」と、そこまでの効果は期待できません。
入店制限
「入店制限」は、自己申告・家族申告ともに、非会員もふくむすべての遊技者が対象です。
これがいちばん大事なやつだな
申込者は、今後プログラムを申し込んだパチンコ店への「入店(遊技)はしない」と約束し、
- 店舗スタッフの店内見まわり
- 監視カメラでの確認
- 貯玉会員カード利用時のエラー(申請者にはエラーを出せる)
こういった内容で発見された場合は、店舗スタッフにより退店をうながされ、すみやかにそれにしたがわなければなりません。
また、家族申告による「入店制限」の場合は、以下の2つの条件が追加されています。
- 申請者の入店が確認された場合は家族へ電話連絡がいく
- 入店制限のプログラムを解除できるのは、申し込んだ家族にかぎる
自分で申し込んだ場合はふつうに出禁ですが、
家族に申し込んでもらった場合は、家族も「当事者がパチンコに行っていないか」を確認できるということです。
それぞれのプログラム内容まとめ
このように、「金額・回数・時間」の自己申告は、申告の上限に達すれば告知をしてはくれます。
ただし、その後の遊技は「自己責任での判断」なんだな
あくまでも声かけ程度で、上限を超えたあとの遊技は、本人の意思を尊重することになっています。
一方で、「入店制限」はそれらとは大きく異なり、自己申告・家族申告ともに、パチンコ店をほぼ完全に出入り禁止にしてもらうことができます。
家族申告の場合、申し込んだ家族なら制限を解除することもできますが、出禁を解除されることはまずないと考えていいでしょう。
それから、入店制限の場合、その他のプログラムのように「自己責任で判断」とかではありません。
入店が見つかりしだい、即時退店となります。
これに関して、異議申し立ては「いっさい認められない」ことになっています
したがって、パチンコ・パチスロをやめるために「自己申告・家族申告プログラム」を利用するのなら、
- もっとも効果が高い「入店制限プログラム」を利用する
この一択だといえるでしょう。
パチンコ屋は、もう出禁にしてもらうしかない、ということです!
自己・家族申告プログラムの申し込みに必要な書類と有効期間
それでは、ここからは、自己申告・家族申告プログラムを申し込むにあたって必要なことを見ていきます。
ここでは「必要書類と有効期間」について確認していきます
まず、同プログラムの申し込みに必要な書類ですが、これは以下の3点です。
- 自己申告・家族申告プログラム申込書
- 本人の顔写真
- 顔写真付き身分証明書
申込書はこれからくわしく見ていくのであとで解説します。
本人の顔写真は3か月以内に撮影されたものが必要ですが、パチンコ店内にカメラがあれば、店内での撮影も可能となっています。
身分証明書は、運転免許証やパスポートなど、顔写真付きのものを用意する必要がありますよ。
申告プログラムの有効期間
つづいて、プログラムの有効期間です。
これは全プログラムが一律1年間となっていますが、つぎの条件付きとなっています。
有効期間中に3か月間、本人の入店・遊技が確認されなかった場合は、申込書を無効として終了とする。
ようするに、実質的な有効期間は3か月間です
ただ、これに関しては、3か月後にまだ不安があれば、再度入店制限の申請をおこなえばいいだけの話です。
有効期間はそこまで気にする必要もありません。
また私の経験上、最初の1~3か月間を超えることができれば、禁パチ・禁スロの成功率は飛躍的に上がります。
有効期間が短いようにも感じますが、これは、わりと妥当な期間といえますよ。
3か月のリハビリ期間は意外と長いぞ
自己申告・家族申告プログラムの申込書の内容と入手方法
それでは、いよいよ自己申告・家族申告プログラムの申込書について見ていきます。
申込書の入手方法は、基本的には以下の2つ。
- プログラム導入店(後述)の景品カウンターなどに置いてあって、自由に持ち帰れる
- 申込書を置いていない店舗でも、(おそらくホール向けの専用ページから)印刷してもらえる
お店にない場合は、いえば印刷してくれたりもするので、聞くだけ聞いてみるのがいいでしょう。
追記:プログラム公式サイトからでも申込書をダウンロード・印刷できるようになりました。ギャンブル依存症の対策強化の方針で決まっていて、2022年中にそれが実行されたようです。プリンターがあれば即ゲットできます。
それから、自己申告・家族申告プログラムの申込書は全部で5ページとなっています。
記載されている申請内容も、現在は公式サイトから確認できるのですが、
これらは当時、文字に起こしたものをそのままのこしておきます
補足もあるので、そっちの補足をメインでごらんください。では、申込書の内容を見ていきましょう!
重要なのは「入店制限」の3ページ目なので、そこまでジャンプしてもらってもOKです!
1ページ目:上限金額・回数・時間
自己・家族申告プログラムの1ページ目は、自己申告(上限金額・回数・時間)をするにあたって同意しなければならない規約などが記載されています。
3つのプログラムのうちのどれを希望するかを選択し、以下の項目に同意する内容となっています。
金額・回数の申込者(貯玉会員のみ)
- 自分の意志で1日の遊技上限金額、1か月間の来店上限回数を申告し、上限を超えたときは次回来店時に、店舗スタッフに声かけされることを申請する
- 上限を超えたとき、次回来店日に貯玉会員カードが利用停止となることに同意する
- 有効期間は1年間とするが、入店が3か月間確認されなかった場合は申込書を無効とし終了とする。上限を超えた日から3か月間入店が確認されなかった場合も同様で、その場合は告知はされない
時間の申込者
- 自分の意志で1日の遊技上限時間を申告し、上限に達したときは告知(携帯電話へ連絡、直接声かけ、店内アナウンス)されることを申請する
- 自己申告した上限時間よりも早く退店する場合、その旨を必ず店舗スタッフに伝え、上限時間の申し込みをキャンセルする
- 有効期間は1年間とするが、貯玉会員は入店・遊技が3か月間確認されなかった場合、非会員は3か月間上限時間の申し込みがなかった場合、申込書は無効とし終了とする
金額・回数・時間それぞれの申込者
- 遊技確認のための監視カメラの利用、店舗スタッフの見回りに同意する
- 申告上限を超えたことを告知された日の遊技については、自己責任で判断する
- 店舗スタッフを含む関係者がプログラム運用の範囲内で、自分の個人情報を利用し共有することを承諾する
- 店側の状況によって申告上限を告知できなかった場合、自分に「金銭の損害や精神的な問題、人間関係などの個人的なトラブル(以下『トラブル』とする)」が起きたとしても、それを店舗やプログラムのせいにはしない
1ページ目のまとめ
やはりこの3つのプログラムに関しては、「声かけ程度であとは自己判断」というのが制限としては弱いです。
ただ、決められた範囲内でパチンコ遊技をつづけていきたい人にとっては、有効なプログラムではあると思います。
つぎのページへ進みましょう。
2ページ目:必要事項の記入欄
2ページ目は、自己申告プログラム(上限金額・回数・時間)を申し込むための必要事項記入欄となっています。
- 顔写真の貼付や身分証明書の選択
- 住所・氏名・会員番号(会員のみ記入)
- 希望する上限金額・回数・時間
こういったものを記入する用紙ですね。
画像では見切れていますが、その下には、上限時間を希望するさいの告知方法(電話、声かけ、店内アナウンス)を選択する欄もあります。
また、2ページ目の最後には、上限時間の再申込書(遊技時間と告知方法)もついています。
上限時間のプログラムでは、遊技前にかならず店舗スタッフに上限時間を申告しなければなりません。
それゆえの「再」申込書で、上限時間は金額・回数のプログラムとは異なり、入店ごとの申告が必要となっています。
つづいて3ページ目、ここからが本題ですよ。
3ページ目:自己申告での入店制限プログラム
3ページ目は、自己申告(入店制限)プログラムの申込書で、以下の項目に同意してプログラムを申し込みます。
- 今後申込店には入店し遊技しないことを約束する
- 約束をしたのに申込者が入店したときは、店舗スタッフに退店を促されることに対して異議申し立てをせず、速やかに退店する
- 貯玉会員カードが利用停止となることに同意する(貯玉会員のみ)
- 申込書の有効期間は1年間とするが、申込者の入店・遊技が3か月間確認されなかった場合は、申込書を無効とし終了とする
- 入店制限のため、監視カメラの使用、店舗スタッフによる見回りがなされることに同意する
- 店舗スタッフを含む関係者がプログラム運用の範囲内で、申込者の個人情報を利用し共有することを承諾する
- 店側の状況で申込者の入店および遊技を確認できず、声かけがされなかった場合に申込者に「トラブル」が起きたとしても、それを店舗や自己申告(入店制限)プログラムのせいにはしない
項目の下には、2ページ目とおなじ必要事項の記入欄があります。
3ページ目まとめ
ごらんのとおり、入店制限のプログラムを利用すれば、パチンコ店を出入り禁止になることができます。
上限プログラムとはちがって、自分の意志があってもプログラムを解除、遊技を再開することはできません。
入店の発覚が遅れてしまい、すでにお金を使っていたとしても、見つかりしだい退店となります。
「使ったお金を返してくれ」は通用しないということです!
ただし、注意点として、この退店のうながしには強制力はありません。
やろうと思えば従業員の制止を無視して、居座りつづけることもできてしまうわけです。
(※ほぼ出禁というのは、この強制力がないことが理由です)
まあでも、お店の従業員から「帰ってくれ」といわれて居座るのは難しいだろう
それに、そんなことをしていても、絶対に楽しくないですよね。
そうなるのが目に見えているので、入店制限を申し込んだパチンコ店には「行きたくても行けなくなる」のです。
あのパチンコ店に行くと追い出されるから行けない
このように、プログラムを申し込んだ事実が、パチンコ店に行くことへの抑止力にもなります。
それこそが、なによりも大事なことで、同プログラムの強みだ思います
法的な強制力がなくても、パチンコ店に行きづらくなるのはまちがいないですよ。
4ページ目:家族申告での入店制限プログラム
4ページ目は、家族申告プログラムの申込書で、申込者(家族)は以下の項目に同意して、家族申告プログラムを申し込みます。
- 遊技者本人が申込店で遊技しないことを希望し、本人の入店・遊技が確認された場合は、店舗スタッフに退店を促してもらうことを申し込む
- 遊技者本人への遊技中止および退店の呼びかけには強制力がないことを認識し、本人が呼びかけに応じなかったとしても異議申し立てはしない
- 「遊技者本人の同意書」と「申込者と本人の顔写真・身分証明書」を提出する
- 申込書の有効期間は1年間とするが、本人の入店・遊技が3か月間確認されなかった場合は、申込書を無効とし終了とする
- 店舗スタッフを含む関係者がプログラム運用の範囲内で、申込者の個人情報を利用し共有することを承諾する
- 店側の状況によって本人の入店・遊技を確認できず、本人に退店の声かけがされなかった場合に、「本人とのトラブル」が起きたとしても、それを店舗やプログラムのせいにはしない
- 家族申告(入店制限)プログラムの申し込みを有効期間中に解除できるのは、申込者(家族)に限ることを承諾する
項目の下には、必要事項(家族)の記入欄と、本人入店時の電話連絡をする旨、申し込みができる親族の対象(2親等以内)の記載があります。
2親等以内:本人および配偶者の父母、子供、子供の配偶者、祖父母、兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者、孫、孫の配偶者。
4ページ目まとめ
家族申告プログラムは、自己申告(入店制限)の内容に、「遊技者本人が入店した場合、店舗から家族に電話連絡される」ことが加わっています。
入店が見つかれば家族にも連絡がいくとわかっているので、これもパチンコへの抑止力になるでしょう。
家族申告プログラムは、本人の同意が必要となるので、家族への連絡を承諾したうえでの申し込みとなります。しかしこれも、のちに本人の同意なしでも申し込めるようになり、現在は「同意あり・同意なし」の2種類となっています。
ちなみに、家族申告による入店制限の場合、家族だけがプログラムを解除できるようになっています。
自分での申し込みとはちがって、制限を途中で解除できる
これは、私たち当事者が、パチンコ店に行けなくなった怒りやストレスを、家族にぶつけてしまうケースもあるからではないかと思います。
- 物への八つ当たり
- うまくいかないことを家族のせいにする
- 言葉の暴力や脅迫めいたことをいう
パチンコの禁断症状はやはりつらいですし、だれもが家族にはあまえてしまうもの。
申し込みに同意したとはいえ、家族が近くにいると、なにかのさいに文句をいいたくなることもあるかもしれません。
そんなとき、だれもプログラムを解除できないとなると、おたがいの関係が悪化してしまうおそれがありますよね?
だからこそ、最悪のケースをふせぐためにも、だと思います
家族にかぎり「解除可能」となっているのではないでしょうか。
もっとも、そのようなときは、相談機関や自助グループも力を貸してくれるので安心してください。
きちんと話を聞いてくれたり、相談に乗ってもらえる場所はあるので、つらい時期もきっと乗り越えられますよ。
相談機関や自助グループはこちらでも紹介
5ページ目:家族申告プログラムの同意書(本人用)
5ページ目は、家族申告プログラムの本人用同意書です。
3ページ目の自己申告(入店制限)プログラムの内容に、以下の2点が加えられています。
- 遊技者本人の入店が確認されたとき、入店について店側が家族に電話連絡することを承諾する
- 家族申告(入店制限)プログラムの申し込みを有効期間中に解除できるのは、家族に限ることを承諾する
これで、自己申告・家族申告プログラム申込書の内容は以上だ
使い方は簡単で、必要事項を記入したら、あとはそれを持ってパチンコ店に行くだけですよ!
本人同意なしでも入店制限を利用できるようになったことから、申込書の内容も増えているはずです。それでも基本的なことは変わっていないので、ぜひ参考にしてください。
自己申告・家族申告プログラムの導入店舗(加盟店)
それと最後に、プログラムの導入店舗・加盟店についても補足しておきます。
自己申告・家族申告プログラムは、合法的にパチンコ店で当事者を出禁にする方法で画期的な対策です。
しかしこれは、基本的にはプログラム導入店舗でしか使えず、強制力もないことから「絶対」ではありません。
ただ、話をしに行くだけでも行きづらくなるので、効果があるのは「確実」です
入店制限(出禁)を申し込めば、それだけでパチンコへの強力な抑止力となるのはまちがいないといえるでしょう。
また当初は、プログラムの導入店舗がまだすくないという問題点もありました。
プログラム運用開始後の2018年2月末では、プログラム導入店舗は2075店舗。警察庁の発表では、全国のパチンコホール数は1万596店(2017年12月時点)だったので、当初の導入率は約20%でした。
しかし、パチンコ最大手のダイナムは、2018年中に自己申告・家族申告プログラムを全店舗で導入したことを発表。
パチンコ大手のニラクや、2019年にはおなじく大手のマルハンも、全店舗での同プログラムの導入を発表するなど、確実に導入店舗は増加しています。
小規模店舗では、プログラムを導入していない店舗もやはりまだあります。
しかし各省庁も、ギャンブル依存対策を推し進めているので、プログラムがすべての店舗に広がっていくのも時間の問題だといえるでしょう。
導入店舗かそうでないかは、
- 店内やHPに「プログラムのポスターが掲示されているかどうか」
- 自己申告・家族申告プログラムの公式ページで、全国の導入店舗を一覧で見る
このようにして確認できます。
自宅近くの店舗や、行きつけの店舗が加盟しているかどうか、まずはしらべてみてください。
そして加盟店だったのなら、このままのいきおいで申し込んでくることを、プログラムを活用してパチンコをやめた私はおすすめします!
加盟店でなくてもいける場合はあるそうだから、最後にまとめもチェックしておいてくれ
公式サイトの導入店舗一覧では、プログラムに参加している加盟店を47都道府県別で確認できます。「店舗名・住所・導入プログラムの種類」も見られるので、すべてを合算すれば、全国の導入店舗数をチェックすることもできますよ。
今回のまとめ
- 自己・家族申告プログラムでパチンコ店を出禁にしてもらえる
- 入店制限に強制力はないけれど、強力な抑止力はある
- プログラム加盟店でなくても受けつけてもらえる場合もある
自己申告・家族申告プログラムは、最終的には自己判断となったり、退店に強制力はなかったりと、たしかに完全なものではありません。
けれども、プログラムを申し込むという「行動を起こす」ことは、ギャンブル問題を解決し、パチンコをやめる大きな足がかりになると私は思っています。
2019年4月には、「ギャンブル依存症対策の基本計画」が政府で閣議決定され、以下のことが決定していました。
推進すること
- 自己申告・家族申告プログラムの周知の強化
- 本人の同意「なし」にでも申し込める家族申告プログラムの導入
- 入場制限に活用するための「顔認証システム」の導入
利便性をはかるために実施
- プログラム導入店舗のウェブサイト掲載
- プログラムの申込書をウェブサイトからでも入手できるようにする
- 複数の店舗にプログラムを申し込むさいの負担の軽減(まとめて申し込めるようになる?)
ほとんどは2022年までに完了していますが、こういった取り組みにより、今後プログラムの導入店舗はさらに増えていくと思います。
そんなわけで、行きつけのパチンコ店がプログラム導入店なら、
パチンコをやめるために、入店制限のプログラムを申し込んでみましょう!
導入店でなかったとしても、つぎのような荒ワザを使うことだってできますよ。
- そのパチンコ店が導入店でなくても、申込用紙を持っていって、入店制限を申し出る方法もある(参考:パチンコをやめたいを叶えた最終手段)
- お店の責任者(店長)の裁量によっては、加盟店でなかったとしても受けつけてもらえることもある(参考:自己申告プログラムを申し込んできた)
このプログラムを申し込むのには覚悟がいりますし、私も以前までは、なかなかその気になれませんでした。
「自分はそこまでする必要はない」と思ってしまうからだな
でも、申請書を書いて申し込んでみる、たったこれだけのことでパチンコがやめられる可能性があるのなら、やらなきゃ損じゃないですか?
パチンコへの未練なんてすぐに消えます。パチンコで消えていく多額のお金も今後は守れます。
申し込むのは恥ずかしいかもしれないですが、それも最初だけの話です。
未来が変わるのは、行動を起こせたときだけ
そう、行動ひとつで、ギャンブル問題だって解決できるんですよ。
ご自身で、またはご家族といっしょに、自己申告・家族申告プログラムを申し込んでみましょう。
その効果は、元重度のギャンブル依存症の私が保証します!
まずはマイホにぶち込んでくることをオススメします
パチンコをやめる方法も実践
借金がある場合は完済を目指そう
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)