禁パチンコをしようとしても毎回失敗してしまうんです……
禁パチ・禁スロの失敗は、だれもが何度も経験してきたことと思います。
でもこれ、じつは「やってきた禁パチンコの方法がまちがっていた」パターンもあるわけですよね。
そこでこの記事では、禁パチ・禁スロ効果を最大化させるため、間違ったやめる方法に焦点をあてて見ていきます。
- 禁パチンコに間違った方法があるとするワケ
- 禁パチ・禁スロでの4つの間違った方法&それぞれの危険性
禁パチ・禁スロ方法には、効果があるように見える(あるといわれる)ものでも、逆効果となってしまうものがあります
間違った方法があるなら、それをつづけていても、パチンコをやめる目的は達成できませんよね。
場合によってはその方法によって、成功するはずだったものが失敗してしまうこともあるでしょう。
ようするに、こういうことだ
禁パチ・禁スロを完遂させるには、なにをすべきかと同時に、なにをしてはいけないかも知っておく必要がある
ということで、じっさいに私がしてきた失敗の経験をもとに、ここでは間違った禁パチ方法を4つ見ていきます。
人によってはうまくいく場合もあるとは思いますが、どれもリスクがあるので、どうぞチェックだけでもしておいてください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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なお禁パチ・禁スロをうまくいかせる正攻法は「パチンコをやめる11の方法」で紹介してあります。こちらとあわせてどうぞ!
禁パチ・禁スロを完遂させたければ正しい方法で!
本題に入るまえに、つぎのことからお話ししておきます。
どうしてこれから見ていく方法が「間違っているといえるのか?」ということだな
パチンコを初めてさわってからでは13~14年以上、私はギャンブルをやめられませんでした。
- 「もう行かない」の自分の意志に頼る
- 「この方法ならやめられるか?」を実践する
そのような試行錯誤をしていても、パチンコがやめられない生活はなかなか変わりません。
すこしうまくいったとしても、完全な解決まではなりませんでした。
ギャンブル依存症という強大な病には、中途半端な方法で勝つことはできなかったからです。
それで、そういった失敗を経験しながら、です
私は以下のような方法にたどりついていって、
最終的にはパチンコ・スロットをやめきることができました。
失敗していない方法だけがのこっていって、最後にそれらを組み合わせていくことで、完全解決となったのです。
ようするに、「①やってみて失敗した方法」と「②やってみてうまくいった方法」を私は知っているわけです
その「①やってみて失敗した方法」こそが、この記事で見ていく間違った方法です。
私の経験から、
- 「これをすれば確実に失敗する。これはやってはダメだ!」
とわかっているので、これから見ていく方法は「間違っている」といえるのですね。
もっとも、禁パチ・禁スロには、人それぞれの方法があるだろう
そのことからも、このあとで見ていくものが、すべての人に逆効果となるとはいえません。
でも、失敗するものには失敗するなりの理由があります。
そのリスクもあわせて確認してもらえれば、「間違った方法」が持つ危険性もハッキリしてくるはず。
①失敗する方法 → ②その理由
の順で解説していくので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
禁パチ・禁スロでの間違った方法4選
ではここからは、私が考える「禁パチ・禁スロでの間違った方法」を紹介していきます。
ここで紹介するのは、以下の4つです
- 低貸し(1パチ・5スロなど)にレートを下げる方法
- ゲーセンまたはアプリのパチ・スロでガマンする方法
- 実践動画を視聴して打った気になる方法
- パチンコ店でアルバイトをして内部情報を探る方法
「これでうまくいった」という話を聞くものもありますが、どの方法にも禁パチ・禁スロを失敗させるリスクがあります。
うまくいかない理由もくわしく説明していくので、どうぞ順番にごらんください。
1. 低貸し(1パチ・5スロなど)にレートを下げる方法
まずは低貸し(1円パチンコ・5円スロットなど)にレートを下げる方法です。
パチンコで遊ぶとき、
「通常レートの4円パチンコ・20円スロットしかしない」
ということはないでしょうか?
そりゃまあ、通常レートのほうが勝ったとき嬉しいですし、低貸しはスリルがないですからね
ギャンブルにのめり込んでいくと、スリルや興奮といった「快楽」を脳が求めるようになります。
レートが高ければ高いほど、脳は、「快楽」というエサを喰いつづけることができる……。
そういったこともあって、通常レートのほうが楽しく感じるのですが、
そこで、この通常レートを低貸しに下げる(つまらなくする)ことで、徐々にパチンコをやめていく方法があるわけです。
低貸しはつまらないからやめられる?
この低貸しに下げる方法は、「RSN」に電話をかけたときも、私はおすすめされたことがあります。
では、じっさいにレートを下げて1パチや5スロ(またはそれ以下)を打ってみるとどうでしょう?
たしかに、大多数はこのように感じるのではないかと思います。
尋常じゃなくつまらない……。時間の無駄だ……
ギャンブルはお金がかかっていなければ、身を焦がすようなスリル・興奮は絶対に味わえません。
低貸しのパチンコ・スロットは、この脳が求める「快楽」という点では、とてつもなく退屈でつまらないのです。
ただその一方で、「負けてもそこまでお金は減らない」などのメリットもあるわけだ
そこで、通常レートはいっさい禁止にし、低貸ししかやらない制約を課すことで、パチンコ店に行きたければ制限付きでOKにするのです。
- 禁煙するためにパイポをくわえる
- 電子タバコにかえる
そういった、代用品でのリハビリに近いことをして、徐々に足を遠のかせる、というわけです。
ところが、この方法は、思った以上に危険性が高いんですよね
どういうことか、「低貸しへの移行」が持つ4つの問題点を見ていきましょう。
出玉がたくさん出た場合は損した気分に
まずは、出玉がたくさんでると逆に損をした気分になる問題です。
大量の出玉を獲得したとき、低貸しでもお金はプラスになります。
でも、どうしてもこのように考えてしまいがちです。
これが4パチ(20スロ)だったら、これだけ勝てていたのに……
そう考えてしまうのも当然のことでしょう。
設定などはさておき、ただレートがちがうだけで、通常レートのコーナーにある台とまったく同じものを打っているわけですから。
1パチ5スロ以下の超低レートなら、この「損をした気分」はMAXです。
0.2円と4円パチンコではその差は約20倍、2円と20円スロットでは約10倍の差が出ます。
せっかく勝っても、なんだかモヤモヤした気分になってしまいますよね。
加えて、出玉が出ているときの高揚感も、通常と低貸しでは雲泥の差があるわけだ
イケイケ感・高揚感を最大限に味わえなかったことでも損をした気分になってしまいます。
お金もそうですが、その場の「スリル・興奮」はギャンブルの醍醐味です。
それで、そんなことを考えていて、パチンコをやめることなんてできるのでしょうか?
私には……無理としか思えません
こういったことがつづくにつれて、だんだんと私たちは、通常レートにもどりたくなってきてしまうのです。
併設店では通常レートが気になってくる
低貸ししかやらないつもりでも、だんだん通常レートが気になってくるのも問題です。
パチンコ店の低貸しは、以下のように、通常と低貸しが(島でわけられて)併設されているのが一般的です。
- 4円と1円パチンコ
- 20円と5円スロット
低貸しで遊技する場合、はじめのうちは、
「通常レートの島は見ないようにしよう、立ち入らないようにしよう……」
と考えます。
ところが、目に入らないように気をつけていても、だんだんと気になってきてしまうもので、
やらないけれど、見るだけ……
と、トイレに行くさいなどに、通常レートの島を見に行ってしまったりもするのです。
低貸しは、通常レートとくらべて台数もすくなく、機種も古いものが多いので、新しい台はどうしても気になってしまいます。
では、そんなとき、「お金が落ちている」ような状態の台を発見してしまったらどうでしょうか?
「見るだけ……いや、ワンチャンあるか!?」となってしまいませんか?
お金に余裕があればやってしまうかもしれません。
余裕がなくても、いちかばちかでやってしまうかもしれないですよね。
ちなみに私は、その「お金が落ちている」状態のスロット台(通常レート)を発見してしまい、すくない残金で打ちはじめてしまったことがあります。
それで、どうなったかというと、天井直前で所持金が尽きました。
おろせるお金も借りられるお金もなく、最終的にはパチンコ店に親を呼んでお金を借りました。あれほどみじめな気分になったことはそうはありません。
しかも「天井即終了」で負けたそうだ
また、低貸しでも負けるときはけっこう負けます。
負けがかさんできたとき、そのままあきらめて帰ることはできるでしょうか?
通常レートの台で、一発当てれば負け分を取り返せるからと、完全告知機に移動して一発勝負となりませんか?
そんなことをやっていれば、通常レートにもどってしまうのは、やはり時間の問題でしょう
結局のところ低貸し台は、お客さんを呼び寄せ、通常レートに座らせるための「まき餌」です。
あれだけでは、パチンコ店は利益を上げるのがむずかしいため、通常台で捕るための低貸しという罠を設置しているだけなのです。
所持金が少ない場合はギャンブルになってしまう
また所持金がすくない場合、低貸しでも結局「ギャンブル」になってしまいます。
賭けごとはレートが高ければ高いほど、緊張や興奮、スリルなどの快楽は高まります。
生活がかかったような切迫した状況ならなおさらだ
究極をいえば、命を賭けたギャンブルこそが最大の快楽となるでしょう。
そこで、それをふまえて、以下の状況での低貸しについて考えてみます。
- 「残り2週間を1万円で生活しなければならない」なかでの1パチ・5スロ
1万円もあれば1パチ・5スロでもじゅうぶん勝負ができてしまいます。
しかもこのときは、低貸しのレートとはいえ、今後2週間ぶんの生活がかかっています
負ければ生活ができなくなるリスクをはらんでいるわけですね。
低貸しの台に座り、サンドにお金を投入する。
最初の1000円、2000円くらいなら、まだ平常心をたもっていられるでしょう。
では、残金が5000円を切ってきたとすると?
あと半分(残り)負ければ生活できなくなるという、極度の緊張感を感じてくるようになるのではないでしょうか。
そしてこのとき、私たちが感じる緊張感やスリルは、通常レートのパチンコ・スロットを打っているときとさほど変わりはありません。
低貸しとはいえ、負けたら生活できなくなってしまうからだな
水を飲んだりなにかを食べたりと、生活をするのは、命を維持するための行為です。
生活を賭けてパチンコをするということは、間接的に命を賭けていることにほかならないのです!
グゥッ……!
当たれば生活維持、負ければ生活資金をなくして終了。
低貸しのレートでも、経済状況によっては、感じられるスリル・興奮は通常レートとたいして変わりません。
そして、このようなギャンブルをしていれば、お金に余裕ができたりしたとき、あっさりと通常レートにもどってしまうのです。
そんな(お金のない)状態ではパチンコには行かないですよ
と、思われるかもしれませんが、ギャンブルに依存症状があるなら、それでも行きます。
打てるお金があるなら行く。お金を増やしたいから行く
低貸しならOKということにしていれば、結局はそうなってしまうからです。
低貸しでの勝負は犯罪行為に走りかねない
これはパチスロのフロアで見かけることだな
低貸しで借りたメダルを、通常レートの島に持っていく人が一定数います。
で、これは犯罪的な話でアウトな行為なのですが、低貸しをやっていると、そういったことをしたくなる危険性があるわけです。
払い出されたメダルに「低貸しのメダルが混ざっている」のを見かけるのは、けっこうありますよね?
多くの人は、端数だからと持っていってしまっているのでしょう。
でも、こういったこと(↓)をすることもできますよね。
低貸しで借りたメダルを何十枚か持って、通常レートの一発告知台へ。
そして、それまでの負けを取り返すため、こっそりと最後にひと勝負……!
低貸しのメダルを通常レートの台で使用するのは、犯罪に問われる可能性もある行為です。
ところが、切迫した状況になると、どうでしょう。
「この状況をなんとかしないと」というあせりから、悪事に手を染めてしまうこともあるのです。
ちなみに低レートの出玉を通常レートで使う行為は、「窃盗罪や詐欺罪」に問われる可能性があります。
お店側も、最初は見逃してくれるかもしれませんが、こういうのはすぐにバレます。
パチンコ店はホールコンピューター(ホルコン)というもので、貸し玉と払い出しを計測できるようになっているから。
加えて、ホールは監視カメラだらけだからです。
悪質な場合は、警察に突き出されることだってあるでしょう
こんなくだらないことで、悪事をはたらくようなことにはなってほしくない、と私は思っています。
低貸しへのレート移行まとめ
このように、低貸しは状況によっては通常レートよりもたちがわるいです。
パチンコをやめるどころか、逆効果となってしまいかねないだろう
禁煙したければ代用品は使うな
というように、やめるためのはずが、こんどは低貸しに依存してしまうようなことも起こりえます。
つまり、レートがどうこうという話ではないと私は思います
この方法は、パチンコ店に行っていることからしてまずよくないといえるでしょう。
じっさいに私もそれ(低貸しへの移行)をしたことがあるからこそわかります。
これまで見てきたような状況は現実的に起こりますよ。
ですから、禁パチ・禁スロ方法としては、この「低貸しで遊ぶ」はまったくおすすめできません。
2. ゲーセンまたはアプリのパチ・スロでガマンする方法
パチンコに行きたいけれどここはガマン……いや、ゲーセンやアプリならやってもいいか?
パチンコ・スロットに行きたいのをガマンする方法として、
- ゲームセンターの台で遊んだり、アプリで機種を購入して遊んだりする
というものがあります。
しかし、これも私の経験上、すべて失敗しています。
なぜこれらの方法が失敗しやすいのかも解説していきます。
ゲーセンでの代用はパチ屋に行ったほうがマシ
まずはゲームセンターでのパチンコ・スロットです
ゲーセンにある台は、小役などの確率がいじられている「アミューズメント仕様」になっています。
といっても、演出などが変わるわけではないので、代用品としてはわるくはないかもしれません。
しかし問題はあって、それこそが「遊技料金」だ
場所にもよりますが、ゲーセンのパチンコ・スロットは「現金専用台」しかないことも多いです。
ようは、出玉で再プレイができない、ということですよね。
遊技料金は、パチンコは100円で100~150クレジット(玉)、スロットは100円で30~40クレジット(枚)程度が相場だと感じます。
それで、やってみればわかりますが、お金が消えていくスピードが案外早いです。
それもそのはずです
出玉を借りる(クレジットに補充する)のは1パチ・5スロよりは安くても、出玉での再プレイができません。
そのため、保留玉を使いきったあとは、出玉(クレジット)があってもふたたび現金投資になってしまうからです。
しかも、出玉は交換することはもちろんできないので、お金がプラスになることはけっしてありません。
そうなると、
これだったら、0.2円パチンコとか2円スロット(低貸し)に行ったほうがいいな
と考えてしまうのは当然のことですよね。
ゲームセンターに行くよりも、パチンコ店の低貸しで遊ぶほうが安いのに加え、出玉を交換することもできるわけですから。
ゲームセンターは距離的な問題もある
またゲームセンターは、思ったほど近場にないのも難点です。
0.2円や2円といった超低レートととなると、あつかっているお店はそこまで多くありません。
それでも1パチ・5スロなら、近くの駅周辺にはけっこうあります。
すくなくともゲーセンより多いのはまちがいなく、パチ屋のほうが断然アクセスはいいです。
となると、以下のようなことにもなってしまうわけです
パチンコをやめるために、ゲームセンターでガマンしよう……
と思っていたはずが、「料金・距離」などの問題から、低貸しのパチンコで遊ぶようになる。
しまいには、さきのとおりで、やっているうちに低貸しから通常レートにもどってしまう……と。
パチンコをやめようとするのなら、パチンコ・スロット台には指一本ふれないことを私はおすすめします。
アプリでの禁パチはパチンコへの衝動が育つだけ
それから、アプリで遊んで禁パチ・禁スロをする方法だな
これもやめておいたほうがいいでしょう。
ひと昔前は、ゲーム機のソフトとして「台の実践シミュレーター」が販売されていました。
現在はスマートフォンのアプリがあれば、場所を選ばず、実機とおなじ内容で遊ぶことができます。
値段も、パチンコに行くのを考えれば安い!
さらに、機能をすべて解放すれば……
- 見たかったプレミア演出、やりたかった特化ゾーン
そういったもののすべてが、どこでもできてしまうのです。
そんな便利なスマホアプリですが、禁パチ・禁スロを完遂させるとなると、いくつか問題があります。
まず、お金がかかっていないので、すぐに飽きてやらなくなってしまうんですよ
「飽きたら新しい台のアプリを購入すればいい」と、思われるかもしれません。
でも、問題はそこではありません。
いろんなアプリで遊んでいるうちに、じつはパチンコへの衝動はすこしずつ育っているんですよね。
この展開が実機だったらなあ……
アプリで遊んでいれば、いずれはそう考えるようになるでしょう。
またつぎのように、
- 本物の台の大画面で演出を見たい
- 本物のボタンを押したい、レバーを叩きたい
スリル・興奮を実機で味わいたくもなってきます。
そして、どうしてもガマンできずにパチンコ店に行ってしまったとき、自分の知っている台があれば安心します。
アプリで練習してきたから勝ち方もわかる……と、いくらでもお金を賭けられてしまうのです。
あの台はなんだ? この台も打ってみたい!
ひとたびパチンコ店に行ってしまえば、それまで抑え込んできたパチンコへの衝動は一気に解放。
あの台も、この台も、と、いろんなアプリを購入するように、ふたたびパチンコにのめり込んでいってしまうでしょう。
パチンコをやめるために必要なのは、「パチンコを代用品でガマンする」ことではありません。
「パチンコそのものを人生から切り離す」ことなのです。
パチンコをやめるアプリでは結局やめられなかった
また台のアプリに関連した話で、パチンコをやめるための「禁パチアプリ」があります。
ただ、正直いうと、これも私には合いませんでした
パチンコをやめるアプリは、私もさがしたことはあります。
なかでも「禁パチカウンター」みたいなものは、当時は使えそうな気配を感じました。
禁パチカンターってのは何かというとだな
パチンコに行かない日数を自動でカウントしてくれるもの。
カウントされた日数を毎日確認することで、禁パチンコを継続させる力にするわけです。
ただ、この方法には、「重み」がありません。
自動でカウントされる日数を見ても、とくになにかを感じることは私にはありませんでした。
失敗してリセット。また失敗してリセット。
それの繰り返しで、アプリのカウンターが禁パチンコを継続させる力になることは、結局いちどもなかったのです。
カウンターを設置するのなら、パチンコをやめる11の方法にも書いてありますが、
日めくり式のカウンターを自作するのがおすすめです。
卓上カレンダーの横に置いて、その日の最後にめくればワンアクションが加わり、そこに重みも出てきますよ。
そんなわけで、アプリでパチンコをやめることは、私にはできませんでした。
パチンコを本気でやめたいのなら、アプリに時間を使うのではなく、ほかの方法に時間を使ったほうがいいと思います。
3. 実践動画を視聴して打った気になる方法
つづいて、これは……いちばんよくない(と私は思う)方法です
YouTubeなどで実践動画を視聴して、パチンコ・スロットを打った気になる方法です。
低貸しのレートは、じっさいのパチンコ店の台とはいえ低貸し。
ゲームセンターも台は本物ですが、確率がいじられていることに加え、
- ほとんど聞こえない音量
- 払い出されるメダルの軽さ
などからして、ほとんどべつものといってもいいでしょう。
アプリなどのシミュレーターは、いってしまえばただのゲームみたいなものです。
しかしこの実践動画は、じっさいの店舗で、通常のレートで、鉄火場と化したパチンコ店の熱気や台の情報が、ダイレクトに映像をとおして目に入ってきます。
そんなものを目にしたら、パチンコ店に行きたくなってしまいませんか?
たしかに、
「実践動画を見ればパチンコを打った気分になれるから、パチンコに行きたい衝動がおさまる」
という意見もあります。
けれども私からすると、この方法は最大の悪手。
現役ではない昔の台の動画ならセーフ……
などと思っていると、いつのまにか新台の動画を見ていたりします。
打ちに行きたいのをガマンするために動画でも見ようかしら……
なんてことをしていると、映像から伝わる熱気に触発され、そのままパチンコ店に行ってしまったりもするのです。
じっさいに私は、この実践動画によってパチンコ依存が再発したこともあります
YouTubeなどの動画サイトで、パチンコ・パチスロの実践動画を見るのは危険です。
それらがおすすめに出てくる場合は、表示されないようにすることをおすすめします。
ちなみに、YouTubeのパチンコ動画・おすすめ動画は、以下の方法で非表示にできます。
- 設定/履歴から視聴履歴をすべて削除する(検索履歴の削除もできる)
- それでも出てくるものは動画の「︙」ボタンから「興味なし or チャンネルをおすすめに表示しない」を選択する
基本的に履歴を参照して関連動画がでてくるので、まずは①をためしてみてください。
4. パチンコ店でアルバイトをして内部情報を探る方法
最後に、これは例外的な話ですが、パチンコ店で働いて内部情報を探る方法もダメでした。
私は以下のとおり、
- パチンコ・パチスロの両方を扱う店舗で約2年
- スロット専門店で約2年
計約4年間、パチンコ店の従業員として働いていたことがあります。
もともとは、もちろんお金のこともありました。
しかし最大の理由は、パチンコ店で働けば、パチンコをやめられると思ったからです。
仕事のために行かなければならず、9割は負けるといわれる状況を目の当たりにすれば、打つ気も失せるだろうと。
ところがどうでしょう、じっさいに働いてみて目に入ったのは、「たまたま勝っている人だけ」でした。
ボロ負けしている人を心配することもありましたが、目がいくのは、結局は大勝ちしている人でした
また、パチンコ店で働いている人には、ギャンブル好きが多いこともめずらしくはありません。
- 休憩時間にギャンブルの話で盛り上がる
- 麻雀やパチンコに誘われる
などはありますし、新台入替も1か月に数回とひんぱんにあったりするので、新しい刺激を受けつづけることになってしまいます。
常識的に考えて、こんな環境で、パチンコをやめられるわけがなかったのです。
パチンコ店で働きはじめてから依存症の再発もやっぱりありました
パチンコが勝てない理由でもお話ししているような、
- 運営経費、設定や釘調整、閉店時にやっていること
など、内部情報を知ることができたのは、大きかったように思います。
けれども、パチンコをやめるためにお店で働くのは、本末転倒だと感じました。
ようは、ギャンブルの刺激を定期的に受ける環境には、身を置かないほうがいい、ということです。
パチンコ店で働く働かないは置いておき、だ
そういった身近にパチンコ・スロットがある環境にいれば、いつまでたってもギャンブルはやめられない、ということですね。
今回のまとめ
- 1パチ・5スロはパチ屋に行っている時点でよくない
- ゲーセンはお金の無駄、アプリは衝動を育てるだけ
- 実践動画の視聴は最悪手であり、もっとも危険な方法
今回見てきた方法は、どれも一概にはわるいとはいえません。
低貸しやアプリ、動画の視聴でも、パチンコを徐々にやめていける人もいるかもしれません。
人によっては効果を発揮する、「間違いではない方法」にもなりうるとは思います。
でも私のような、いくら負けようがパチンコをやめられなかった依存症者からすると、です
どれもこれもパチンコ店にもどるまでの充電にしかなりませんでした。
したがって、パチンコをやめるためには、
パチンコ関連のものをすべて人生から切り離し、衝動の芽を徹底的に摘むこと
これが鉄則なのではないかと思います。
最後の関連記事など、当ブログで紹介している方法は、私が実践し、依存症の克服に役立ってきたものばかりです。
リバウンドの危険性もなく、完遂により近づけるはずだ
やってはいけないことがわかったなら、あとは、やったほうがいいことをするだけです。
ぜひ、効果的な禁パチンコの方法として、正攻法も見てみてください。
10年以上やめられなかった私でもできたので、大丈夫、きっとパチンコはやめられますよ。
パチンコをやめる方法
パチンコがやめられない時の対策まとめ
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)
コメント一覧 (2件)
ミナトさん こんにちは。
私も以前 スロットで スルー天井を繰り返し 11万 使い天国に上がらず!
経験があります。
あの時ほど つらい 惨めな思いは ありません。
お金が紙切れに思えてしまいました。
ギャンブルは怖い!
今もスリップする気持ちと戦ってます。
今月30日で 禁スロ一年です。
まずは そこを 目指します。^^;
ファイナルさん、どうもです。
私も今になって思いますけど、やっぱり金銭感覚はおかしくなっていましたね。
勝てるかどうかもよくわからないものに3万も4万も今は突っ込めません。
禁スロ1年めざしてがんばってください!