パチンコをやっていると、借金をしてしまうわけですよね。
まあこれは、かなりの人がそうだろうな
それで、このパチンコでの借金の原因ですが、多くの人には共通点があるように思われます。
- パチンコで借金をしてしまう原因6選
- その原因から考える借金問題を解決するための対策
ギャンブル依存症の人に向けた調査で、最低でも約9割に借金の経験があった、というものがあります。
では、どうしてそこまで多くの人が借金をしてしまうのか、というと……、
だいたいみんな、似たような理由があるからなのですね
そこでこの記事では、パチンコでの借金の原因になることを取り上げていき、それぞれの対策を紹介していきます。
原因がわかれば、対策も打てるという話です。
解決率アップはまちがいなしなので、どうぞ最後までごらんいただき、借金問題解決の参考にしてください!
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコの借金の原因になること6選&対策方法
それでは、さっそく本題といきましょう。
この記事では、
①パチンコの借金の原因になること → ②それへの対策
と、ひとつの項目につき、「原因・対策」をセットで紹介していきます。
多くの人に「共通する点」にも注目だ
これを意識することで、「パチンコで借金をしてしまうのはなぜなのか?」も、ハッキリしてくると思いますよ。
1. パチンコは勝てない(多くの人は負けている)から
パチンコは勝てないようにできている大前提は、借金の原因に関係しているでしょう。
勝てない(=負ける)からこそ、軍資金が必要になって、借金をするわけですからね
どのギャンブルもそうですが、胴元(運営者)がいる賭けごとには、「控除率」というものがあります。
控除率:ゲームごとに取られる手数料のこと。
控除率が5%のルーレットで1回1万円を賭けたとすると、5%の500円が胴元の取り分となり、のこりの95%は私たちに返ってきます。
それでパチンコ・パチスロの場合、控除率はいちおう「10~15%」などといわれていて、
これは昔からいわれている数字で、お客さんが減っている今はあんまり信用ならないんだが、
いずれにせよ、パチンコはやればやるだけお客さんが負ける仕組みになっています。
でも、私たちは、勝ちたいわけですよね?
勝って、遊んで、いい気分になりたいのです
そうなると、つぎのような話になってくるわけで、
- そもそもが勝てないもので勝とうとする
- でも勝つことしか考えない(負けたいと思って行く人はいない)
- お金を借りても勝てばチャラ/勝てば借金をした事実も消える
その結果、「勝てばヨシ!」と、借金までしてパチンコを打つようになってしまうのです。
(※理由はほかにもありますが、それは後述していきます)
ちなみにパチンコは、全体の9割は負けているといわれています。
これはいいかえると、
「9割の負ける人(大多数)に借金をするリスクがある」ということです
だから、パチンコで借金がある人は多いのですね。
対策:勝つ方法を駆使する
まあでも、なかには勝っている人もいるわけだよな?
そう、大多数は負けていますが、なかにはパチンコで勝っている人もいます。
いわゆる「プロ」とよばれる人とかですね。
こういう人がやっている手法(パチンコで勝つ方法)をマネて、勝つ側になるという対策があります。
その方法というのは、たとえば以下のようなものです
- 毎日店のデータ取りをして設定のクセをつかむ
- 特定日を狙って朝から抽選に並ぶ/場合によっては県外まで遠征する
- 期待値をひたすら追う
- やりたい台ではなく「勝てる台」しか打たない
- ダメなときはいさぎよく諦める/未練打ち・無駄打ちは一切しない
しかしこれは、ふつうに働いているなら、きわめてむずかしいです。
仕事をしていればストレスもたまりますし、休日くらいは楽しく遊びたいとだれもが思います。
そんななか、
- 朝から抽選で並ぶ(いい台が取れるとはかぎらない)
- つまらなくても勝てる台なら打つ
- ダメな台しかなかったら(朝から並んでいたとしても)帰る
とか、できるでしょうか?
まあむずかしいですよ
9割が負けるというのは、多くの人は、楽しく遊んで帰りたいと思っているからだと思います。
勝ちに徹するとなると、働きながらではムリがあるでしょう。
ですから、正直いって、この「勝つ方法」での対策はあまりおすすめはできません。
2. 人には負けを取り返したくなる心理があるから
つづいて、私たち人間には「負けを取り返したくなる心理」があります。
これによって、ATMに駆け込んだり、できるなら借金をしてでも勝負をするようになってしまいます。
ちなみにこれは「プロスペクト理論」というもので実証されています
簡単にいうと、つぎのような話で、
- 人は「利益」を目の前にすると「確保」を優先する
- 人は「損失」を目の前にすると、リスクを背負ってでも「回避」を優先する
パチンコに当てはめていいかえると、こういうことです。
パチンコでの投資(損失)がかさんでくると、リスクを背負ってでも(借金をしてでも)、回避(負けをチャラにする)を優先したくなる。
負けたまま帰るか、借金をしてワンチャンに賭けるか、どうするんだ!?
多くの人は、モチ借金でもうひと勝負ですよ。
パチンコで借金ができる原因は、こういった人間の根本的な心理にもあるわけです。
対策:借金を返して考え方を変える
FXとかの投資でも、多くの人(これも9割)はこのプロスペクト理論によって負けていくのですが、
じゃあどうするか?
というと、これはもう、借金を返して(パチンコに対する)考え方を変えるしかありません。
借金をしながらパチンコをしていると、軍資金は毎回、すべて借金になるわけですよね?
そうなると、「負けを取り返したい」がパワーアップして、「負けを取り返さないといけない」になってしまいます。
- 所持金「10→5」とかではなく、
- 所持金「0→マイナス5」といった話で、
ただなくなるだけでなく負債としてのこるので、それを回避しようと、よけいに取り返したくなってしまうのです!
ですから、借金問題はまず解決しましょう
借金問題の解決方法は、以下の記事でまとめてあるので、チェックしてみてください。
また金額的な話で返済するのがむずかしいときは、借金自体を減らす方法も考えてみましょう。
- 払いすぎた利息がある → それの返還で借金自体が減る
- 利息をカットしてもらう → 高額な利息を基本はすべてナシにできる
こういった返済をラクにする手段も、上の対策記事で解説してありますよ。
そして、借金問題を解決できたあとですが、
パチンコはあくまで「お金を使って遊ぶ娯楽」だと、認識をあらためることです。
勝ってお金を稼ぐとかではなく、行けばお金を使う遊びだと考え、もう借金はしないようにしましょう。
3. お金を借りやすい社会だから
これは環境的な話で、日本はお金を借りやすい社会だから、というものがあります。
日本にかぎった話ではないかもしれんが、
だれでも簡単にお金を借りられてしまう(そういう環境で暮らしている)のも、パチンコで借金をしてしまう原因でしょう。
- 消費者金融
- 銀行カードローン
- クレジットカードのリボ・キャッシング
など、お金を借りる手段はたくさんあって、日本では1000万人以上が借金をしているというデータがあります。
日本信用情報機関(JICC/消費者金融やクレジットカード会社などが登録)によると、2023年での借金残高ありの人は約1040万人。年々減少傾向にありますが、2010年には約1500万人もいたなど、借金の経験者はかなり多いです。(参考:信用情報に関する統計)
当時は私も、保険証とかだけでお金を借りられたのにはビックリしました
1社50万円、他社をふくめ100万円までなら、身分証だけで簡単に借金ができてしまう世の中です。
そりゃあみんな借金をするわな、という話で、多くの人は、軍資金ほしさに無人契約機へと走るのです。
学生ローンから、果てはヤミ金まで、お金を借りる場所は山ほどあります。
じっさいにはもっと多くの人が借金をしていることでしょう。パチンコでの借金は、お金を借りやすい環境も原因です。
対策:お金を借りられないようにする
そんな社会に対抗するすべはあるのか?
というと、これがあるのですね。
貸付自粛制度といって、金融会社からお金を貸してもらえないようにできるものがあります。
この貸付自粛制度は、ギャンブル依存症などへの対策のひとつで、
- 「お金をこれ以上貸さないでください」と申告することで、金融会社は貸付をストップしてくれる
と、一定の決まりとして確立されているものです。
しかも利用料金は無料で、だれでも簡単に申し込めます
注意点として、最終的な「貸す貸さない」の判断は金融会社によるのですが、基本的には借りられなくなります。
借金問題を解決する手段のひとつになるものなので、こちらも検討してみてください。
ただし、借入先がヤミ金となると、すべての話は変わってきます。
この場合、べつの対策が必要になるので、もしヤミ金に手を出してしまっているのなら、関連記事をごらんください。
4. 金銭感覚がマヒするから
パチンコは金銭感覚がマヒするのも、借金をしてしまう原因でしょう。
借金をしている状態ならなおさらで、
魔法のカードから出てきたカネ → 働いて稼いだものではない → 自分のお金ではないように感じる
と、「自分のお金ではなく感じる」現象が起こることでも、たくさんのお金を使えるようになってしまいます。
- ふだんは切り詰めた質素な生活
- スーパーでは10円20円の節約意識
それでもダメ。いざパチンコがはじまれば、すべては吹っ飛んでしまいます。
なぜかというとだな、
- お金が「ICカード」に、そして残高が「10」などのすくない数字に変換されることで、
お金を使っている意識がうすれるからです。
これはカジノでもそうです
1回の勝負にうん万円、うん十万円と賭けられてしまうのは、お金がチップに交換されているから。
チップはチップで、お金を使っている気がしなくなるからでもあるのです。
ようするに、お金がべつのものに変わることでも、勝負中はみんな金銭感覚がマヒしてしまうのですね。
対策:軍資金を全部1000円札にする
それで、この「金銭感覚マヒ」の対策ですが、
正直いって、これには、なかなか有効な手立てはありません。
どれだけふだん質素な生活をして金銭感覚をもどしても、パチンコとなると、
- 「吸い込みやばいな」と思うのは最初の3000~4000円くらいで、
あとはもう“勝負中の金銭感覚”になってしまうからです。
ひとつ有効打があるとすれば、軍資金を全部「1000円札」にすることくらいでしょうか。
軍資金を3万~4万円持っていって、全部なくなり、あとは5000円札と1000円札しかない……みたいな状況になったことは多々あるはずです。
で、そういうとき、お金が減る「精神的な重圧」は増していたと思うんだよな
残金がのこりすくない、と、このときばかりは、お金の減りをかなり意識しているからです。
それなら、ふだんから軍資金を全部1000円札にしておけば、つねにお金の減りを気にする(=金銭感覚は通常に近くなる)ともいえないでしょうか?
もっとも、1000円札が30枚も40枚も財布に入っていたら、(残数を把握できないので)なんの意味もありません
ですから、いちどに持っていくのは1万円までにするとか、財布をわけるとか、そういった工夫も必要になると思います。
勝負中の金銭感覚マヒは、まあこれくらいしかできることはない気がします。
5. パチンコ以外にすることがないから
パチンコ以外にすることがない、というのも、借金をつくる原因になっているはずです。
これは私も経験してきたのでわかりますが、
パチンコ以外にやることがないとなると、休日なんかは、本気でなにもすることがなくなります。
そこでお金を借りれば行けるとなったら、どうするか?
迷うのは最初くらいで、そこを越えてしまえば、あとはふつうに借金をしてでもパチンコに行くようになってしまうのです。
ちなみに、パチンコなどのギャンブルへの依存が進行すると、脳が変化し、
ギャンブルにしか興味を持てなくなる(=それ以外のことへの興味は失せる)
ということが、研究であきらかになっています。
ということは……
私たちがパチンコで借金をしてしまうのは、司令塔である「脳」もかかわっている、ということです。
対策:パチンコ以外の趣味をつくる
では、パチンコ以外に興味を持てなくなっているときは、どうすればいいのか?
そんなときは「パチンコ以外の趣味」をつくってみましょう。
ただし、最初はなにをしてもつまらなく感じると思います
- お金がかかっていない趣味のなにがおもしろいのか
- 全部暇つぶしにしか感じない
- 時間のムダ、パチンコをしてたほうがマシ!
とか、そんな感じで、はじめはギャンブルにしか関心を持てないからです。
しかしこれは、時間の経過とともに、賭け以外のおもしろさに気づけるようになっていくので安心してください。
私もそうでしたが、興味がギャンブルにしか向かないのは、あくまで最初だけです。
時間をかけていくことで、
- お金を払って、その対価として趣味を楽しむ
と、お金を増やそうとは考えず、純粋にものごとを楽しめるようになっていきますよ。
あとで趣味の記事も(まとめから)チェックしておいてくれ
6. パチンコに行くから
ここまで、いろいろと借金ができる原因を述べてきましたが、結局はすべてこういうことです。
「パチンコに行く」から借金ができる。
パチンコで借金ができる原因は、そもそもパチンコに行くから……と、
これをいってしまえばオシマイなのですが、
パチンコに行かなければ、ふつうは遊びで借金なんてしないわけで、こんなことにはならないのです。
- 勝てないもので勝とうとして……
- 負けを取り返そうとして……
- 金銭感覚がマヒして……
と、ふつうの生活をしていたら、本来は、こういった理由で借金なんてしないんですよ。
そんなわけで、借金ができる最大の原因は、パチンコ自体をするからです!
対策:パチンコをやめる
この借金問題を完全に解決する方法は、パチンコ自体をやめるしかないのかもしれません。
なぜかというと、借金をつくってしまう原因が、
- 人の心理とか
- 脳の変化だとか
わりとどうにもならない深い部分にあることも多いからです。
借金を返しおえたあとは、なんとか勝ちに徹するなどして、遊びとして付き合っていける人もなかにはいると思います。
でもやっぱりそれは、ごく一部の人だけで、
多くの人は、そうはいかないはずです。
だれもがお金の使い方をコントロールできるのなら、パチンコ店は経営していけません。
だれもがアツくなってお金を突っ込んでいくからこそ、ギャンブルは、控除率以上のもうけを出せたりするものなのです。
カジノ関係者から聞きましたが、数%の控除率のゲームでも、全然そんな話ではないほどのもうけがでるケースも多いそうです。その理由は、結局はアツくなったお客さんが、所持金を全部吐き出して帰っていくパターンが多いからなのだとか。
というわけで、いちばん手っ取り早いのは、パチンコをやめることだ
私もパチンコをやめてからは、もう行っていませんが、ギャンブルで借金とかはしていません。
しようとすら考えなくなり、趣味などの遊びも、もちろん所持金の範囲内でできていますよ。
(※パチンコをやめる方法は、まとめからどうぞ!)
今回のまとめ
- パチンコで借金をする原因には共通の問題がある
- 人の心理や脳の変化など、どうにもならないことも多い
- パチンコをやめるのがいちばん手っ取り早い
パチンコで借金ができる原因・対策をいろいろ見てきましたが、正直ベストなのは、
借金の完済を目指す → パチンコをやめる → 借金もパチンコもない自由な生活をする
コレで、最初からそこを目指したほうがいいように感じます。
なぜかというと、お金の使い方をコントロールするのは、ふつうの人にはそう簡単にはできないからです
パチンコに依存症状がでてくると、こんどはパチンコをやめるのもむずかしくなります。
でも、これには方法があるので安心してください。
10年以上はやめられなかった私でもできたように、エスケープする策はあるので、関連記事から見てみてくださいね。
それから、現時点での借金問題だな
これは放っておくと、パチンコもやめられず、借金もどんどん増えていきます。
借金があることでもパチンコに行きたくなるので、返済がむずかしいときは、借金を減らせるかもぜひ確認してみてください。
返済がラクになれば、借金問題も、パチンコ問題も、一気に片づけていけるようになりますよ。
借金を自力で返済するコツ
借金の返済が難しいときは
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