パチンコ・スロットは、「もう足を洗おう!」と決意しても、なかなかうまくいかないですよね。
そうなると、このように考えてしまったりもします。
こうなったらもう、依存先のくら替え(別のことに依存する)しかないのか……?
それで、この「依存先のくら替え」なのですが、まったく必要ありませんでした。
- 脱パチンコに依存先のくら替えは不要
- 注意!くら替えでやってはいけない3つのこと
- パチンコから足を洗うにはどうすればいいか
パチンコ・スロットをやめるには、それ以外にすること、たとえばべつの趣味をつくるなどは必要です。
でも、新たに代わりの依存先をつくって、そっちに依存していく……とかいうのは不要でした。
というか、むしろ、いままで依存してたものがどんどん断ち切れていったんですよね
そこでこの記事では、パチンコ・スロットから足を洗うにあたっての、依存先のくら替えは不要説をお話しします。
- これはやってはいけない!
- パチンコから足を洗うには!?
これらもあわせてお話しするので、どうぞチェックしておいてください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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脱パチンコ・スロットに新たな依存先は必要なかった
冒頭でもお話ししたように、パチンコ・スロットをやめるにあたって、依存先のくら替えは不要でした。
パチンコがやめられない状態になっている場合、新たな依存先をつくれば、たしかにその場しのぎにはなります。
- 離脱症状を感じにくくなる
- そっちで満足できればパチンコに行かなくてすむ
など、ドーピング的な効果が期待できるからです。
でも、スポーツでは禁止されているように、ドーピングには「使用者の健康を害する」などの副作用があるわけですよね?
パチンコの場合でいえば……
それでやめられたとしても、こんどはそっちに依存するだけで、根本的な問題解決にはならないかもしれません。
新たな依存先が、たとえばより高レートのギャンブルだったら、よけいに問題が大きくなるだけでしょう。
では、そのようなドーピング的手法を使わず、正攻法でパチンコをやめられた場合はどうなるのか?
私の場合、新たな依存先どころか、これまで依存していたモノを断ち切っていけるようにもなりました。
さきにいうと「タバコと酒」です
長年ギャンブルとともにあったモノは、なんと、ギャンブルのあとを追って消えていったのです!
- パチンコは依存のくら替えなしでやめられる
- パチンコをやめたあとは別の依存も断ち切っていける
パチンコをやめるさいの離脱症状は、たしかに最初はツラいですが、やわらげる手段もいろいろとあります。
それに、パチンコへの依存を断ち切れれば、その経験が、ほかの依存を断ち切る武器にもなってくれます。
となると、依存先のくら替えなんて、する必要はないですよね?
パチンコをやめる最中も、やめたそのあとも、なにかに依存せずにやっていけるからです。
脱パチンコのため、べつのことに、「やめたくてもやめられない」レベルでのめり込む必要なんてなかったのです!
- パチンコをやめる正攻法
- 禁断症状をやわらげる方法
これらは最後にまとめて紹介します。さきに見たいときは「パチンコから足を洗うには?」までジャンプしてください。
パチンコから足を洗ったあとに消えていったモノたち
脱パチンコ・スロットにドーピングの必要なし!
パチンコは、依存先のくら替えなしにやめられることがわかりました。
でも、パチンコに行かないとなると、人生のすべてをかけた依存先がひとつ消えるわけですから、
これまで依存してきたものがパワーアップしてしまうのでは……?
というのは、ちょっと気になるところですよね。
たとえば、タバコの本数が増えたり、お酒を飲む量が増えたり、とかです。
そこで、さきほどお話しした、ギャンブルとともに消えていったモノ(私の場合)を補足しておきます。
正直、これには自分でもおどろいています
まさか、あの私が、これらを捨てる日がくるとは……みたいな感じで。
酒(ビール)
私のギャンブル人生は酒(ビール)とともにあり、毎日かかさずビールは飲んでいました。
基本的には「週7」だったそうだ
風邪などでよほど体調がわるい日でなければ、飲まない日はありません。
ただ、パチンコをやめたら量が増えた、とかはなくて、その後もふだんどおりの量でつづいていました。
でも、大好物だったビール習慣も、私はパチンコをやらなくなったあとでやめました
以下のような理由があったからです。
- 酒を飲むと眠くなって即寝してしまう
- 酒を飲んだあとは頭が回らなくて活発に動けない
- なんか毎日酒飲んでる場合じゃないな……
10年以上つづけていた習慣だったので、最初は苦労しました。
それでも、パチンコとくらべたら……というレベルです。
「依存物質その1:アルコール」
なんとこれは、依存することもなく、自力で断つことができたのです。
その後は、たまに飲みたくなったときにちょっと買う程度。
炭酸水のレモン味がおいしくて、ふだんは炭酸水をよく飲んでいます。
ちなみに炭酸水なら、つぎの2つがおすすめです。
タバコ(ニコチン依存)
ギャンブルとともにあった真の仲間はコイツで、タバコもかかさず毎日吸っていました。
これもビールとおなじで10年以上です
パチンコをしながらのタバコは極上の味で、
パチンコをやっているのにタバコをやらないなんて、アンタ、人生損してるよ。
なんて、当時はホールにいた非喫煙者を見て、そんなふざけたことを考えていたりもしました。
ただ、タバコって、逆にいうとそういうときくらいしかウマくなくて、ふだんはマズいんですよねあれ。
それじゃあどうして吸っていたかというと、私はただのニコチン依存症でもあったからです。
喫煙者の約7割がニコチン依存症(※2014年ファイザー調べ)という調査結果もあるなど、いってしまえばタバコを吸っている人はほとんどがニコチン依存です。
- パチンコに行かなくなってからは、「うまい」と感じることはほぼなし
- 「いつかはやめないと」と思いながらもやめられず、惰性でタバコを吸う毎日
ところが、これも本気をだしたらやめられました。
パチンコにせまる苦しさはあったものの、
とりあえずあと1日がんばろう。一生吸わないかはさておき、あと1週間だけ継続させよう
と、パチンコをやめるときに学んだ「あとちょっとだけ耐えよう」のくりかえしでこれもいけました。
そんなわけで、私は現在、とくになにかに依存することなく生活できています。
それができているのは、やはり、依存先のくら替えなしにパチンコをやめられたからではないかと思っています。
注意 or コレだけは絶対にやめておけな3つのこと
- 脱パチンコに依存先のくら替えは必要ない
- その後は依存性があるものを断つこともできる
ここまでの話で、以上のことがわかりました。
ただ、意見は人それぞれなので、つぎのような話もどこかで聞くことはあるかもしれません。
パチンコ依存を断つにはほかのものに依存するしかない。そのあとで、くら替えしたものをやめればいい。そうすれば、全部まるくおさまるから……。
で、これはどうなんだ?
個人的には、ここまでのとおりで、その考えは危険だと思います。
それから、なにかしらの悪意がまざっている場合もあるので、ここでは「注意またはこれだけは絶対にやめておけ」な3つのことを紹介しておきます。
まちがった道に進んでしまわないよう、これもチェックしておいてください。
1. FX(為替トレード)
これは注意が必要なもので、FX(外国為替取引)はとりあえずやめておいたほうがいいです。
なぜかというと、結局これもギャンブルみたいなもので、負けたらパチンコに行きたくなるからです。
これは「パチンコからFXへの移行をもくろんだ話」を見てもらえればと思いますが、
FXは24時間トレードが可能で、賭け金も青天井なので、生活に影響がでてくることもあります。
うん百万円単位での負けもありますし、もっとひどいケースだと、それ以上の借金を背負うなんてこともあります。
FXはやるにしても、パチンコに完全に行かなくなってからにしたほうがいいでしょう。
私は3か月くらいやめられていてもダメだったので、最低でも半年~1年は時間をおいたほうがいい気がします。
2. オンラインカジノ
これは絶対にやめておいたほうがいいやつです。
パチンコ・スロットのかわりにオンラインカジノをはじめるのはやめましょう。
- 24時間できて、レートが青天井
これもそうですが、オンラインカジノはもろにギャンブルなので、依存症状がある人間がやれば破滅するだけです。
金がかかって負けはじめれば、もはやバクチの種類なんて関係ありません。
負けを取り返したくなって、有り金を全部ぶち込むか、借金をしてでも資金を用意するのは時間の問題です。
それから、そもそもの話ですが、
- サーバーが海外にある
- 入出金も海外の口座を経由する
とか、そんな理由から、しばらくオンラインカジノはあくまでグレーでセーフ、みたいにいわれてきました。
しかしここ最近になって、ついに警察は「オンラインカジノは違法で犯罪」といいきっています。
消費者庁からも注意喚起がだされていて、もはやオンラインカジノはやるだけでもアウトです。
やっていても捕まりにくいなどの話もありますが、じっさいに検挙もされています。
カジノ法案うんたらで、オンラインもOKになる日がくるかとも思いましたが、これはもうダメなままでしょう。
オンラインカジノは無料版とかにも注意してくれ
3. 違法ドラッグ
これも絶対にやってはいけないやつです。
違法ドラッグ(薬物)は、マジでシャレにならないので、なにがあっても手を出してはいけません。
ギャンブル以上の地獄をみる可能性が高いからです。
これは「パチンコで出る脳汁の話」でもお話ししていますが、
違法ドラッグによる快楽物質(ドーパミン)の分泌量は、桁がちがっています。
なんど逮捕されてもまたやってしまう人が多いほど、それだけ依存性も強いのでしょう。
いちどやってしまえば、一生がまんしないといけなくなる
とか、よくいわれますが、そのがまんもギャンブル以上となることが予想されます。
そしてなによりも、だな
パチンコはやっていても捕まりませんが、違法ドラッグはやっていれば警察に捕まります。
これも犯罪なので、パチンコがやめられなくて……と、安易に手をだすのだけは絶対にやめましょう。
もうギャンブルだけでじゅうぶんです。それ以上におちていく必要なんてないですよ。
パチンコから足を洗うにはどうすればいいか?
それでは最後に、パチンコから足を洗う(依存のくら替えなしでの)正攻法を紹介します。
くわしいことはそれぞれ個別の記事に書いてありますが、以下のような手段があります。
ひとりでできるもの
- 知識をつけて武装する、衝動を未然にふせぐ、など-パチンコをやめる11の方法
- パチンコ以外の趣味・暇つぶしでまずは時間をかせぐ
- 借金問題を自力で解決する(借金をできないようにすればパチンコには行けない)
人に助けてもらうもの
- パチンコ店に入店制限をかけてもらうプログラムを利用する(出禁になれる)
- GA(自助グループ)に参加して当事者同士ではげましあう、など-ギャンブル依存症を克服する方法まとめ
- RSN(無料の電話相談)でギャンブル問題を相談する
離脱症状をやわらげるもの
- 休日は昼寝をしてパチンコに行く時間を消す-パチンコに行きたくなったら取るべき奥義
- 強制力の高い仕事を入れる、頭からパチンコ音楽を消す、など-最初の1週間の成功率を大幅に高める方法
- パチンコをできない環境をつくる、ほかにすることをつくる、など-パチンコに行くのを我慢する9つの方法
どれもオススメなので、気になるものから見てみてください
重度の依存症だった私がパチンコ依存を克服できた経験にもとづいているので、かならず参考になるはずです。
- まずは「ひとりでできるもの」からスタート → 離脱期間を耐える
- ひとりではむずかしいときは、人の力も借りる → 離脱期間を耐える
基本的にはこの流れでいけると思います。
最初は苦しい時間もありますが、あくまで最初だけで、それもやわらげられます。
とにかく、時間をかせぐことができれば、あとはもうそこまでのツラさはありません。
上記の方法などを参考に、パチンコ・スロットからはきれいさっぱり足を洗い、ほんとうの人生をとりもどしてください!
今回のまとめ
- パチンコから足を洗うのに依存先のくら替えは必要ない
- むしろこれまで依存していたものを断ち切っていける
- オンカジ、違法ドラッグには絶対に手を出してはいけない
ギャンブル依存症は、たとえばタバコのように「薬を飲めばくそまずく感じて吸いたくなくなる」みたいなものはありません。
それもあるので抜け出すのがむずかしいのですが、方法さえわかればこの問題は解決できます。
依存のくら替えも必要ありません
そしてその正攻法は、失敗も成功もしてきた私がだいたいのことは知っているので、ぜひ参考にしてください。
なにからはじめればいいかわからないときは、強制力をもたせることから考えていきましょう。
- パチンコは行ける場所があるから行ける → 出禁になればそこには行けない
- パチンコはお金があるから打てる → 借金をできなくすれば(お金の供給を断てば)もう打てない
こういった強制力も、行きたい気持ちを弱めることに役立ちます。
そういったノウハウ的なことも全部書いてあるので、いろいろ見てみて、実践してみてください!
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