パチンコやスロットにのめり込んでしまうと、やめようと思ってもやめられなくなりますよね。
今日からパチンコをやめるぞ!
と意気込んでも、数日後には「また行ってしまった、またやってしまった」が多発するようになります。
でも安心してください。禁パチンコは、いってしまえば失敗するのがあたりまえだからです。
- 禁パチンコが1か月以内で失敗する体感での確率と対処法
- 禁パチンコの成功率を上げるにはどうすればいいか?(3つの突破口)
禁パチンコが失敗しまくるのは、ギャンブル依存症だった私も経験してきました
また負けた……と、絶望的な気分になることも多いですが、大丈夫です。
禁パチンコというのは「失敗するもの」だから。
ということでこの記事では、最初の1か月にしぼって、禁パチンコが失敗する確率やその理由、対処法などを紹介していきます。
より信ぴょう性の高いデータや、成功率を上げる方法にもふれていきます。
最後まで読んでもらえれば、きっと、これまでとはちがった結果をだせるようになるはずですよ。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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禁パチンコが失敗&成功する確率(体感日数別)
パチンコは、おそらくだれもに「やめたい」と思った経験があるはずです。
ボロ負けしたときなんかは、パチンコなんて「二度と行かない!」と思うよな
それでも、禁パチンコ・禁スロットを成功させるのは、ほんとうにむずかしい。
つぎのように、なぜかまた「行ってしまった……」が起きてしまうからです。
- もうやめようと誓ってもまた行ってしまう
- お金がなくても借金をして行ってしまう
- 休日になるとなぜか朝9時ごろに目が覚めて行ってしまう
どれだけ真剣にやめようとしても、「息を吸うくらい簡単に」失敗してしまうほどのむずかしさです。
そんなことがつづけば、
もうやめるのなんて無理なんじゃ……
と、思えてきてしまいますよね。
でもあれ(禁パチ)は、そうなる理由があるからこそ失敗するものでもあります。
そこで、まずは私が感じた「日数別」での失敗&成功率を、それぞれの原因とあわせて紹介します。
どうして禁パチンコはやたらと失敗するのか?
これがわからなければ、成功率を上げるもなにもないので、さっそく見ていきましょう!
以降の数字は、とくになにも対策をしなかった場合の失敗&成功率です。10年以上やめられなかった経験をもとに算出しています。また日数別での対策方法も補足していきます。
3日間:失敗率90%くらい
では見ていきましょう。まずは最初の「3日間」です
パチンコをやめようと決意した最初の3日間で、9割がたは失敗する気がします。
禁断症状(離脱症状)がもっとも強くあらわれるのが、この期間だと感じるからです。
参考までに、いくつかの依存症の場合も見てみましょう。
- ニコチン依存
体からニコチンが抜けきる72時間(3日間)がいちばんツライ
- アルコール依存
2日目にもっとも強い症状があらわれ、3~4日目がピークとされる
パチンコがやめられないのは、ギャンブル依存症という「病気」になっている可能性があります。
そして依存症は、3日がガマンのピークのものが多く、じっさいに私も3日以内にやたらと失敗してきました。
ですから、最初の3日間が、最初の山場になると思います
- 土曜日にやめよう → 気づけば日曜日もパチンコ
- 仕事おわりのアフター5 → ふらふらとパチンコ店へ
このように、やめようと思った翌日に予定がなければ、最初の1日で失敗することもめずらしくはありません。
そこを耐えられても、2日目、3日目としだいに衝動は強くなっていくので、やはりここで失敗しやすくなってしまいます。
なにかしらの予定や仕事がなければ、たったの3日ですら越すことができない……
それが、三日坊主にすらならない、パチンコのおそろしさなのです。
1週間:成功率5%くらい
禁パチンコの失敗率だけ見ていても、気がめいってしまいますよね
そこで、ここからは失敗ではなく、成功する確率で見ていくことにしましょう。
最初の3日間を突破でき、そのまま1週間までたどり着ける確率は「5%」くらいだと感じます。
20回に1回だな
禁パチンコは、なぜたったの7日ですらここまでむずかしいのか?
それは、この期間には、圧倒的な「脅威」が存在するからです。
1週間に1回もしくは2回はある「休日」という脅威が、ですね
休日に予定がなければ、まず朝一番でパチンコに行ってしまうでしょう。
というか、パチンコに行きたいので、あえて休日は予定を入れない「保険」をかけてしまいます。
そして、とりあえず朝起きようとアラームをセットして、朝イチでパチンコに行ってしまうと……。
休日をクリアするには、それなりの策が必要です。
なにもしていなければ、ほぼほぼ(ここで)失敗するといってもいいのではないでしょうか。
ちなみに休日の対策ですが、これは「寝る」ことで、パチンコに行きたい葛藤を強制的に消去できます。くわしいことはパチンコに行きたくなったら取るべき奥義で解説してあるので、こちらもあわせてどうぞ。
2週間:成功率3%くらい
ぶじに最初の1週間を乗り越えられたら、目指すのは「おかわり」の2週間継続です。
ただ、ここの突破率は3%くらいと、1週間継続の倍近くむずかしいと感じます。
なぜかというと、2日間の休日を、もう1セットクリアしないといけないからだな
かなりツライ2週間目に入ると、つぎのように考えだしてしまいます。
- 先週の週末はなにもしないで家にいたな
- でも、こんなにも休日が「暇でムダ」な時間になってしまうのはどうなのか?
- まだパチンコに行ったほうが「有意義」な時間になるんじゃないか?
そして、ひとたびこの思考にとらわれてしまえばもうアウト……。
あとは、ジェットコースターの高速スタートのようにです
気づけば私たちは、服を引っつかんでパチンコ店へと急行してしまうことでしょう。
ガマンしてイライラするなら「まだやっていたほうがマシ」と、自分を納得させて行ってしまいます。
パチンコに行くのを中断すると、やることがなくなりますよね。これも禁パチンコが失敗する大きな原因です。
この場合の対策としては、つぎの2つが有効です。
- パチンコ以外の趣味で時間をつぶす(最初は暇つぶしでOK)
- 休日がムダになったと感じてもいいから、とにかく「パチンコに行かない」を1日ずつかせいでいく
「パチンコ以外にやることがない、休日がムダになったと感じる」
これもあくまで最初だけです。両方とも時間が解決してくれるので、最初は行かない日を継続させるのが重要です。
3週間:成功率1%くらい
2週間をみごと突破できた私たちは、思います。
- よくやった、よくぞ14日間も耐えた
- これはすばらしい快挙にちがいない!
でも、このさきの3週間の成功率は、よくて「1%」くらいです。
私は10年以上パチンコをやめられなかった期間中、月に1回は「もうやめよう」と思っていました。
単純計算すると、最低でも、10年で120回以上はやめようと考えたわけです。
でもそのあいだ、3週間以上パチンコに行かなかったのは、数えるほどしかありません。
当時はそのレベルでパチンコをやめられませんでした
2週間の禁パチを超えた私たちの体は、禁断症状でズタボロ。
急激な渇きを感じ、パチンコ店というオアシスが頭から離れません。
すこしくらいなら……
オアシスからわきでる「水」が飲みたい。
パチンコ店に行って、打ちたい。ギャンブルがしたい……。
でも、その水はただの毒なわけですよね。
そう、いちど口にしようものなら、苦しくてたまらない、あの振り出しに強制送還される猛毒なのです!
禁パチンコを3週間継続させる。
それは、当たりを連チャンさせるよりも、はるかにむずかしいといえるでしょう。
すこしうまくいくと、だれもが「ちょっとくらいいいかな」と考えます。しかしパチンコの1回だけは絶対に1回ではおわりません。またいつものパチンコ漬けの生活にもどるだけです。このことは肝に銘じておきましょう。
4週間以上:成功率0.5%以下くらい
オアシスをスルーでき、3週間を耐え抜くことができれば、ようやくさきが見えてきます。
4週間以上、0.5%以下の世界です。
- パチンコに行きたい衝動が起きても、やめておこうと自分をいましめられる
- パチンコがそこまで必要なものではないと、ここにきて感じられるようになる
そしてみごと4週間(1か月)を突破できればどうでしょう?
あとはもう、そのままのいきおいで、勝手に禁パチンコは継続していったりもするのです。
もちろん、気を抜かずに生活していればの話ですよ
ここまでたどり着くのは至難のワザです。
さきほどもいいましたが、当時の私は、ほんとうに数えるくらいしか経験がありません。
でもここまで来れれば、パチンコから、そのままフェードアウトできる可能性は一気に上がります。
もうパチンコには行ってはいけない
1か月に到達できたのなら、これまでの努力をムダにしないためにも、ふだんからそう考えるようにしましょう。
たまに行きたくなることがあっても、うまく気をそらすことはもうできるはずです。
しかも、これまでかけてきた労力よりもはるかにラクに、だな
あとは、禁パチンコをそのままつづけるだけ。
ここまで来れれば、ほとんど行きたいとも考えない生活を手にすることができますよ。
禁パチンコの成功率を上げる3つの方法
ではいったんまとめるぞ
- 禁パチンコは3~4週間を継続させるだけでも至難のワザ
- これといった対策を打たなければほとんど失敗するだけ
- しかし4週間以上継続できれば、そのままフェードアウトできる可能性は高い
ここまでの話で、こういったことがわかりました。
それから、この話を裏づけるものとして「ある調査結果」があるので、これも確認しておきましょう。
病院の治療プログラムを受けた介入者と、なにもしなかった非介入者の、断ギャンブル率を比較した調査です。
断ギャンブル成功率
成功率/期間 | 1か月 | 2か月 | 3か月 |
---|---|---|---|
介入者 | 56.4% | 46.8% | 42.6% |
非介入者 | 4.4% | 4.4% | 2.2% |
病院の治療プログラムを受けた人は、40~50%台の成功率を記録しました。
対するなにもしなかった人の断ギャンブル率は、3か月継続となると「2.2%」。
となると、私が算出した数字も、わりかしいい線をいっているといえないでしょうか?
ただ、話はそこではありません
そう、もっとも重要なのは、「成功率を10倍にも20倍にも上げる方法はある」ということです!
成功率40~50%はかなりアツいぞ
病院の治療プログラムを利用しなくても、そこまで、いやそれ以上にいける方法もあります。
ということで最後に、そういったものをいくつか紹介しておきましょう。
すぐにでもできる「禁パチンコの成功率を格段に上げる3つの方法」です。どうぞ参考にしてください。
1. ギャンブル依存症を自覚する
まずはつぎのように、ギャンブル依存症を自覚することです。
- 自分はギャンブル依存症という「病気」になっている
- 自力で問題を解決するのは不可能に近い(人に助けてもらう手段が必要)
- 問題を解決するためなら恥なんかを気にしている場合ではない
パチンコはやめようの意思だけではどうにもならない場合、それは依存症という病気になっている可能性は高いといえます。
そしてこれを認識するのが、とにかくむずかしい。
「自分はそこまでじゃない、そこまでひどくない」
ギャンブル問題は、だれもがそのように(自分はまだ大丈夫だと)考えてしまうものだからです。
だから辞められずに失敗しまくるんですよ
- 人の世話になる必要なんてない
- 自分は大丈夫、まだなんとかなる
その結果が、これまでのとおりです。
病気だと認識せず、「まだいける」の思い込みが、超高確率での失敗を誘発させていたのです。
ですから、まずは「自覚すること」からはじめましょう。
これをできるかどうかで、今後取れる行動は大きく変わってきます。
逆にいえば、問題を自覚できなければ、一気に解決させられるような行動は取れないですよ。
ギャンブル依存症の原因
依存症かを判断できるチェックリスト
2. 借金問題を解決させる
借金がある場合は、借金問題を解決させましょう。
パチンコへの依存で遊技がコントロールできなくなると、お金を借りてでも行くようになります。
その結果できあがるのが、つぎのような流れ(ループ)です。
- お金のありがたみが失せる(借りるのに抵抗がなくなる)
- 借金を返済するためにもパチンコに行く(勝って返そうと考える)
- 返済して空いた「借入可能額」を使ってパチンコ(返済がおわらない)
消費者金融などから借りるお金には、「自分のお金」という実感がわきにくい。
ATMから簡単に引き出せるなど、なんだか「人のお金」のように感じてしまうからです。
最終的には自分で返すお金なんですけどね
そういったこともあって、借金をしながらだと、よけいにパチンコがやめられなくなってしまうのです。
ですから、借金がある場合は、この問題を解決させるためにいまから動いていきましょう。
解決策は、つぎの関連記事を参考にしてください。
借金問題の解決策
- 自力で返済する6つのコツを駆使する:返済をうまくいかせるワザをまとめています
- 貸付自粛制度を使う:自主的に申告することで新規での借金をできない状態をつくれます
- パチンコの借金平均はいくら?(完済を目指す方法まとめ):借金を減らして返済をラクにする手段をまじえながら、完済までの最短ルートを金額別でまとめています
このとおり、借金問題を解決させる方法もたくさんあるぞ
パチンコでの借金がなくなると、「もうパチンコで借金はしない」と、あきらかに意識は変わります。
この問題を解決できるかどうかで、
- 最初の1か月間の成功
- その後の継続
- その後のお金の使い方
こういったものも全部変わってくるので、ぜひ問題解決にトライしてみてください。
パチンコで勝って、お金を増やして、借金を返済して……
とかいうのがなくなるので、パチンコに行きたいと考えることが減ることまちがいなしですよ。
3. パチンコ店を出禁になる
成功率を上げるてっとり早い方法に「パチンコ店を出禁になる」があります。
これは、自己申告・家族申告プログラムを利用することでその状態になれます。
パチンコ店に申し込むことで入店制限(出禁)をかけてもらえるもの。基本はプログラム加盟店でのみ使えるものですが、加盟店でなくても、いえば受けつけてくれることもあります。
そもそもの話、禁パチンコが失敗してしまうのは「パチンコに行けるから」でもあります。
行けるパチ屋があるから、行ってしまうわけだ
だったら、パチンコ店に「行けなく」してしまえばいい、という話でもありますよね?
それを可能とするのが、この申告プログラムなのです。
私もすでに2回は利用しています
同プログラムを正式に利用したあとでの(その店舗での)禁パチンコ成功率は、いまのところ余裕で100%です。
出禁になったお店なんかに、また行けるわけがないからですね。
ということで、この出禁になるワザもおすすめです。
プログラムを申し込んだお店には、以降はほぼ確実に行けなくなるので、こちらも使ってみましょう。
その効果は、じっさいに申し込んできた私が保証します!
申告プログラムを申し込んできた
今回のまとめ
- 禁パチンコは最初の3日が正念場
- 4週目まで継続できれば以降の難易度は低くなる
- 成功率を上げる方法はたくさんある
禁パチンコは、やめようと思うだけで、じつはそれ以外に「何もしていない」からこそ失敗するものでもあると感じます。
とくに依存症になっている場合、意思の力だけで具体的な対策なしでは、どうにもなりません。
私が失敗しつづけてきた原因はこれです(意思の力だけにたよっていました)
でも、自身に起きている問題を自覚し、行動を起こすことさえできれば、成功率は飛躍的に上がります。
- かぎりなく小さな穴に糸を通したいなら、糸通しを用意すればいい
- 糸がほつれているのなら、一本にまとめてしまえばいい
がんばって糸を通そうとするだけでは、ほぼほぼ通らないこともあるわけですよね?
この問題は、それとおなじ話で、ダメならその対策をとってあげれば解決していけるものなのです。
そんなわけで、禁パチンコを成功させたいなら「行動あるのみ」だ
動く気持ちがあれば、いまからなんだってできます。
そして問題が解決するのは、じっさいに動けたときだけです。
ほかの記事も参考に、ぜひ、成功率を上げるための行動に移って、禁パチンコを完遂させてください!
パチンコをやめる11の方法
間違った方法は排除しよう!
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)
コメント一覧 (6件)
このサイトは素晴らしい。パチンコやめられそうです。感謝感謝。ありがとうございます。
こちらこそコメントをありがとうございます。また、お褒めの言葉をいただき恐縮です。
3~4週間ぐらいを超えてからはまさに「無」の状態に近づいていき、がんばるとかそういう話でさえもなくなっていくと思うので、ぜひ、しんじゃさんもトライしてみてください。たとえ途中でパチンコに行ってしまったとしても、次はさらに、行かなくなるまでがらくになっていることと思いますよ。
本当に4週間やめました。素晴らしい。やるのがアホらしくなりました。パチンコ屋で人が負けるの見て楽しんでいます。ありがとうございました❗
おお、超難度の4週間をクリアされたのですね。
これだけのあいだパチンコに行かなかったのは、ほんとうにすごいことだと思います。おめでとうございます。
あとは、そのまま無の状態を目指すだけですね。パチンコ店に近づくと、リバウンドへの火だねを抱えることになるとも個人的には感じます。無の状態に達すれば、パチンコという存在自体が、人生から消えたような感じになりますよ。
私は4週間目でスリップしました。
行って負けてから自己嫌悪の日々です。
また、やり直しです。
ちなみに、今日禁スロット3日目です。
スリップしてしまうと、たしかに自己嫌悪におちいってしまうと思うのですが、それよりも、パチンコ店に1か月間も行かなかったことが本当にすごいことだと思います。
ギャンブル依存症の克服は、実績の積み重ねだと私は思っています。その失敗もきっと、成功のために必要な経験になってくれるのではないでしょうか?
前は1か月いけた、それなら、2か月もいけるはず。そのようにして期間を伸ばしていけば、いずれは完全に脱出できると思います。ぜひまたトライしてみてください! 応援しております。